W Korea乳がんイベントはなぜ炎上？BTSやaespa参加も批判殺到の理由5つ

⚠️ 衝撃の事実

2025年10月15日、韓国で開催されたある「乳がん啓発イベント」が、わずか4日後に謝罪に追い込まれました。

BTSのV・RM・j-hope、aespa、Stray Kids、ENHYPENなど、豪華芸能人が集結したこのイベント。

でも、問題だったのはイベントの中身でした。

公式SNSに投稿された動画には、セレブたちがシャンパンで乾杯し、ドレス姿で踊り、性的な歌詞の曲を歌う様子が映っていました。「これ、本当に乳がん啓発イベント？」——そんな疑問が一気に広がったのです。

乳がん患者からは「お酒が飲めない私たちを嘲笑しているように感じる」という悲痛な声が。さらに、20年間で寄付金がわずか約1億円（月45万円程度を20年）だったことが判明し、「商業イベントに乳がんを利用しているだけ」との批判が殺到しました。

一体何が問題だったのか、詳しく見ていきましょう。

豪華なパーティー会場で乾杯する人々と、対比として小さく映る乳がん啓発のピンクリボンのイメージ

🎭 W Koreaの乳がん啓発イベントで何があったのか？

まず、基本的な事実を整理します。

2025年10月15日、韓国のファッション誌「W Korea」が、ソウルのフォーシーズンズホテルで「Love Your W 2025」という乳がん啓発イベントを開催しました。

このイベント、実は2006年から続く伝統的なキャンペーンで、2025年で20周年。毎年、乳がんの早期発見の重要性を伝えることを目的としています。

✨ 参加した豪華芸能人たち

今回のイベントには、韓国を代表する芸能人が多数参加しました：

BTS: V（テテ）、RM、j-hope
aespa: カリーナ、ウィンター、ジゼル、ニンニン
その他: Stray Kidsのバンチャン、ENHYPEN、IVEのウォニョン、俳優のイ・ミンホ、ビョン・ウソク、パク・ウンビンなど

韓国の大手メディアThe Korea Heraldの報道によると、40人以上の著名人が集まる大規模イベントでした。

⚠️ 何が問題だったのか

イベント後、W Koreaの公式SNSには動画や写真が次々と投稿されました。

そこに映っていたのは：

🥂 シャンパンで乾杯する芸能人たち

💃 音楽に合わせて踊る華やかなパーティーの様子

👗 セレブのドレスアップやブランド品の披露

🎤 アーティストによるパフォーマンス

これを見た人たちから「これのどこが乳がん啓発？」という疑問の声が上がりました。

📢 批判の広がりと謝罪

SNS上で批判が殺到し、特に乳がん患者やその家族から厳しい声が集まりました。

W Koreaは10月19日、公式Instagramで謝罪文を発表。「イベントの構成と進行が適切でなかった」と認め、「乳がん患者様およびご家族の皆様のお立場を配慮できず、ご不快な思いをおかけしました」と謝罪しました。

イベントに関する投稿も削除されました。

💡 実は...

この「Love Your W」は20年も続く伝統的なイベントだったのです。それなのに、なぜ今回こんなに批判されたのでしょうか？

❌ なぜここまで批判されているのか？5つの問題点

批判が集中した理由を、5つのポイントに整理します。

①🍷 飲酒・パーティー化していた

最も大きな批判が、お酒を飲んで楽しむパーティーのような雰囲気でした。

ハフポストの詳細報道によると、公式SNSには「芸能人が酒を飲んでショーを楽しむ動画」が多数投稿されていました。

なぜこれが問題なのか？

乳がん患者の多くは、治療中にアルコールを控えるよう医師から指示されています。

また、アルコールは乳がんのリスク要因の一つとも言われています。

SNSには「がん患者はお酒が飲めないのに、出席者は豪華なパーティーで飲酒していた」という指摘が相次ぎました。

②🎀 ピンクリボン・ピンク色が不在

乳がん啓発の世界的なシンボルはピンクリボンです。

でも、今回のイベントには：

ピンクのリボンをつけている人がほとんどいない
ピンク色のドレスコードもない
会場にピンク色の装飾もほとんどない

代わりに、ほとんどの参加者が黒いドレスや黒いスーツを着ていました。

「乳がん啓発イベントなのに、乳がん啓発の象徴すら使っていない」——この基本的なミスに、多くの人が疑問を感じました。

③📚 教育的要素がゼロ

😱 実は...

