2025年12月3日、永野芽郁がNetflix映画「僕の狂ったフェミ彼女」で主演を務めることが発表されました。
📢 2025年4月のスキャンダル報道以降、約8か月ぶりの新作発表。
しかし実は、この企画は約3年前から進行していたものでした。
原作はどんな内容なのか、なぜ炎上しているのか、配信はいつなのか。
気になる情報をまとめてお届けします。

📖 この記事でわかること
「僕の狂ったフェミ彼女」とは?原作あらすじをネタバレなしで解説
💡 結論:7年ぶりに再会した元カノがフェミニストになっていた——という設定のラブストーリーです。
原作は韓国の作家ミン・ジヒョンによる同名小説。
2019年に韓国で発売されると、タイトルのインパクトと現代的なテーマで瞬く間にベストセラーになりました。
物語の主人公は「僕」ことスンジュン。
大学時代に付き合っていた彼女と、海外インターンシップに行く直前に別れを告げられます。
それから7年。大企業に就職して3年目を迎えた僕は、偶然あの彼女と再会します。
心がまた動き出す……ところが、彼女はフェミニストになっていたのです。
「愛」も「権利」もゆずれない2人の、まるで戦争のような恋愛が始まる。
これが本作のコンセプトです。
韓国では「猟奇的な彼女のフェミニストバージョン」と評されました。
2001年に大ヒットした韓国映画「猟奇的な彼女」をご存じの方も多いかもしれません。
あの作品が「破天荒な彼女に振り回される男」の話だったのに対し、本作は「フェミニストになった彼女と価値観がぶつかり合う男」の話。
時代の変化を反映した作品といえます。
日本では2022年3月に翻訳版がイースト・プレスから発売され、すぐに重版がかかるほどの人気に。
台湾版では「キム・ジヨンが結婚前にこの小説を読んでいたら人生が変わっていたかも」というキャッチコピーがつけられました。
「82年生まれ、キム・ジヨン」といえば、韓国のジェンダー問題を描いて社会現象になった小説です。
それと並べられるほど、本作も強いメッセージ性を持っているということでしょう。
では、この難しい役を演じる永野芽郁は、どんな姿で作品に挑むのでしょうか。
永野芽郁がロングヘアをばっさり!ショートカット姿はどんな感じ?
✂️ 役作りのために、永野芽郁はロングヘアをばっさりカットしました。
スターダストプロモーション公式サイトで公開されたビジュアルでは、これまでのイメージとは異なるショートヘアの永野芽郁が確認できます。
永野芽郁といえば、ロングヘアのイメージが強い女優。
NHK朝ドラ「半分、青い。」や映画「そして、バトンは渡された」でも、長い髪が印象的でした。
今回のショートカットは「新たなビジュアルで挑む」と公式に発表されており、女優としての覚悟が感じられます。
原作の「彼女」は、フェミニストになってから外見も内面も変化したキャラクター。
ショートヘアへのイメチェンは、その変化を象徴する重要な演出といえそうです。
ただ、この発表に対してSNSでは賛否両論の声があがっています。
なぜ炎上?永野芽郁起用への賛否両論と意外な真相
永野芽郁の起用に対し、SNSでは「復帰を応援する」という声と「納得できない」という声の両方が見られます。
批判的な意見の多くは、2025年4月に週刊文春で報じられた田中圭との不倫疑惑に関連しています。
永野芽郁のスキャンダル後の状況
永野芽郁は報道後、以下のような対応を取りました。
- ラジオ番組「永野芽郁のオールナイトニッポンX」を降板
- 2026年放送予定だったNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の出演を辞退
- 10社以上のCM契約がすべて終了
そんな状況での新作発表だけに、「禊(みそぎ)のための仕事では?」「イメージ回復のための起用?」という見方が出ているのです。
🔍 しかし、ここで重要な事実があります。
実は、この映画の企画は約3年前から進行していました。
監督を務める小林啓一は映画.comの公式発表で「Netflixさんからお話をいただき、最初にプロットを書いたのが約3年前です」と明かしています。
つまり2022年頃には企画がスタートしていたということ。
永野芽郁のスキャンダルが報じられたのは2025年4月ですから、それよりもずっと前から決まっていた作品なのです。
応援する声も
一方で、応援する声も少なくありません。
Xでは「15歳も年下の女性に手を出した既婚男性は『好感度上がった』と言われるのに、永野芽郁は叩かれ続けている。社会は男性に甘すぎる」という投稿が約2,000回表示されるなど、共感を呼んでいます。
フェミニズムをテーマにした作品に、女性だけが厳しく批判される芸能界の構図が重なって見える——
そんな皮肉な状況も、議論を呼んでいる理由のひとつかもしれません。
永野芽郁の現在の様子については、2025年10月に平井大のライブで元気な姿が目撃されています。
では、作品の中で永野芽郁の相手役を演じるのは誰なのでしょうか。
相手役キャストは誰?「僕」役の発表はいつ?
