「Gmail使えなくなるの?」
2025年10月、そんな不安がSNSで広がりました。
きっかけはGoogleの公式発表です。
✅ でも安心してください。Gmail自体は今まで通り使えます。
問題なのは「他社のメールをGmailで読んでいた人」だけ。
Yahoo!メールやプロバイダのメールをGmailアプリで見ていた方は、2026年1月までに設定を変える必要があります。
放っておくと、ある日突然メールが届かなくなるかも。
この記事では「自分は対象?」から「5分でできる対処法」まで、誰でもわかるように解説します。
📋 この記事でわかること
📧 Gmail POPサポート終了って何?まず知っておきたい基本
🔴 終了するのは「POP」という古い機能だけ
Googleの公式発表によると、2026年1月に終了するのは次の2つです。
1. POP(ポップ)という受信方式
2. Gmailify(ジーメーリファイ)という機能
どちらも「他社のメールをGmailで読むための機能」です。
つまり、Gmail自体はなくなりません。
@gmail.comのアドレスも、今まで通り使えます。
👥 影響を受けるのはこんな人
困るのは以下のような使い方をしていた人だけ。
- PC版のGmailから、Yahoo!メールやOutlook.comを読んでいた
- プロバイダのメール(@nifty、@biglobe など)をGmailで管理していた
- 「他のアカウントのメールを確認」という設定を使っていた
💡 こんな人は何もしなくてOK:
• @gmail.comだけ使っている
• メールの転送機能を使っている
• 最初からIMAPで設定していた(後で説明します)
実は、影響を受ける人はそこまで多くありません。
でも「自分は大丈夫?」と不安になりますよね。
→ 次のセクションで、30秒で確認する方法を紹介します。
🔍 あなたは対象?今すぐ確認すべき3つのポイント
⏱️ 30秒でできる確認方法
自分が対象かどうか、今すぐチェックできます。
📱 PC版Gmailでの確認手順:
- PC版Gmailを開く
- 右上の歯車マーク→「すべての設定を表示」をクリック
- 「アカウントとインポート」タブを選択
- 「他のアカウントのメールを確認」という項目を探す
⚠️ この項目が表示されている人:あなたは対象です。設定変更が必要。
✅ この項目がない人:対象外です。何もしなくてOK。
🔎 もう少し詳しく:対象者の特徴
こんな使い方をしている人は、ほぼ確実に対象です。
パターン1:PC版Gmailで他社メールを読んでいる
- Yahoo!メールをGmailの画面で読んでいた
- Outlook.comをGmailで管理していた
- 仕事用のメールとGmailを一緒に見ていた
パターン2:「すべてのメールを1つにまとめたい」と思って設定した
- 数年前に「便利そう」と思って設定した記憶がある
- 複数のメールアドレスを持っているけど、Gmailだけチェックしている
パターン3:昔の設定のまま使っている
- かなり前に設定して、そのまま使い続けている
- 設定方法を覚えていないけど、なぜか他社メールがGmailに届いている
💡 実は、スマホのGmailアプリだけ使っている人は、ほとんど対象外です。
問題になるのは「PC版Gmailで他社メールを見る設定」なんです。
⚙️ 2026年1月までにやるべきこと:IMAPへの切り替え方法
🤔 まず理解したい:なぜ切り替えが必要?
対象者の方は、設定を「POP」から「IMAP」に切り替える必要があります。
ここで疑問。「POPって何?IMAPって何?」
ざっくり言うと、こういう違いです。
• POP(古い方式):メールを自分のパソコンにダウンロードして読む
• IMAP(新しい方式):メールはサーバーに置いたまま見る
詳しい違いは後で説明しますが、とりあえず「新しい方式に切り替えるんだな」と理解すればOK。
🎯 対処法は2つから選ぶ
対処法は大きく分けて2つあります。
【推奨】方法1:Gmailアプリで他社メールを追加
一番簡単なのは、スマホやタブレットのGmailアプリを使う方法。
この方法なら、IMAPで自動的に設定されます。
手順(Android/iPhoneとも同じ):
- Gmailアプリを開く
- 右上のプロフィール写真をタップ
- 「別のアカウントを追加」をタップ
- メールの種類を選ぶ(Yahoo!、Outlook、その他)
- メールアドレスとパスワードを入力
たったこれだけ。5分もかかりません。
方法2:各メールサービスでIMAP設定を有効にする
PC版で引き続き使いたい方は、各メールサービス側でIMAP設定を有効にする必要があります。
でも実は、PC版のGmailでは「他のアカウントのメールを確認」機能自体がなくなるんです。
だから素直にGmailアプリを使う方が早いかもしれません。
📝 主要サービスのIMAP設定方法(参考)
それでも「PCで使いたい」という方のために、主要サービスの設定方法を紹介します。
Yahoo!メールの場合:
- Yahoo!メールにログイン
- 設定ボタン→「全般」を選択
- 「IMAP/POP/SMTPアクセス」をクリック
- 「Yahoo! JAPAN公式サービス以外からのアクセスも有効にする」を選択
- 「IMAP」の「有効にする」を選択
- 「保存」をクリック
Outlook.comの場合:
- Outlook.comにログイン
- 設定→「メール」→「転送とIMAP」を選択
- 「デバイスとアプリでIMAPを使用できるようにする」をオンに
- 「保存」をクリック
💭 実は、設定自体は難しくありません。
でも「面倒だな」と思った方は、やっぱりGmailアプリを使うのが一番楽です。
📚 POPとIMAPの違いをわかりやすく解説
🕰️ なぜPOPは終了するの?