イベント中「乳がん」という言葉がほとんど使われなかったのです。

K-POP NEWSWIREの包括的分析によると：

乳がんの早期発見の重要性についてのスピーチ：なし
サバイバーの体験談：なし
検診の呼びかけ：なし
乳がんに関する教育的な展示：なし

「啓発」というからには、何かを「啓発」する内容があるはずです。でも、実際は芸能人のファッションショーとパフォーマンスだけ。

ある参加者は「乳がんについて調べたことすらないのでは」とコメントしています。

④🎤 性的な表現を含むパフォーマンス

最も炎上したのが、歌手パク・ジェボム（Jay Park）のパフォーマンスでした。

彼が歌った「MOMMAE」という曲には、女性の体を性的に表現する歌詞が含まれています（詳しくは次のセクションで説明します）。

「乳がん啓発イベントで、なぜ胸について性的に歌う必要があるの？」という批判が殺到しました。

⑤💰 商業化・ブランド宣伝が主目的に

イベントには、Chanel、Gucci、Louis Vuitton、Cartierなど29の高級ブランドが協賛していました。

動画を見ると：

芸能人が着ているブランド品の紹介
ブランドのロゴが映る演出
まるでファッションショーのような構成

「乳がん啓発よりも、ブランドの宣伝とセレブのイメージアップが目的だったのでは？」という疑問が広がりました。

📌 まとめ

これら5つの問題が重なり、「これは乳がん啓発ではなく、セレブの社交パーティーだ」という批判につながったのです。

🔥 パク・ジェボムの『MOMMAE』パフォーマンスが炎上した理由

この事件で最も激しい批判を浴びたのが、歌手パク・ジェボム（Jay Park）のパフォーマンスでした。

🎵 「MOMMAE」ってどんな曲？

パク・ジェボムが歌った「MOMMAE」は、2015年にリリースされた人気曲です。

でも、この曲の歌詞には、女性の体を性的に表現する内容が含まれています。特に問題視されたのが、胸部について直接的に言及する歌詞です。

allkpopの詳細報道によると、歌詞には「私はあなたの胸の双子姉妹に会いたい」という表現があり、ストリーミングサービスでは18歳以上推奨に分類されています。

🤔 なぜ乳がんイベントで歌ったのか

パク・ジェボムは、公式イベント後の「アフターパーティー」で、この曲を披露しました。

パーティーの様子は、W Koreaの公式SNSに動画として投稿されました（後に削除）。

💔 乳がん患者からの批判

この動画を見た人たちから、激しい批判が集まりました。

😢 乳がん患者のコメント（要約）

「私は乳房切除手術を受けました。

『胸の双子姉妹』という歌詞を聞いて、深く傷つきました。乳がんで苦しむ人への配慮が全くない」

「乳がん啓発イベントで、なぜ女性の体を性的に歌う必要があるのですか？

イベントのメッセージを完全に台無しにしている」

🙏 パク・ジェボムの謝罪と再炎上

批判を受けて、パク・ジェボムは10月16日にInstagramで謝罪しました。

彼の謝罪文（要約）：

「アフターパーティーでいつも通り歌っただけです。がん患者の方が不快に思われたなら謝罪します。怪我をしていたのに無報酬で出演しました。善意を悪く捉えないでください」

でも、この謝罪がさらに批判を呼びました。

なぜ再炎上したのか：

「無報酬で出演した」ことを強調→「チャリティーイベントなのに、お金をもらって出るつもりだったの？」
「善意を悪く捉えないで」→「そもそも曲選びが間違っていたのでは？」
「いつも通り歌っただけ」→「状況を考えて曲を選ぶべきだった」

多くの人が「謝罪なのに、言い訳に聞こえる」と感じました。

💡 実は...

パク・ジェボムは怪我をしていながら善意で参加していました。でも、どんなに善意でも、場にそぐわない行動は批判を免れないのです。

💰 20年で寄付金11億ウォン？協賛金との差に疑問の声

イベントへの批判は、「パーティー化」だけにとどまりませんでした。

「実際、どれだけ寄付しているの？」という疑問が出てきたのです。

📊 20年間で約1億円という現実

Sportskeedaの報道と複数のメディアが報じたところによると：

「Love Your W」キャンペーンの
20年間（2006-2025年）の累計寄付金

11億ウォン
（約1億1000万円）

これを計算すると：

年平均：約550万円
月平均：約45万円
月45万円 = コンビニでバイトする人1人分の給料程度

20年続いた大規模イベントとしては、驚くほど少ない金額です。

💸 協賛金は寄付金の20倍？

ここからが本当に驚く部分です。

Dispatchの報道によると、今回のイベントには：

高級ファッションブランド（Chanel、Gucci、Louis Vuittonなど）：29社
各ファッションハウスの協賛金：約3000万ウォン（約300万円）
各ジュエリーブランドの協賛金：約500万ウォン（約50万円）

これを計算すると、1回のイベントで協賛金は約10億ウォン（約1億円）の規模と推計されます。

⚠️ 衝撃の比較

項目	金額
20年間の寄付金累計	約11億ウォン（1億円）
1回のイベントの協賛金	約10億ウォン（1億円）

💡 実は...