👤 現時点で、「僕」役のキャストは発表されていません。
2025年12月3日の制作発表では、主演の永野芽郁と監督・脚本の小林啓一の名前のみが公開されました。
一部報道では「12月からクランクイン(撮影開始)」と伝えられています。
撮影がすでに始まっているとすれば、相手役の発表も近いうちにあるかもしれません。
判明している制作スタッフ
| 役職 | 担当者 |
|---|---|
| 主演 | 永野芽郁 |
| 監督・脚本 | 小林啓一 |
| エグゼクティブ・プロデューサー | 秋田周平(Netflix) |
| プロデューサー | 春名慶、森田美桜 |
| 制作会社 | AOI Pro. |
原作の「僕」は、フェミニズムに対して「なんとなく反感を持っているけど、悪意があるわけではない」という、ある意味でリアルな男性像として描かれています。
この繊細な役どころを誰が演じるのか、続報を待ちましょう。
では、この注目作の原作を書いたミン・ジヒョンとはどんな人物なのでしょうか。
原作者ミン・ジヒョンとは?韓国で映画化されなかった驚きの理由
ミン・ジヒョンは1986年生まれの韓国の小説家・ドラマ脚本家です。
西江大学校で国語国文学を学び、韓国芸術総合学校大学院で劇映画シナリオを専攻。
2015年には「大韓民国ストーリー公募展」で優秀賞を受賞しています。
2019年にはテレビドラマ「レバレッジ 最高の詐欺師たち」の脚本を執筆。
同年に発表した「僕の狂ったフェミ彼女」がベストセラーとなり、作家として一躍注目を集めました。
韓国で映画化されなかった理由
そんな話題作なのに、なぜ韓国では映画化されなかったのでしょうか。
ミン・ジヒョン本人のコメント:
「この小説が最初に発表された韓国では、こうした話に対し誰かが不快感を抱くかもしれないという懸念から、映像化はそう簡単には進みませんでした」
韓国は日本以上にフェミニズムへの風当たりが強いとされています。
そのため、この題材を映像化することへの躊躇があったようです。
それが今回、韓国ではなく日本で先に映画化されることに。
ミン・ジヒョンは「国境を越えた場所にも同じ問いを抱き続けている人たちがいると気づかせてくれた、驚きと感謝の経験です」とコメントしています。
原作者が込めたメッセージ
また、作品のメッセージについてこう語っています。
「この作品は、『いまの時代には男女の恋愛なんて、もう不可能だ』と言いたくて書いた物語ではありません。
むしろ、もっとよく愛し合うために、誰か一方の犠牲や『我慢』をあたりまえにしない恋を実現するために、私たちはどんなことを語り合い、どんな問いを共有していけばいいのか——そのことを一緒に考えてみませんか、という提案をしたい作品です」
センシティブなテーマを扱いながら、対立ではなく対話を促す作品。
その難しいバランスを任されたのが、ラブストーリーの名手と呼ばれる監督です。
監督・小林啓一の実績は?過去作品と期待される演出
監督・脚本を担当する小林啓一は、1972年生まれ、千葉県出身の映画監督です。
2012年に「ももいろそらを」で長編映画デビュー。
第24回東京国際映画祭で日本映画・ある視点部門の最優秀作品賞を受賞しました。
世界最大のインディーズ映画祭であるサンダンス映画祭からは「日本映画の新鮮で革新的な監督の誕生」と絶賛されています。
小林啓一監督の代表作
- 「恋は光」(2022年):神尾楓珠主演。第44回ヨコハマ映画祭で作品賞・監督賞の2冠
- 「殺さない彼と死なない彼女」(2019年):間宮祥太朗・桜井日奈子主演の恋愛映画
- 「お嬢と番犬くん」(2025年):福本莉子×SixTONES・ジェシー共演のラブコメディ
