⚡ 最大15年の懲役が…罰金たった約1,500円
2025年12月5日、インドネシア・バリ島で1人のイギリス人女性が現地警察に拘束された。
彼女の名前は「ボニー・ブルー」。
「1日で1000人以上の男性と関係を持った」と主張し、世界中のメディアを騒がせてきた26歳のインフルエンサーだ。
撮影スタジオには潤滑ジェルや避妊具が散乱し、「最大15年の懲役」の可能性も報じられた。
しかし、約1週間後に裁判所が下した処分は「罰金約1,500円」という予想外の結末だった。
ボニー・ブルーとは一体何者なのか?
バリ島で何が起きたのか?
そして、なぜ最大刑を免れたのか?
時系列で詳しく解説する。

📌 この記事でわかること
ボニー・ブルーとは何者?本名・年齢・経歴まとめ
🔍 結論:ボニー・ブルーの本名は「ティア・エマ・ビリンジャー」。1999年5月14日生まれの26歳で、イギリス・ノッティンガムシャー州ステープルフォード出身。
実は、彼女には意外な経歴がある。
英語版Wikipediaの情報によると、もともとはNHS(イギリス国民保健サービス)で金融リクルートメントを担当していた、ごく普通の会社員だった。
ダービーシャー州のフリースランド・スクールを卒業後、リクルートメント会社に就職。
15歳の頃から付き合っていた幼なじみのオリバーと2022年に結婚し、25万ポンド(約4,500万円)の一軒家を購入して「普通の人生」を歩んでいた。
転機は2021年。
夫婦でオーストラリアに移住したことがきっかけだった。
「9時〜17時の生活に飽きた」と語る彼女は、ウェブカメラを使った配信を始める。
The Tabの報道によると、最初の1週間で5,000ドル(約75万円)、1ヶ月で8,000ポンド(約150万円)を稼いだという。
2023年には会員制の有料コンテンツサイト「OnlyFans」に参入。
18〜19歳の若い男性との動画を投稿し、急速にフォロワーを獲得していった。
そして2025年1月、「12時間で1,057人の男性と関係を持った」と主張する動画が世界中で話題に。
この時点で月収は200万ドル(約3億円)とも報じられている。
💡 意外な事実:離婚した元夫オリバーは現在も彼女の活動を裏方としてサポート。母親のサラも協力者で、大学の前で若い男性を「リクルート」する看板を持つ姿が目撃されている。
2025年7月にはイギリスの公共放送Channel 4でドキュメンタリー『1000 Men and Me: The Bonnie Blue Story』が放送され、彼女の知名度はさらに上昇した。
そんな世界的な「お騒がせインフルエンサー」が、なぜバリ島で警察に拘束されたのか?
バリ島で何が起きた?拘束の経緯を時系列で解説
🔍 結論:2025年12月5日木曜日、バリ島バドゥン地区のレンタルスタジオに警察が急襲。拘束されたのはボニーを含む18人(19歳〜40歳のイギリス人・オーストラリア人)。
きっかけは「市民からの通報」だったという。
ITV Newsの報道によると、時系列で振り返ると以下の通り。
ボニーは11月下旬にバリ島に入国。
YouTubeで「バリ島にいる」と報告し、こう発言していた。
「スクーリーズに行く男の子たち、ギリギリ成人の子たち、会えるのが楽しみ」
「スクーリーズ」とは、オーストラリアで11月末〜12月上旬に行われる高校卒業旅行のシーズンのこと。
多くの若者がバリ島などに繰り出し、羽目を外すことで知られている。
South China Morning Postの報道によると、ボニーは現地で中古のピックアップトラックを購入し、「BangBus」という文字をペイント。
このトラックで島内を移動しながら、若者たちと「交流」する様子をSNSに投稿していた。
ナイトクラブを訪れた際には、あまりに大勢が殺到し、安全上の理由でクラブ側から退場を求められる騒動も起きている。
そして12月5日、警察がスタジオに踏み込んだ。
📋 拘束後の対応:
・拘束された18人のうち、14人のオーストラリア人は取り調べ後に釈放
・ボニーと、イギリス人2人、オーストラリア人1人の計4人が引き続き身柄を拘束
スタジオからは「バンバス」と呼ばれる車両をはじめ、様々なものが押収された。
押収された「バンバス」とは?スタジオで見つかったもの
🔍 結論:「バンバス」とは、ボニーが現地で購入し「BangBus」とペイントした青いピックアップトラック。この名前はアダルト業界で有名な用語で、バンの中で撮影を行うジャンルを指す。
Newsweekの報道によると、警察がスタジオから押収したのは以下の品々だった。
- 撮影用カメラ数台
- USBメモリ
- 潤滑ジェル
- 様々な色やブランドの避妊具
- 性的強化剤
- 「バンバス」車両
一見すると「ポルノ撮影の証拠」に見えるこれらの押収品。
しかし、実はこの車両には別の問題があった。
イギリスのタブロイド紙デイリー・メールの報道によると、バリ島警察はこの車両について以下の違反を認めた。
⚠️ 車両の違法状態:
・車検が2023年で切れていた
・白からネイビーへの塗装変更を届け出ていなかった
インドネシアでは、車両の色を変更する場合は事前に警察へ届け出る必要がある。
無届けでの塗装変更は違法となるのだ。
これだけの「証拠品」が押収されながら、ボニーはなぜ「最大15年の懲役」を免れたのか?
