2025年9月16日午後、練り製品大手の紀文食品が衝撃的な発表を行いました。
9月1日に全国発売したばかりの新商品「The SURIMI(ザ・スリミ)」約24万個を、パッケージが膨らんで腐ったような臭いがする問題で全数回収するというのです。
「カニかまって腐るの?」多くの人がそう思ったかもしれません。
実は、発売からわずか15日での回収という異例の事態に、食品業界も驚いています。

もしあなたが「The SURIMI」を買って冷蔵庫にしまっている、
あるいは既に食べてしまったという場合、どうすればいいのでしょうか?
✅ なぜ24万個もの大量回収になったのか
✅ 食べてしまった人への健康影響(安心材料あり)
✅ 簡単で費用ゼロの返品方法
✅ 過去事例から見る紀文の対応実績
✅ 今後への影響予測
📋 この記事でわかること
📢 【速報】紀文食品「The SURIMI」24万個回収の全容
🚨 何が起きたのか?
9月16日、紀文食品は公式サイトで「The SURIMI」の緊急回収を発表しました。
問題となったのは、パッケージが風船のように膨らんでしまう現象と、開封すると腐ったような臭いがすることです。
実は、この回収は段階的に拡大されました:
1. 9月12日(第1報):一部の賞味期限の商品のみ回収対象
2. 9月16日(第2報):検査の結果、全ての商品を回収対象に拡大
紀文食品の発表によると、「他の生産ロットについても日付経過とともに不具合が生じる可能性があることが判明した」ため、
安全を最優先に全数回収を決定したということです。
🔍 なぜここまで大規模な回収に?
通常、食品の回収は特定の製造日や工場に限定されることが多いのですが、
今回は「The SURIMI」の全商品が対象となりました。
これは、紀文食品が社内で「より高い水準での検査」を実施した結果、
問題が一部の商品だけでなく、製造工程全体に関わる可能性があると判断したためです。
実は、発売から回収まで15日間というのは、食品業界でも異例の短期間です。
通常、問題が発覚してから回収決定まで数週間から数ヶ月かかることが多い中、紀文食品の迅速な対応は評価されています。
🔬 パッケージ膨張と腐敗臭の原因は?「The SURIMI」とは何か
✨ 「The SURIMI」ってどんな商品?
実は、「The SURIMI」は単なるカニかまではありません。
紀文食品が海外での「SURIMI」人気を日本に逆輸入する形で開発した、新しいブランドの商品です。
• アラスカ産すけそうだらを使用
• 「オシャレに楽しく、料理がパッと華やかになる」がコンセプト
• フランスなど海外では既に高級食材として人気
• 9月1日に全国発売開始
🎈 なぜパッケージが膨らんだの?
「パッケージが膨張する」というのは、食品が傷んだ時によく見られる現象です。
これは、商品の中で細菌が増殖し、ガスを発生させることで起こります。
身近な例で言えば、古いヨーグルトの蓋が膨らんだり、
肉のパックが膨らんだりするのと同じ現象です。
1. 製造過程で何らかの要因により細菌が混入
2. 時間の経過とともに細菌が増殖
3. ガス発生によりパッケージが膨張
4. 同時に腐敗臭も発生
👃 腐敗臭の正体は?
腐敗臭は、細菌が食品の成分を分解する際に発生する物質によるものです。
特に魚肉製品の場合、アンモニア系の臭いが発生しやすく、これが「腐った臭い」として感知されます。
紀文食品は「健康被害の恐れがございます」と警告していますが、
これは腐敗した食品を摂取することで食中毒などのリスクがあるためです。
🩺 食べてしまった人は大丈夫?健康への影響と対処法
✅ まず安心してください:現時点で健康被害の報告はゼロ
紀文食品の公式発表では、「現時点では、お客様からの健康被害のお申し出はありません」と明記されています。
これは非常に重要なポイントです。つまり、この商品を食べた人の中で、実際に体調不良を訴えた人はいないということです。
🚨 もし食べてしまった場合の対処法
• 激しい腹痛や下痢
• 高熱(38度以上)
• 激しい嘔吐が続く
• 意識がもうろうとする
• 軽い胃のむかつき程度
• 特に症状がない
• 食べてから時間が経っているが体調に変化なし
🤔 なぜ健康被害が報告されていないの?