ここまで読んで「そもそもなんでPOPを終了するの?」と思った方も多いはず。
理由は簡単。POPは40年前の技術だからです。
メール技術の歴史を調べると、POPが登場したのは1984年。
ファミコンが発売された年です。
当時は「パソコン1台でメールを読む」のが普通でした。
だからPOPで十分だったんです。
でも今は違います。
パソコン、スマホ、タブレット…同じメールを複数のデバイスで見る時代。
POPだと上手く対応できないんです。
📮 「郵便受け」と「図書館」で例えると?
POPとIMAPの違いを、もっとわかりやすく説明します。
📮 POPは「郵便受け」方式:
家に届いた手紙を、郵便受けから取り出して家の中で読む。読んだら郵便受けは空っぽ。
次に別の場所(例えば会社)に行っても、その手紙は見られません。だって家に持ってきちゃったから。
📚 IMAPは「図書館」方式:
図書館に行って本を読む。読み終わっても本は図書館に置いたまま。
だから家でも、会社でも、カフェでも、いつでもその本を読みに行けます。
この仕組みの違いが、POPとIMAPの本質的な違いです。
✨ IMAPのメリット
IMAPにすると、こんな便利なことがあります。
メリット1:複数のデバイスで同じメールが見られる
パソコンで読んだメールは、スマホでも「既読」になっています。
フォルダ分けも同期されます。
メリット2:デバイスが壊れてもメールは消えない
メールはサーバーに保存されているので、スマホが壊れてもデータは無事。
新しいスマホでログインすれば、すぐに元通り。
メリット3:端末の容量を圧迫しない
メール本体はサーバーにあるので、スマホの容量を使いません。
💡 実は、GmailアプリはもともとIMAPで動いています。
だから「Gmailアプリだけ使っている人」は、何も気にしなくてよかったんです。
❓ 対応しないとどうなる?よくある質問
Q1:対応しないと、どうなるの?
A1:2026年1月以降、POPで設定していたメールが受信できなくなります。
ただし、今までのメールは消えません。
Googleの公式発表でも「サポート終了前に同期されたメールはすべてGmailに残る」と明記されています。
困るのは「新しいメールが届かなくなる」こと。
仕事のメールが届かなくて気づかない…なんてことになったら大変です。
Q2:いつまでに対応すればいい?
A2:2025年12月末までに対応することをおすすめします。
公式の終了日は2026年1月ですが、年末年始は何かとバタバタします。
余裕を持って対応しましょう。
実は、設定変更は5分もかからないので、この記事を読んだ今すぐやってしまうのが一番です。
Q3:Gmailアカウント自体はこれからも使える?
A3:はい、問題なく使えます。
今回終了するのは「他社メールをPOPで読む機能」だけ。
@gmail.comのアドレスは、今まで通り使えます。
Gmailの基本的な機能(送受信、検索、フォルダ分けなど)も、何も変わりません。
Q4:既にIMAPで設定している人は?
A4:何もする必要はありません。
IMAPは今後も使えます。
Gmailアプリを使っている人も、基本的にIMAPで動いているので大丈夫です。
Q5:仕事でGoogle Workspaceを使っている場合は?
A5:管理者に確認してください。
Google Workspaceの場合、管理者が設定を管理しています。
POPを使っている場合は、管理者がデータ移行サービスを利用できます。
自分で判断せず、まずIT担当者に相談しましょう。
✅ まとめ:今すぐ確認して、安心しよう
Gmail POPサポート終了について、もう一度ポイントをまとめます。
今日覚えておきたい5つのこと
- Gmail自体は使える:終了するのは「他社メールをPOPで読む機能」だけ
- 対象者は限定的:PC版Gmailで他社メールを読んでいた人のみ
- 確認は30秒:PC版Gmail→設定→アカウントとインポートで確認できる
- 対処は5分:Gmailアプリで他社メールを追加し直すのが一番簡単
- 期限は2026年1月:でも余裕を持って2025年内に対応がおすすめ
最後に一言:
40年前の技術から、複数デバイス時代に合った新しい方式へ。
少し面倒に感じるかもしれませんが、設定してしまえば、むしろ便利になります。
パソコンでもスマホでも、いつでも同じメールが見られるって、やっぱり便利ですよね。
この記事を読んだ今が、設定を見直すベストタイミング。
「あとでやろう」と思うと忘れちゃうので、今すぐ確認してみてください。
あなたは今回の変更、対象でしたか?それとも対象外でしたか?
📚 参考文献リスト
- • Gmail公式ヘルプ:POPとGmailifyの今後の変更
- • Gmail公式ヘルプ:Gmailアプリでアカウント追加
- • Microsoft公式:Outlook.com IMAP設定
- • 詳細解説記事:Gmail POP3/Gmailifyサポート終了
- • POPとIMAPの違い図解
- • Yahoo!メールIMAP設定方法
- • メール技術の歴史
再試行