2025年10月31日午後、遊戯王マスターデュエルの公式アカウントが発表したリミットレギュレーション(禁止制限改訂)に、プレイヤーコミュニティが騒然としています。
環境で使用率トップクラスだった「召命の神弓-アポロウーサ」が禁止、そして長年議論されてきた「墓穴の指名者」が制限に。
計11枚のカードが影響を受ける大規模改訂です。
⚡ 速報
SNS上では「神改訂」「運営の本気を感じる」と賞賛の声が相次ぎ、多くのプレイヤーが環境の健全化を歓迎しています。
この記事では、今回の改訂内容を完全解説し、各カード規制の理由と環境への影響を詳しく見ていきます。

📋 この記事でわかること
📅 2025年11月7日実施!リミットレギュレーションとは
今回のリミットレギュレーションは、2025年11月7日に適用されます。
リミットレギュレーションとは、簡単に言えば「デッキに入れられるカードの枚数を制限するルール」のことです。
強力すぎるカードをそのまま放置すると、ゲームバランスが崩れてしまいます。
そのため、定期的にカードの使用枚数を調整しているんですね。
🎯 3つの規制レベル
リミットレギュレーションには3つのレベルがあります。
🚫 禁止カード:デッキに1枚も入れられない(使用不可)
⚠️ 制限カード:デッキに1枚まで入れられる(3枚→1枚に減少)
⏸️ 準制限カード:デッキに2枚まで入れられる(3枚→2枚に減少)
今回の改訂では、合計11枚のカードがこれらの規制対象となりました。
🎮 マスターデュエル独自の規制基準
実は、マスターデュエルのリミットレギュレーションは、実物のカードゲーム(OCG)とは別の基準で決められています。
インサイドの報道によると、デジタルゲームならではの環境バランスを重視した調整が行われているとのこと。
OCGでは無制限でも、マスターデュエルでは規制されるカードも珍しくありません。
⚡ アポロウーサ禁止の衝撃:5年の歴史に幕
今回の改訂で最も話題になっているのが、「召命の神弓-アポロウーサ」の禁止指定です。
アポロウーサは2020年に登場して以来、5年間にわたって環境トップクラスの使用率を誇ってきました。
💪 アポロウーサの強さとは
アポロウーサは、相手のモンスター効果を無効にできるリンク4モンスターです。
素材縛りが「カード名が異なるモンスター2体以上」と非常に緩く、どんなデッキでも簡単に出せてしまう点が最大の強みでした。
攻撃力を800下げることで、相手のモンスター効果を何度でも無効化できます。
つまり、展開力のあるデッキなら、初手で「相手の動きを2〜4回止められる妨害カード」を簡単に用意できてしまったんです。
❓ なぜ今禁止になったのか
実は、アポロウーサは登場当初から「強すぎる」と言われ続けてきました。
最初はペンデュラムデッキや一部の超展開デッキだけが使える「特権カード」だったんですね。
しかし、カードパワーのインフレが進むにつれ、多くのデッキが簡単にアポロウーサを出せるようになりました。
📊 現在の使用率
使用率ランキングで手札誘発に次ぐトップ10入り。
「リンク4なのに、ほぼ全てのデッキに入っている」という異常事態が続いていました。
遊戯王カードリストの解説では、アポロウーサが環境に与える影響について「先攻封殺のゴール的存在になっている」と指摘されています。
💬 プレイヤーの反応
今回の禁止指定について、SNS上では「やっと」「残当(残念だが当然)」という声が多数。
一方で、「もっと早く禁止にすべきだった」「なぜ今のタイミング?」という意見もあります。
イラスト違いカードを持っているプレイヤーからは、補填措置への関心も高まっています。
📜 全規制カードリスト一覧
今回のリミットレギュレーションで影響を受けるカードの全容を見ていきましょう。
🚫 禁止カード(4枚)
デッキに1枚も入れられなくなるカードです。
- 召命の神弓-アポロウーサ:モンスター効果を無効にするリンク4モンスター
- ヴェルズ・ウロボロス:ランク4エクシーズモンスター(ライゼオルデッキで使用)
- 魔封じの芳香:魔法カードをセットしないと発動できなくする永続罠
- アーティファクト-ミョルニル:相手の魔法・罠カードを破壊できるモンスター
⚠️ 制限カード(4枚)
デッキに1枚までしか入れられなくなります。
- ソード・ライゼオル:ライゼオルデッキの初動カード
- エクス・ライゼオル:ライゼオルデッキの初動カード
- 墓穴の指名者:手札誘発を無効化できる速攻魔法
- M∀LICE<P>Cheshire Cat(チェシャ):マリスデッキのキーカード
⏸️ 準制限カード(1枚)
デッキに2枚まで入れられるようになります。
- ドロール&ロックバード:相手のドローを妨害する手札誘発
✅ 無制限復帰(2枚)
制限が解除され、3枚入れられるようになります。
- 白銀の城の竜飾灯:ラビュリンステーマのサーチカード