実は、これにはいくつかの理由が考えられます:
1. 早期発見・早期対応:問題発覚から回収まで迅速だったため、多くの商品が消費される前に回収できた
2. 保存状態:冷蔵保存により、細菌の増殖速度が抑えられていた可能性
3. 個人差:軽度の品質不良の場合、健康な成人であれば大きな影響を受けにくい
ただし、これは「安全」を意味するものではありません。
メーカーが回収を決定した以上、該当商品は絶対に食べないでください。
📦 【完全ガイド】返品方法と連絡先、返金までの流れ
😊 返品はとても簡単です
紀文食品は消費者に負担をかけない返品システムを用意しています。
1. 商品を確認:手元にある「The SURIMI」全ての商品が対象
2. 送付先を確認:〒105-8626 東京都港区海岸2-1-7 株式会社紀文食品 お客様相談室
3. 必要情報を書いた紙を同封:
- 郵便番号・住所
- 氏名
- 電話番号
4. 着払いで発送:送料は紀文食品が負担(あなたの負担は0円)
5. 返金を待つ:後日、購入代金が送金される
📞 連絡先・相談窓口
フリーダイヤル:0120-012-778
受付時間:9時~17時(土日祝除く)
特別対応:9月20日・21日も受付対応
実は、この連絡先は平日だけでなく、土日も特別に対応してくれるという、
消費者を最優先に考えた対応です。
❓ こんな疑問にもお答えします
A:レシートがなくても返品可能です。商品そのものがあれば大丈夫。
Q:既に食べてしまった場合は?
A:空のパッケージでも返金対象になる可能性が高いです。まずは相談してみましょう。
Q:返金までどのくらいかかる?
A:一般的に2〜4週間程度ですが、今回の大量回収のため、多少時間がかかる可能性があります。
📊 紀文食品の過去事例と今後の対応、株価への影響は?
🔍 紀文食品の過去の回収対応
実は、紀文食品は過去にも迅速な回収対応を行っています:
• 2015年7月:「お湯で3分水餃子」に黒い樹脂片混入で自主回収
• 2023年8月:「鯛入り紀文ちくわ」で小麦表示ミスによる回収
これらの事例を見ると、紀文食品は問題発覚時に迅速かつ誠実な対応を取る企業文化があることがわかります。
📈 株価への影響は限定的か?
9月12日時点での紀文食品(東証コード:2933)の株価は1,190円で推移しており、
大きな下落は見られていません。
• 迅速な対応による信頼性の維持
• 過去の類似事例での適切な処理実績
• 一つの商品の問題であり、会社全体への影響は限定的
🔮 今後の対応予測
過去の事例から推測すると、紀文食品は以下のような対応を取る可能性があります:
1. 原因究明の徹底:外部機関も含めた詳細な調査
2. 製造工程の見直し:品質管理体制の強化
3. 再発防止策の実施:新たな検査工程の導入
4. 情報開示の継続:調査結果の公表
実は、このような誠実な対応こそが、
長期的な企業信頼につながることを、過去の食品業界の事例が示しています。
🌟 「The SURIMI」ブランドの今後は?
現在、紀文食品は公式SNSを一時休止していると発表しています。
これは、問題解決に専念し、消費者に誤解を与える情報発信を避けるための判断と考えられます。
参考:📰 おたくま経済新聞
一方で、「The SURIMI」というブランド自体は、海外での「SURIMI」人気を背景とした戦略的商品のため、
問題解決後の再展開の可能性も考えられます。
🎯 まとめ:冷静な対応が一番大切
今回の紀文食品「The SURIMI」回収事件について、
知っておくべきポイントをまとめます:
• 現時点で健康被害の報告はゼロ:過度な心配は不要
• 返品は簡単で費用負担なし:着払いで送るだけ、レシートも不要
• メーカーの対応は迅速で誠実:発覚から回収決定まで4日間の迅速対応
• 過去にも類似対応の実績あり:2015年、2023年の事例でも適切な処理
• 株価への影響は限定的:投資家も冷静な評価を維持
👍 あなたにできること
手元に「The SURIMI」がある方は、絶対に食べずに返品手続きを行ってください。
食べてしまった方も、現時点で体調に問題がなければ過度な心配は不要ですが、気になる症状があれば医療機関に相談を。
今回の件は、食品の安全性に対する消費者の関心の高さと、
企業の責任ある対応の重要性を改めて示す事例となりました。
食品の安全について、あなたはどのような点を最も重視していますか?
今後の食品選びの参考にしていただければと思います。
❓ よくある質問
A1: パッケージが膨張し腐敗臭がする問題が発生し、安全を最優先に全数回収が決定されました。製造工程全体に問題がある可能性が判明したためです。
A2: 現時点で健康被害の報告はありません。軽い症状なら様子見で大丈夫ですが、激しい腹痛や高熱があれば医療機関を受診してください。
A3: 〒105-8626 東京都港区海岸2-1-7 株式会社紀文食品 お客様相談室宛に着払いで送付してください。レシートがなくても返品可能で、後日購入代金が返金されます。
A4: はい。2015年に水餃子の樹脂片混入、2023年にちくわの表示ミスで回収しており、いずれも迅速で誠実な対応を行っています。