最大15年の懲役を逃れた理由は?罰金約1500円の真相
✅ 核心の事実:警察はポルノ制作の証拠を見つけられなかった。これが最大の理由。
Newsweekの報道によると、バドゥン警察署長のアリフ・バトゥバラ氏は、インドネシアのニュースサイト「Kumparan News」に対してこう説明している。
「急襲時、彼らは"ゲームの勝者がボニーと寝る"というコラボコンテンツを制作していた」
「ポルノ的な行為や活動は確認されなかった」
つまり、撮影していたのは「ゲーム動画」であり、性的な映像そのものは撮影されていなかったというのだ。
証人たちも「SNS向けの楽しいコンテンツ」「ふざけたユーモラスなシーン」を撮影していたと証言している。
その結果、ボニーが立件されたのは「道路交通法違反」のみ。
The Tabの報道によると、12月12日、デンパサール地方裁判所で下された判決は以下の通りだった。
💰 判決内容
罰金:20万ルピア(約1,500円)
※支払わない場合:1年の懲役
コンビニのお弁当1〜2個分の金額だ。
インドネシアのポルノ法で定められた最大罰金は60億ルピア(約5,400万円)。
今回の罰金はその0.003%未満という、驚くほどの軽さだった。
裁判官は判決理由として「被告人は共同かつ継続的に、車両を本来の用途以外で使用する違反を犯した」と述べている。
「バンバス」の荷台に人を乗せて移動していたことが、道路交通法違反に問われたのだ。
もしポルノ撮影の証拠が見つかっていれば、インドネシアの法律では最大15年の懲役もあり得た。
インドネシアのポルノ法とは?厳しすぎる刑罰の背景
🔍 結論:インドネシアの「2008年ポルノグラフィー法(法律第44号)」は、東南アジアで最も厳しいポルノ規制法の一つ。最大刑は15年の懲役、最大罰金は60億ルピア(約5,400万円)。
Wikipediaの情報によると、この法律では、ポルノの制作・配布・公開展示に対して以下の刑罰が定められている。
- 最大刑:15年の懲役
- 最大罰金:60億ルピア(約5,400万円)
日本の感覚からすると、かなり重い。
参考までに、日本の殺人罪の平均刑期が約14年ということを考えると、その厳しさがわかるだろう。
なぜこれほど厳しいのか?
背景には、インドネシアが世界最大のイスラム人口を抱える国であることがある。
約2億7,000万人の国民のうち、約87%がイスラム教徒。
イスラム教では「性的欲求を刺激するもの」に対して厳格な姿勢をとる。
バリ島自体はヒンドゥー教徒が多い観光地だが、適用されるのは国の法律だ。
⚠️ 注意点:この法律で問題になるのは、「ポルノ」の定義が非常に広いこと。「様々なメディアや公の場での、社会の良俗に反する猥褻または性的搾取を含むもの」という定義で、直接的な性行為の映像だけでなく、「性的欲求を刺激する」と判断されれば対象になり得る。
過去には、バリ島の聖地で裸になったロシア人インフルエンサーが国外追放された事例もある。
ボニーが問題を起こしたのは、実はバリ島が初めてではない。
実は常習犯?オーストラリア追放など過去の問題歴
⚠️ 結論:ボニーは今回が初めての問題ではない。実は、すでに複数の国から追放されている「常習犯」だった。
Euronewsの報道とWikipediaの情報によると、過去の問題歴は以下の通り。
2024年:オーストラリアから追放
2024年のスクーリーズ期間、ボニーはオーストラリアで卒業したての若者をターゲットに活動。
「ギリギリ成人(barely legal)」の18歳を狙う手法に批判が殺到した。
複数の海外メディアによると、オーストラリアの移民大臣が騒動に言及。
その後、ボニーの観光ビザは無効化され、事実上の入国禁止となった。
2025年4月:フィジーからも追放
フィジーでも同様の活動を試み、追放処分を受けている。
2025年6月:OnlyFansアカウント永久停止
「Petting Zoo(ふれあい動物園)」と名付けた企画を発表。
ガラス箱の中で裸で拘束された状態で、2,000人の男性を相手にするという内容だった。
OnlyFansは「極端なチャレンジ」に対するルール違反として、彼女のアカウントを永久停止。
現在は別のプラットフォーム「Fansly」で活動を続けている。
サッカースタジアムからも退場処分
地元ノッティンガム・フォレストのスタジアムでは、2度の退場処分を受けている。
ファンに対して露骨なサービスを提案したことが問題視されたという。
💬 同業者のコメント:同業のOnlyFansクリエイター、ソフィー・レインはボニーの逮捕を受けてこうコメントしている。「OnlyFansをいたずらテレビ番組のように扱うとこうなる。彼女はこの職業をリスペクトしたことがない」
3カ国から追放され、プラットフォームからもBANされた彼女。
今回のバリ島事件で、さらに1つの国が「立ち入り禁止リスト」に加わることになった。
国外追放・10年間入国禁止へ 今後の動向は?
