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榎本由美さん死去、60歳|誰?死因は?代表作「児童養護施設の子どもたち」の漫画家

2025年11月12日、スポニチアネックスが報じた一報に、多くの漫画ファンが驚きを隠せませんでした。

90年代のレディースコミック界を代表する漫画家・榎本由美さんが、わずか60歳でこの世を去っていたのです。11月4日に永眠し、葬儀は親族のみで静かに執り行われたことが、息子さんの公式SNSを通じて明らかになりました。

児童虐待や社会問題という誰もが目を背けたくなるテーマに、真摯に向き合い続けた一人の漫画家の人生が幕を閉じました。

榎本由美さん死去、60歳|誰?死因は?代表作「児童養護施設の子どもたち」の漫画家

榎本由美さん死去、60歳|誰?死因は?代表作「児童養護施設の子どもたち」の漫画家



 

📰 榎本由美さんとは?60歳で突然の訃報―息子がSNSで報告

榎本由美さんは、1986年にデビューした漫画家です。

特に1990年代には、大人の女性向け漫画である「レディースコミック」の分野で多くの作品を発表し、名を馳せました。代表作には、児童虐待をテーマにした社会派コミック「児童養護施設の子どもたち」「愛のこどもたち」「壊れる家庭」などがあります。

 

 

 

💬 息子さんが公式Instagramで訃報を報告

2025年11月4日に永眠されたことを、息子さんが公式Instagramで報告しました。

投稿には榎本さんの写真が添えられ、「榎本由美の息子です。11月4日 母が永眠しました。葬儀は先日、親族のみで行いました」と記されています。

また、「香典や供花につきましては、辞退させていただきたく、お気持ちだけ有り難く受け取らせていただけますと幸いです」と、遺族の意向が丁寧に伝えられました。

 

👥 漫画家仲間も追悼―展覧会開催中の出来事

11月9日には、榎本さんと展覧会を開催中だった漫画家仲間の森園みるく氏も、榎本さんの訃報を報告しています。

森園氏は「榎本由美先生が急性呼吸不全で急逝されました」と明かし、突然の別れに衝撃を受けたことを表現しました。まだ一緒に展覧会を開催している最中の出来事だったため、関係者の驚きは計り知れないものだったでしょう。

💡 では、榎本さんの死因とされる「急性呼吸不全」とは、一体どういう状態なのでしょうか?

 

🏥 死因は急性呼吸不全―突然訪れた別れに関係者も衝撃

榎本さんの死因は、「急性呼吸不全」と報告されています。

しかし、多くの人にとって「急性呼吸不全」という言葉は聞き慣れないものかもしれません。これは一体どういう状態なのでしょうか。

 

 

 

❓ 急性呼吸不全とは?突然呼吸ができなくなる状態

急性呼吸不全とは、日本呼吸器学会の説明によると、何らかの原因で肺でのガス交換が急速に悪化し、血液中の酸素濃度が低下する状態のことです。

簡単に言えば、「突然、呼吸がうまくできなくなり、体内の酸素が不足する状態」ということになります。

東京御嶽山呼吸器内科クリニックの解説によれば、急性呼吸不全の最も特徴的な点は、前兆なく突然発症することが多いということです。数時間から数日の間に急激に症状が進行し、患者さんは急に息苦しさを感じたり、呼吸が浅くなったりします。

 

🔍 どんな原因で起こるのか?

急性呼吸不全を引き起こす原因は様々です。

代表的なものとしては、肺炎、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、急性肺血栓塞栓症、自然気胸などが挙げられます。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎が、感染症や心不全などをきっかけに急性増悪することもあります。

榎本さんの場合、具体的にどの疾患が原因だったのかは公表されていません。

 

⚠️ 緊急性が高く、命の危険も

急性呼吸不全は、酸素が生命の維持に不可欠なため、迅速な対応が求められる重篤な状態です。

酸素投与や人工呼吸器による呼吸補助が必要になることも多く、治療の第一歩は原因疾患の特定と、それに対する適切な治療になります。

まだ60歳という、これからも活躍できる年齢での突然の訃報に、多くの関係者が衝撃を受けたことは想像に難くありません。

💭 それでは、榎本さんはどんな作品を描いていたのでしょうか? 次は代表作について詳しく見ていきます。

 

📚 代表作「児童養護施設の子どもたち」―誰もが目を背けたいテーマに真正面から向き合った

榎本さんの代表作である「児童養護施設の子どもたち」は、児童虐待という重いテーマを扱った社会派コミックです。

この作品は、虐待を受けた子どもたちが児童養護施設で過ごす日々を描いています。

 