- 白銀の城の火吹炉:ラビュリンステーマのサポートカード
🎯 墓穴の指名者制限:増G以来の全デッキ影響
今回の改訂で、アポロウーサ禁止と並んで注目されているのが「墓穴の指名者」の制限です。
実は、この規制は「増殖するG」の準制限以来となる、全デッキに影響を与えるレベルの大型規制なんです。
🃏 墓穴の指名者の役割
墓穴の指名者は、相手の墓地のモンスター1体を除外し、そのカードと同名カードの効果を次のターン終了時まで無効にする速攻魔法です。
主な使い道は「手札誘発の無効化」。
相手が「灰流うらら」や「増殖するG」などの手札誘発を使ってきたとき、墓穴の指名者を発動すれば、その効果を無効にできます。
つまり、先攻プレイヤーが安全に展開するための「保険カード」として機能していたんですね。
❓ なぜ制限されたのか
マスターデュエル環境の詳細分析では、墓穴の指名者が「先行優位を助長するカード」として長年問題視されてきたと指摘されています。
先攻プレイヤーが墓穴を持っていると、後攻プレイヤーの手札誘発が機能しなくなります。
その結果、先攻プレイヤーは妨害されずに強力な盤面を作り、後攻プレイヤーは何もできずに負ける…という展開が頻発していました。
💡 規制の狙い
「誘発がちゃんと誘発として仕事する、やり取りが発生するデュエルの楽しさ」を取り戻すための規制です。
🌐 全デッキへの影響
墓穴の指名者は、デッキタイプを問わず多くのデッキに3枚採用されていました。
制限によって1枚しか入れられなくなると、引ける確率が大幅に下がります。
つまり、どのデッキも「誘発を確実に防げる」という保証がなくなり、デッキ構築や立ち回りの見直しが必要になるんです。
これは環境全体に影響を与える、非常に大きな変化と言えます。
🎴 ライゼオル規制:環境トップデッキへの調整
環境トップクラスの強さを誇っていた「ライゼオル」デッキにも、規制の波が押し寄せました。
ソード・ライゼオルとエクス・ライゼオルという、2枚の重要な初動カードが制限指定されています。
⚔️ ライゼオルデッキの特徴
ライゼオルは、「ランク4のエクシーズモンスターしか出せない」という制約を持つ代わりに、圧倒的な展開力と安定性を誇るデッキです。
下級モンスターが相互にサーチ・リクルートできる構造になっており、1枚からレベル4モンスターを4体並べることができます。
そして、強力な妨害効果を持つ「ライゼオル・デッドネーダー」などのエクシーズモンスターを複数体展開し、相手の動きを封じ込めます。
📉 規制の影響
ソード・ライゼオルとエクス・ライゼオルは、どちらも1枚から展開をスタートできる初動カードです。
この2枚が制限されることで、初動の安定性が大きく低下します。
ゲームエイトのデッキ解説によると、ライゼオルデッキは「初動の引き込み」が非常に重要なデッキ。
制限によって初動を引ける確率が下がるため、展開に失敗するリスクが高まるでしょう。
❓ まだライゼオルは使えるのか?
結論から言うと、ライゼオルは規制後も十分に戦えるデッキです。
初動カードが減っただけで、展開ルート自体は変わっていません。
また、「ノード・ライゼオル」など他の展開補助カードも存在するため、構築を調整すれば問題なく使用できます。
ただし、「初動を引けないときのリスク」が高まるため、安定性重視のプレイヤーは別のデッキを検討するかもしれませんね。
🎫 引換券制度とは:イラスト違いカード保護の新システム
今回の改訂で初めて導入されるのが「引換券」制度です。
これは、規制されたカードのイラスト違いバージョンを持っているプレイヤーへの補填措置なんです。
🔄 引換券制度の仕組み
通常、マスターデュエルでは規制されたカードを分解すると、ボーナスのクラフトポイント(CP)が貰えます。
しかし、イラスト違いカードは通常版よりも入手が困難で、課金して手に入れたプレイヤーも多い特別なカードです。
そこで、イラスト違いカードが規制された場合、「引換券」アイテムと交換できるようになりました。
この引換券を使えば、別のイラスト違いカードと交換できる予定です。
🎨 対象カード:イラスト違いアポロウーサ
今回の引換券制度の対象は、禁止指定された「召命の神弓-アポロウーサ」のイラスト違いカードです。
公式発表では「引換券アイテム実装時に交換できる」とされており、実装までは分解せずに保管しておく必要があります。
⚠️ 重要な注意点
🚨 今すぐイラスト違いアポロウーサを分解してはいけません
引換券システムが実装される前に分解してしまうと、通常の分解ボーナスCPしか貰えず、引換券は入手できません。
公式も「引換券実装まで保管してください」と注意を呼びかけています。
課金して手に入れたイラスト違いカードを持っているプレイヤーは、必ず引換券実装を待ちましょう。
🔮 環境への影響予想:どのデッキが有利になる?
