リアルタイムニュース.com

今を逃さない。瞬間を捉える。あなたの時代を映す鏡

ルヴァン杯決勝で細谷真大がベンチの理由は?山之内佑成って誰?柏vs広島の先発発表で起きた3つの異例

⚽ 2025年11月1日午後1時5分、国立競技場。

ルヴァンカップ決勝の先発メンバーが発表され、サッカーファンの間に驚きが広がりました。

 

柏のエースストライカー・細谷真大がベンチスタート、代わりに東洋大学在学中の山之内佑成が先発に名を連ねたのです。

12年ぶりの優勝を目指す柏レイソルと、3年ぶりの栄冠を狙うサンフレッチェ広島。

 

この大一番の舞台裏には、いくつもの物語がありました。

 

国立競技場のピッチでウォーミングアップする柏レイソルと広島の選手たち、両チームのサポーターで埋め尽くされた満員のスタンド、日本人選手と日本語の応援幕を生成AIで作成したリアルなイメージ

国立競技場のピッチでウォーミングアップする柏レイソルと広島の選手たち、両チームのサポーターで埋め尽くされた満員のスタンド、日本人選手と日本語の応援幕を生成AIで作成したリアルなイメージ



 

 

⚡ エース細谷がベンチスタート - 先発発表の衝撃

柏レイソルの先発発表を見た瞬間、多くのファンが目を疑いました。

背番号9・細谷真大の名前が、ベンチメンバーの欄にあったのです。

 

代わりに先発に名を連ねたのは、垣田裕暉と小泉佳穂。細谷は途中出場に備え、ベンチで出場の時を待つことになりました。

 

💡 実は細谷、つい3週間前の準決勝・川崎フロンターレ戦では、途中出場から2得点の大活躍を見せていました。

 

第1戦で1-3と敗れ、第2戦でも開始4分に失点。2戦合計で3点差というピンチの場面で、後半から投入された細谷が流れを変えたのです。

サッカーダイジェストによると、77分にヘディングで同点ゴール、そして後半アディショナルタイムに劇的な逆転ゴール。

 

 

 

柏を決勝に導いた立役者が、なぜ大一番でベンチスタートなのか。

リカルド・ロドリゲス監督の戦術的判断と見られていますが、試合開始を前に、この選択が吉と出るか凶と出るか、誰にも分かりませんでした。

 

⬇️

では、細谷に代わって先発に名を連ねた選手とは?

 

🎓 東洋大生・山之内佑成が2大会連続で決勝先発という異例

細谷に代わって先発に名を連ねた選手の中に、注目すべき名前がありました。

山之内佑成、東洋大学4年生。

 

大学生のまま、プロチームの公式戦に出られる「特別指定選手」として柏に登録されている選手です。2026年シーズンからの柏加入が既に内定しています。

 

📊 史上初の記録

ルヴァン杯決勝に東洋大の在学生が先発するのは、実は2年連続。前回2024年大会では、新潟の稲村隼翔(当時東洋大、現セルティック)が決勝でフル出場しました。

2大会連続で東洋大在学中の選手が決勝スタメンに名を連ねるのは、史上初めてのことです。

 

 

 

そして山之内には、もう一つ興味深いエピソードがあります。

今年6月、天皇杯2回戦。東洋大は、なんと山之内の内定先である柏レイソルと対戦しました。

 

試合はスコアレスで延長戦に突入。延長後半2分、山之内が豪快な左足シュートを決めて、東洋大が先制。

ゲキサカの報道によると、最終的に2-0で、大学生がJ1の強豪を破るジャイアントキリングを達成したのです。

 

✨ あの日、内定先の柏に勝利したDFが、今日は味方として決勝のピッチに立つ。

 

準決勝第1戦の川崎F戦では後半から投入され、右サイドで攻撃を活性化。ロドリゲス監督から「難しい試合展開、プレッシャーのかかる中で素晴らしいパフォーマンス」と高評価を得ていました。

この評価が、決勝での先発起用につながったのでしょう。

 

⬇️

試合前には、もう一つの感動的なイベントが

 

💐 工藤壮人さんの娘がレフェリーエスコート - 両チームに愛された選手

試合前、もう一つの注目イベントがありました。

工藤壮人さんのまな娘が、レフェリーエスコートを務める予定になっていたのです。

 

工藤壮人さん。

サッカーファンなら、この名前に特別な想いを持つ人も多いはずです。

 

 

 

1990年生まれ、柏レイソルの育成組織で9年間を過ごし、2009年にトップチームに昇格。2010年のJ2では10得点を挙げてJ1昇格に貢献し、2011年にはクラブ史上初のJ1リーグ制覇の立役者となりました。