 

 

😢 生ゴミを食べるほどの虐待―衝撃的だが希望を失わない物語

まんが王国の作品紹介によると、主人公の恵子は、継母から壮絶な虐待を受けています。

小学校に上がった日も御馳走どころかご飯も出ず、流しの生ゴミをそっと口に入れる。身体を縛られ、口をガムテープでふさがれた恵子が生きるために必死にできたことは、母が縛り忘れた足で窓を突き破り外の世界に出ることだけでした。

想像を絶する描写ですが、ホンシェルジュのレビューによれば、この作品は1話完結型になっており、ほとんどの話が「明日への希望」を残すラストになっているため、後味は決して悪くありません。

 

✨ 虐待の実態を描きながらも、子どもたちの強さを表現

作品では、虐待の実状だけでなく、施設に入っても大人が介入しきれない子どもたちの世界、里親の問題、世間からの差別なども鋭く描かれています。

主人公の恵子は優しい性格ですが、虐待の経験や施設での生活から人を見る目がシビアな面も持っています。時には大人なみの洞察力と行動力を発揮し、施設で起きる問題に向き合っていきます。

 

📖 続編や関連作品も多数

「児童養護施設の子どもたち」は2巻で完結していますが、続編として「新・児童養護施設の子どもたち」も発表されています。

こちらでは、母親にネグレクト(育児放棄)された少女・擁子の物語が描かれています。ゴミ屋敷で暮らし、ろくに食事も与えられず、風呂にも入れない日々。そんな過酷な環境から救い出された擁子のその後を描いた作品です。

 

🌟 その他の代表作―社会問題を一貫して描き続けた

榎本さんは「児童養護施設の子どもたち」以外にも、「愛のこどもたち」「壊れる家庭」といった社会派作品を発表しています。

また、不妊治療をテーマにした「ああ不妊治療~8年・1000万費やしたアラフォー漫画家の体当たりコミックエッセイ~」や、セルフ・ネグレクトを扱った作品など、誰もが簡単には触れたくない社会問題に一貫して向き合い続けました。

🎨 こうした社会派作品を描き続けた榎本さん。 次は、彼女の40年近いキャリアを振り返ります。

 

📅 1986年デビュー、90年代レディースコミック界を代表する存在に―40年近いキャリア

ここまで榎本さんの代表作を紹介してきましたが、彼女はどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。

 

 

 

🎬 新書館「グレープフルーツ」でデビュー

榎本さんは、めちゃコミックの作家ページによると、1986年に新書館の少女漫画誌「グレープフルーツ」でデビューしました。

デビュー作は「サムタイム・サムシング」という作品です。最初はホラー漫画を描いていましたが、その後レディースコミックの分野に転向していきます。

 

🌸 1990年代にレディースコミックを量産

1990年代には、「ソニア」「Feel」「Hime」などのレディースコミック誌で多数の作品を発表し、このジャンルを代表する漫画家の一人となりました。

2005年からはコンビニ青年実話誌、2010年から2013年にはグリム童話誌でも活動。常に新しい挑戦を続けていたことがわかります。

 

💻 電子書籍時代にも積極的に対応

2015年には、電子書籍版「児童養護施設の子どもたち」の配信を開始。

Amazon著者ページによれば、まんが王国、Renta、めちゃコミック、イーブック、Kindleなど、多数のプラットフォームで作品を展開していました。

さらに、note、pixiv、漫画図書館Zなどでも作品を公開。無料で読める作品も提供するなど、読者との距離を縮める努力を続けていました。

 

🌅 「早寝早起き漫画家」を自称―規則正しい生活

榎本さんは自身のプロフィールで「早寝早起き漫画家」と自称していました。

漫画家といえば夜型のイメージが強いですが、榎本さんは規則正しい生活を送りながら、コンスタントに作品を発表し続けていたようです。

 

🎨 AIイラストやNFTにも挑戦

晩年は、漫画だけでなくAIイラストやNFTクリエイターとしても活動していました。

新しい技術にも積極的に取り組む姿勢は、40年近いキャリアの中でも変わることがなかったようです。

📌 ここまで何度か「レディースコミック」という言葉が出てきましたが、これは一体どんなジャンルなのでしょうか?

