📋 この記事でわかること
「チョコが買えない」ではなく「チョコを選び直す」バレンタインがやってきた。
カカオ豆の価格が2年で約5倍に急騰し、百貨店では1粒400円を超えるチョコも珍しくなくなった。そんな中、注目を集めているのが「代替チョコ」だ。
ヒマワリの種やゴボウから作られた、カカオを使わない新しいチョコレートとは?
カカオなしでも「チョコの味」!代替チョコが続々登場
代替チョコとは、カカオを使わずにチョコレートの味わいを再現した新しいスイーツのこと。全国のイオン系列約5,300店舗で、321円から購入できる。
代表的な商品が、トップバリュの「チョコか?」シリーズだ。
🌻 原料はなんと「ヒマワリの種」
ドイツのPlanet A Foods社が開発した「ChoViva」という素材を使用。本物のカカオと同じように発酵・焙煎して作られている。
価格はブロックタイプ(80g)が321円、ビスケットタイプ(約12枚入り)が398円。百貨店のチョコが1粒400円を超える中、この価格は魅力的だ。
しかも、ヒマワリの種は約半年で収穫できる。何年もかかるカカオ豆と違い、環境への負荷も低い。「お財布にも地球にも優しい」という新しい選択肢が生まれている。
しかし、代替チョコにはさらに驚きの原料を使ったものがある。
「ゴボウ」がチョコに!? 香り成分8割一致の衝撃
ゴボウには、チョコレートの香り成分
10種のうち8種が含まれている
つまり、科学的に見て「ほぼチョコと同じ香り」を持っているのだ。
この事実を活かしたのが、あじかんの「GOVOCE(ゴボーチェ)」。価格は324円で、ビターチョコレートのような風味が楽しめる。ナッツや小麦を思わせる香ばしさもあり、カフェインを含まないのも特徴だ。
「え、ゴボウ!?」と思うかもしれない。でも考えてみてほしい。あの土っぽい香りと、チョコレートの深い香りに共通点があるなんて、言われるまで気づかなかった人がほとんどだろう。
食べ慣れた野菜が、実は高級チョコの代わりになる。
これは単なる「安い代用品」ではなく、科学が証明した新しい発見だ。
では、なぜここまで代替チョコが注目されるのか?その背景には、カカオ豆の異常事態がある。
カカオ価格「4.74倍」の衝撃──なぜここまで高騰したのか
カカオ豆の価格が、歴史的な高騰を続けている。
2024年4月、ニューヨーク市場でカカオ価格は1トンあたり1万ドルを突破。同年12月には1万2000ドルを超え、史上最高値を更新した。
📈 カカオ価格の上昇率
2022年比 約4.74倍
100円だった板チョコが、474円になる計算
現在は6000ドル近辺まで下がったものの、依然として高止まりが続いている。
原因は、世界のカカオ豆の約7割を生産する西アフリカの異常気象と病害だ。ガーナやコートジボワールでは、気候変動による干ばつや豪雨、そしてカカオの木を枯らす病気が広がり、生産量が激減した。
遠いアフリカの天候が、日本のバレンタインに影響する。
グローバル経済のつながりを、私たちは身をもって感じることになった。
スーパーの板チョコ(50g)も200円前後まで値上がりしている。百貨店では1粒400円超のチョコが当たり前になり、コンビニおにぎり3個分の値段で1粒──そんな時代が来ている。
こうした背景の中で、2025年のバレンタインはどう変わるのか?
2025年バレンタイン、注目は「ファミチョコ」と「脱チョコ」
2025年のバレンタインは「ファミチョコ」と「脱チョコ」がキーワードになりそうだ。
👨👩👧👦 ファミチョコとは?
家族で一緒に食べて楽しむバレンタインチョコのこと。父親や祖父に贈るケースも増えている。
チョコレートジャーナリストの市川歩美氏は「ファミチョコが浸透していくのではないか」と予測。「身内だと価格やお返しにも気を遣わない。自分も食べられる」という点がウケているようだ。
一方、「脱チョコ」の動きも加速している。百貨店ではチョコレート以外のバレンタインギフトが前年の2倍に増加。松屋銀座では、トルコの伝統菓子を使った「エンジェルヘアチョコレート」など、カカオに頼らない新しいスイーツが登場している。
また、国産食材を使ったチョコも前年比3割増。円安で輸入品が高騰する中、国産素材への注目が高まっている。
義理チョコの文化が薄れ、「誰かのため」から「自分のため」「家族のため」へ。バレンタインの形そのものが変わりつつある。
まとめ
カカオ価格の高騰で、バレンタインの選択肢が広がっている。ヒマワリの種やゴボウを使った代替チョコは321円から購入可能。イオン系列約5,300店舗で手に入る。
今年のバレンタイン、あなたは"本物のチョコ"にこだわる?
それとも新しい選択肢を試してみる?
代替チョコは本当に「チョコレート」と呼べるのか。答えは、あなたの舌が決める。
よくある質問(FAQ)
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