🔍 結論:ボニーは12月12日に罰金を支払い、インドネシアから国外追放されることが決定。さらに、10年間のインドネシア入国禁止処分も下された。
Jamaica Observerの報道によると、バリ空港の入国管理局長ウィナルコ氏は「直ちに厳正な措置を講じ、国外追放とブラックリスト登録を行う」と発表。
同行していたスタッフ3人(イギリス人2人、オーストラリア人1人)も同様に国外追放となったが、起訴はされなかった。
追放のフライトは12月13日午前0時30分(現地時間)発の予定とされている。
本人はというと、反省の色は全く見せていない。
入国管理局に連行される際、記者から「バリ島でコンテンツ制作を続けるのか?」と質問されたボニー。
彼女の返答は5つの単語だった。
「Subscribe and you'll find out(登録すればわかるわよ)」
次の目的地は公表されていないが、選択肢は限られている。
オーストラリア、フィジー、そしてインドネシア。
この3カ国には少なくとも当面、入国できない。
今後の動向が注目される。
まとめ
📝 この記事のポイント
- ボニー・ブルー(本名:ティア・ビリンジャー)は26歳のイギリス人インフルエンサー。元NHS職員という意外な経歴を持つ
- 2025年12月5日、バリ島のスタジオで警察に拘束。18人が一時拘束された
- 押収品はカメラ、避妊具、潤滑ジェル、「バンバス」車両など
- しかしポルノ撮影の証拠は見つからず、道路交通法違反で罰金約1,500円という軽い処分に
- インドネシアのポルノ法は最大15年懲役・約5,400万円罰金という厳しいもの
- 過去にオーストラリア・フィジーからも追放、OnlyFansからも永久BAN済み
- 国外追放・10年間入国禁止が決定。本人は「Subscribe and you'll find out」とコメント
世界的な「お騒がせインフルエンサー」のバリ島騒動は、予想外の軽い処分で幕を閉じた。
しかし、入国禁止リストが1つ増えたことは確か。
次はどこで騒動を起こすのか、世界中のメディアが注目している。
よくある質問(FAQ)
Q. ボニー・ブルーとは誰?本名は?
ボニー・ブルーの本名はティア・エマ・ビリンジャー。1999年生まれの26歳イギリス人で、元NHS職員。「1日で1000人以上と関係を持った」と主張し世界的に話題となったインフルエンサー。
Q. バリ島で何があった?なぜ拘束された?
2025年12月5日、市民の通報を受けた警察がレンタルスタジオを急襲。ポルノ制作の疑いでボニーら18人が拘束された。押収品にはカメラ、避妊具、「バンバス」車両などがあった。
Q. なぜ最大15年の懲役にならなかった?
警察がポルノ制作の証拠を見つけられなかったため。撮影していたのは「ゲーム動画」であり、性的な映像は確認されなかった。結果、道路交通法違反で罰金約1,500円という軽い処分となった。
Q. ボニー・ブルーの今後はどうなる?
インドネシアから国外追放され、10年間の入国禁止処分。オーストラリア・フィジーからも追放済みのため、活動できる国は限られている。本人は反省の色を見せず「登録すればわかる」とコメント。
参考文献
- Bonnie Blue (actress) - Wikipedia
- Inside Bonnie Blue's quiet village upbringing - The Tab
- Bonnie Blue to be deported from Bali - ITV News
- OnlyFans star Bonnie Blue arrested in Bali - SCMP
- Bonnie Blue Could Face 15 Years in Bali Jail - Newsweek
- The silly amount Bonnie Blue was fined - The Tab
- Pornography Act (Indonesia) - Wikipedia
- British adult content creator Bonnie Blue detained - Euronews
- British adult film star to be deported from Bali - Jamaica Observer