ラブストーリーを得意としていることがわかります。
監督からのコメント
小林監督は今回の映画化について、こうコメントしています。
「ミン・ジヒョンさんの原作はタイトルからして一見過激なようですが、ハッとさせられることが多い作品です。
僕自身の価値観の多面性の至らなさに気付かされることもありました。
自分が感じた、この大事な感覚を皆様と共有できるように、はたまたクスリと笑ってもらえるように、主演の永野芽郁さん、キャスト、スタッフと共に、丁寧に作っていきたいと思います」
3年かけて脚本を練り上げたという本作。
非日常からリアルな世界まで幅広いラブストーリーを手がけてきた監督の手腕が期待されます。
Netflix配信日はいつ?視聴方法まとめ
📺 2026年にNetflixで世界独占配信される予定です。
具体的な月日はまだ発表されていません。
撮影が12月から始まるとの報道を考えると、配信は2026年の後半になる可能性もあります。
視聴方法
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信プラットフォーム | Netflix(世界独占配信) |
| 月額料金 | 990円〜(広告付きスタンダード) |
| 視聴デバイス | スマホ、タブレット、PC、スマートTV等 |
| 劇場公開 | 予定なし |
「世界独占配信」と発表されているため、Netflix以外のプラットフォームや劇場での公開は予定されていません。
公式ハッシュタグは「#僕の狂ったフェミ彼女」「#MyCrazyFeministGirlfriend」です。
まとめ
永野芽郁主演のNetflix映画「僕の狂ったフェミ彼女」についてお伝えしました。
📝 ポイントまとめ
- 原作は韓国のベストセラー小説。7年ぶりに再会した元カノがフェミニストになっていたという設定
- 永野芽郁は役作りのためロングヘアをばっさりカット
- 企画は約3年前からスタートしており、スキャンダルとは無関係
- 韓国では「不快感を抱く人がいる懸念」から映像化が進まなかったが、日本が先に映画化
- 2026年にNetflixで世界独占配信予定
原作者のミン・ジヒョンは「もっとよく愛し合うために、どんなことを語り合えばいいのか一緒に考えてみませんか」というメッセージを込めた作品だと語っています。
センシティブなテーマだけに議論を呼んでいますが、だからこそ多くの人に観てほしい——そんな作品になりそうです。
よくある質問
「僕の狂ったフェミ彼女」のあらすじは?
7年ぶりに再会した元カノがフェミニストになっていたという設定のラブストーリーです。「愛」も「権利」もゆずれない2人の、まるで戦争のような恋愛を描きます。韓国では「猟奇的な彼女のフェミニストバージョン」と評されました。
永野芽郁の起用はスキャンダル後の禊?
いいえ。監督の小林啓一によると、企画は約3年前(2022年頃)から進行していました。永野芽郁のスキャンダル報道(2025年4月)よりもずっと前から決まっていた作品であり、スキャンダルとは無関係です。
韓国で映画化されなかった理由は?
原作者ミン・ジヒョンによると「誰かが不快感を抱くかもしれないという懸念から、映像化はそう簡単には進まなかった」とのこと。韓国はフェミニズムへの風当たりが強く、この題材を映像化することへの躊躇があったようです。
Netflix配信日はいつ?
2026年にNetflixで世界独占配信予定です。具体的な月日は未発表ですが、12月から撮影開始との報道を考慮すると、2026年後半になる可能性があります。劇場公開の予定はありません。