 

📖 レディースコミックとは?少女漫画との違いを10代にも分かりやすく

ここまで何度か「レディースコミック」という言葉が出てきました。

でも、若い世代の人にとっては「レディースコミックって何?」「少女漫画と何が違うの?」と疑問に思うかもしれません。最後に、このジャンルについて分かりやすく解説します。

 

 

 

👩 元々は「20代以上の大人の女性向け漫画」の総称だった

Wikipediaのレディースコミック項目によると、レディースコミック(レディコミと略されます)は、元々は20代以上の女性を読者対象とする女性漫画の総称でした。

レディースコミックの元祖は、1979年に創刊された講談社の『Be in LOVE』とされています。1981年には小学館から『For Lady』が創刊されるなど、1980年代前半に、少女漫画の読者層よりも上の年齢を対象とするジャンルとして定着しました。

 

🆚 少女漫画との違いは?

一番の違いは、対象年齢です。

Wikipedia女性漫画項目の説明によれば、少女漫画は未成年女性を想定した漫画であるのに対し、レディースコミック(女性漫画)は大人の女性向けです。

内容面でも違いがあります。少女漫画が学校生活や初恋を中心に描くのに対し、レディースコミックは仕事、結婚、出産、育児、介護、不倫など、大人の女性が直面する様々なテーマを扱います。

また、表現の自由度も異なります。少女漫画では描けないような性描写や、より生々しい人間関係の描写も、レディースコミックでは可能になります。

 

🔄 現在は意味が変化―性描写を含む作品を指すことも

ただし、現在では「レディースコミック」という言葉の意味が少し変わってきています。

性描写を主眼とする作品や、実話に基づいた不倫・嫁姑問題・対人トラブルを禍々しく描写した作品を指すことが多くなりました。そのため、「レディコミ」と聞くと、過激な内容の漫画をイメージする人も増えています。

 

⭐ 榎本さんは社会派テーマを描き続けた稀有な存在

このように、性描写が注目されがちなレディースコミックというジャンルの中で、榎本さんは児童虐待や社会問題といった重いテーマを一貫して描き続けました。

「大人の女性向け」というジャンルの特性を活かしながら、誰もが目を背けたくなる現実を直視し、作品として発表し続けた。それが榎本由美さんという漫画家の特徴だったと言えるでしょう。

 

 

 

📝 まとめ:60歳で突然の別れ―社会問題に向き合い続けた漫画家の人生

榎本由美さんは、2025年11月4日に急性呼吸不全で60歳という若さでこの世を去りました。

  • 児童虐待という重いテーマに真正面から向き合った:代表作「児童養護施設の子どもたち」では、生ゴミを食べるほどの虐待を受けた子どもたちの姿を描きながらも、希望を失わない物語を紡ぎました。

  • 40年近いキャリアで常に挑戦し続けた:1986年のデビューから、ホラー、レディースコミック、実話劇画、グリム童話と様々なジャンルに挑戦。晩年はAIイラストやNFTにも取り組んでいました。

  • 90年代レディースコミック界を代表する存在:大人の女性向けというジャンルの中で、性描写ではなく社会問題を描き続けた稀有な漫画家でした。

  • 電子書籍時代にも積極的に対応:多数のプラットフォームで作品を展開し、無料公開も行うなど、読者との距離を縮める努力を続けていました。

  • 息子さんの丁寧な報告:公式SNSでの訃報報告は、榎本さんの人柄を感じさせる丁寧なものでした。

 

誰もが目を背けたくなる児童虐待や社会問題というテーマに、40年近くにわたって真摯に向き合い続けた榎本由美さん。彼女が残した作品は、今後も多くの人々に社会問題を考えるきっかけを与え続けるでしょう。

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

💭 よくある質問(FAQ)

Q1. 榎本由美さんとはどんな漫画家ですか?

1986年にデビューし、90年代のレディースコミック界を代表する漫画家です。児童虐待などの社会問題を一貫して描き続けた作家として知られています。

Q2. 榎本由美さんの死因は何ですか?

急性呼吸不全と報告されています。突然呼吸がうまくできなくなり体内の酸素が不足する状態で、前兆なく発症することが多い重篤な疾患です。

Q3. 代表作「児童養護施設の子どもたち」はどんな作品ですか?

児童虐待をテーマにした社会派コミックで、虐待を受けた子どもたちが児童養護施設で過ごす日々を描いています。衝撃的な内容ながら、希望を残すラストが特徴です。

Q4. レディースコミックとは何ですか?

元々は20代以上の大人の女性向け漫画の総称でした。現在は性描写を含む作品や実話系作品を指すことが多く、少女漫画より表現の自由度が高いジャンルです。

 

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