さて、これだけ大規模な規制が実施されると、環境がどう変化するのか気になりますよね。
ここでは、今回の改訂による環境への影響を予想していきます。
📉 先行制圧デッキの弱体化
アポロウーサ禁止と墓穴制限により、「先攻で強力な妨害を並べて相手を封殺する」タイプのデッキが大きく弱体化します。
特に、アポロウーサに依存していた展開デッキは、代わりの妨害手段を用意する必要があります。
墓穴の制限により、手札誘発を確実に防げる保証もなくなりました。
つまり、「先攻を取れば勝ち」という環境から、「後攻でも十分戦える」環境へと変化する可能性が高いんです。
📈 手札誘発の重要性が上昇
墓穴の指名者が制限されたことで、手札誘発がより機能しやすくなります。
「灰流うらら」「増殖するG」「原始生命態ニビル」などの手札誘発は、今後さらに重要度が増すでしょう。
デッキ構築時に、手札誘発の採用枚数を増やすプレイヤーが増えると予想されます。
🔄 後攻捲りデッキの台頭
先行制圧が弱まることで、後攻から盤面を捲るタイプのデッキが有利になります。
「ライトニング・ストーム」「羽根帚」などの捲りカードが、より効果的に機能する環境になるでしょう。
また、盤面に依存しない墓地・手札リソースを活用するデッキも注目されそうです。
🎯 注目デッキの予想
規制後の環境で注目されるデッキとして、以下が挙げられます。
- マリス(M∀LICE):一部規制を受けたものの、依然として強力な展開力を維持
- 烙印融合:盤面外のリソースを活用し、手札誘発に強い
- メメント:墓地リソースを活用する特性上、盤面破壊に強い
- 海皇:後攻からの捲り性能が高く、新環境に適応しやすい
ただし、これらはあくまで予想です。
実際の環境は11月7日の適用後、プレイヤーたちの試行錯誤によって形成されていくでしょう。
📝 まとめ:2025年11月の大規模改訂で環境激変
今回のリミットレギュレーションの重要ポイントをまとめます。
- 適用日は2025年11月7日:この日から新しい規制が適用される
- アポロウーサ禁止が最大の話題:5年の歴史に幕、先行制圧の象徴が消える
- 墓穴制限で全デッキ影響:増G規制以来の大型規制、先行ゲー是正へ
- ライゼオルも規制対象:環境トップデッキの初動安定性が低下
- 引換券制度が初導入:イラスト違いカード保護の新システム
- 環境は健全化の方向へ:先行ゲーから、やり取りのあるデュエルへ
今回の改訂は、マスターデュエルの運営が環境の健全化に本気で取り組んでいることを示す内容です。
「神改訂」と評価するプレイヤーも多く、11月7日以降の新環境への期待が高まっています。
💭 あなたのメインデッキは今回の規制で影響を受けましたか?
新環境に向けて、デッキ構築の見直しを始めてみてはいかがでしょうか。
🔗 参考文献
❓ よくある質問(FAQ)
Q1: リミットレギュレーションはいつから適用されますか?
2025年11月7日から適用されます。この日以降、新しい規制が有効になります。
Q2: アポロウーサはなぜ禁止になったのですか?
素材縛りが緩く、ほぼ全てのデッキに採用される汎用性の高さと、先行制圧を助長する効果が問題視されたためです。
Q3: 墓穴の指名者の制限は環境にどう影響しますか?
全デッキに影響する大型規制で、手札誘発がより機能しやすくなり、先行ゲーの是正が期待されます。
Q4: ライゼオルデッキは規制後も使えますか?
初動の安定性は低下しますが、展開ルート自体は変わっていないため、構築を調整すれば十分に戦えるデッキです。
Q5: 引換券制度とは何ですか?
規制されたイラスト違いカードを持っているプレイヤーへの補填措置で、別のイラスト違いカードと交換できるシステムです。
Q6: イラスト違いアポロウーサは今すぐ分解していいですか?
いいえ。引換券実装まで保管してください。実装前に分解すると引換券が貰えません。
Q7: 規制後はどのデッキが強くなりますか?
マリス、烙印融合、メメント、海皇などが注目されていますが、実際の環境は適用後に形成されていきます。
Q8: 今回の規制は何枚のカードが対象ですか?
計11枚のカードが影響を受けます(禁止4枚、制限4枚、準制限1枚、無制限復帰2枚)。