 

🏆 破られない記録

実は工藤さん、柏でJ1リーグ56得点を記録しています。これは今も破られていない、クラブ史上最多の得点記録です。

 

その後、カナダのバンクーバー・ホワイトキャップスを経て、2017年からサンフレッチェ広島でプレー。2019年には山口へ期限付き移籍し、その後オーストラリアや宮崎でもプレーを続けました。

日本代表としても4試合に出場し、2得点を記録した実力者でした。

 

2022年10月21日、工藤さんは水頭症のため32歳の若さで亡くなりました。

この日の決勝は、柏と広島の対戦。

 

工藤さんが青春を過ごした柏と、プロとして活躍した広島。両チームのサポーターにとって、工藤さんは特別な存在です。

まな娘によるレフェリーエスコートは、両チームのファンが一つになって工藤さんを追悼する、感動的な瞬間となる予定でした。

 

 

 

⬇️

両チームにとって、この決勝がどれほど特別か

 

🏆 柏は12年ぶり、広島は3年ぶり - 優勝へかける想い

柏レイソルにとって、このルヴァン杯決勝は特別な意味を持ちます。

前回の優勝は2013年。それから12年、柏はこのタイトルから遠ざかっていました。

 

クラブとしては1999年の初優勝、2013年の2度目の優勝に続く、3度目の栄冠を目指します。2020年には決勝まで進出しましたが、FC東京にPK戦の末に敗れ、準優勝に終わっていました。

 

一方のサンフレッチェ広島は、2022年に初優勝を果たしています。

実はこの時も、工藤さんへの追悼が行われていました。

 

💫 2022年の感動シーン

決勝の相手はセレッソ大阪。広島のベンチには工藤さんの背番号9のユニフォームが掲げられ、キックオフ前には黙祷が捧げられました。

両チームのサポーターがゴール裏に工藤さんを悼む横断幕を掲げ、試合は広島が逆転勝利。GKの大迫敬介はSNSで工藤さんのユニフォームに優勝メダルを添えて、勝利を報告しました。

 

 

 

あれから3年。

広島は2度目のルヴァン杯制覇を目指し、再び国立競技場のピッチに立ちます。今回も、工藤さんが見守る中での決勝となりました。

 

柏と広島は今季のリーグ戦で2度対戦し、いずれもドロー。

ホームゲームで0-0、アウェーゲームで1-1という結果でした。互角の力を持つ両チーム。タイトルをかけた一戦は、どちらに転んでもおかしくない状況です。

 


 

📝 この記事のポイントまとめ

  • 柏のエース・細谷真大がベンチスタート、代わりに垣田裕暉と小泉佳穂が先発
  • 東洋大4年・山之内佑成が先発起用、2大会連続で東洋大在学生が決勝スタメンに
  • 山之内は今年6月の天皇杯で内定先の柏に勝利しゴールも決めていた
  • 工藤壮人さんの娘がレフェリーエスコート、両チームで活躍した名選手への追悼
  • 柏は12年ぶり3度目広島は3年ぶり2度目の優勝を目指す大一番

 

午後1時5分のキックオフとともに、国立競技場で新たな歴史が刻まれようとしていました。

あなたは柏と広島、どちらが優勝すると思いますか?

 


 

❓ よくある質問(FAQ)

Q1: なぜ細谷真大はベンチスタートになったのですか?

リカルド・ロドリゲス監督の戦術的判断と見られています。細谷は準決勝で途中出場から2得点の活躍を見せており、決勝でも途中投入からの勝負を想定している可能性があります。

Q2: 山之内佑成選手はどんな選手ですか?

東洋大学4年生で、2026年シーズンから柏レイソル加入が内定している特別指定選手です。今年6月の天皇杯では内定先の柏と対戦し、延長戦で決勝ゴールを決めてジャイアントキリングを達成しました。

Q3: なぜ工藤壮人さんの娘がレフェリーエスコートを務めるのですか?

工藤壮人さんは柏と広島の両チームでプレーした名選手で、2022年に32歳で亡くなりました。両チームのファンに愛された選手への追悼として、まな娘がレフェリーエスコートを務めることになりました。

Q4: 柏と広島の優勝歴を教えてください

柏レイソルは1999年と2013年にルヴァン杯を制覇しており、今回は12年ぶり3度目の優勝を目指しています。サンフレッチェ広島は2022年に初優勝を果たしており、3年ぶり2度目の優勝を狙っています。

 

プライバシーポリシー / 運営者情報 / お問い合わせ