寄付金の累計と、1回のイベントの協賛金がほぼ同じなのです。

😱 「ゼロが一つ足りない」の衝撃

関係者の中には「ゼロが一つ足りないのでは」と驚きを隠せなかったといいます。

なぜなら、海外の類似イベントは桁違いの金額を集めているからです：

ニューヨークのメットガラ: 数百億ウォン（数十億円）規模の寄付
他の大規模チャリティー: 年間数十億円単位

それに比べて、20年で1億円というのは確かに少ない——そう感じる人が多かったのです。

❓ お金はどこへ行った？

多くの人が疑問に思ったのは：

「豪華なホテル会場、40人以上の芸能人、29ブランドの協賛、華やかな演出——これだけお金をかけているのに、なぜ寄付金はこんなに少ないの？」

考えられる理由：

イベントの運営費用（会場費、演出費、スタッフ費用など）が高額
ブランドのプロモーション活動が主目的で、寄付は二の次
協賛金の多くが「イベント経費」として使われている

ただし、W Koreaは具体的な内訳を公表していません。

📌 構造的問題

「慈善活動」という名目で、実際は商業イベント——そんな構造的な問題が見えてきました。

🎗️ 『ピンクウォッシング』批判とは？患者が感じた違和感

この事件で注目されたのが、「ピンクウォッシング」という言葉です。

聞き慣れない言葉ですが、実は今回の問題の本質を表しています。

🤔 ピンクウォッシングって何？

📖 ピンクウォッシング（Pinkwashing）とは

企業が「乳がん啓発」を宣伝材料として使い、実際には自社のイメージアップや商品販売を目的とする行為のことです。

「ピンク」（乳がん啓発のシンボルカラー）+ 「ウォッシング」（上塗りする、ごまかす）

= 「乳がん支援を装った宣伝活動」

簡単に言うと：

「乳がん支援」という看板を掲げながら、実際は自分たちのビジネスのために利用している——そんな行為を指します。

📰 韓国メディアの指摘

ハフポストが報じたところによると、韓国の日刊全国紙「京郷新聞」は、今回のイベントへの批判を報じる際に：

📢 京郷新聞の指摘

「企業による乳がん啓発活動の過剰な商業化や、マーケティング手段としてのみ活用する『ピンクウォッシング』の問題」

「患者ら当事者が疎外されてきた」

つまり、今回の炎上は単なる「イベントの失敗」ではなく、長年続いてきた「患者不在の商業活動」が限界に達した結果だというのです。

💬 乳がん患者コミュニティの声

実際に乳がんと闘っている人たちは、どう感じたのでしょうか。

京郷新聞の取材に、ある患者は：

「お金稼ぎに利用されたと感じた」

「企業のイメージ改善マーケティングに過ぎず、乳がんに対する認識が何が変わったのかわからない」

「患者の立場では、治療のための休暇と、薬の支給などがより緊急だ」

🏥 患者が本当に求めているもの

乳がん患者が実際に必要としているのは：

✅ 本当に必要な支援

治療のための休暇制度（仕事を休んでも生活できる支援）
治療費の補助（高額な医療費の負担軽減）
薬の支給（継続的な投薬治療の支援）
正しい知識の普及（早期発見の重要性を広める）

でも、今回のイベントは：

豪華なパーティー
セレブのファッションショー
ブランドの宣伝

患者が求めるものと、実際のイベント内容が、まったく違っていたのです。

🎭 「支援している」という表面だけ

批判の根本には：

「乳がん啓発」という看板だけ掲げて、中身はブランド宣伝とセレブマーケティング——そんな"見せかけの支援"への怒り

がありました。

💡 実は...

韓国の主要紙が「患者が疎外されてきた」と指摘したように、これは今回だけの問題ではなく、長年続いてきた構造的な問題だったのです。

🔄 W Koreaが謝罪。今後どうなる？

炎上から4日後、W Koreaはついに謝罪しました。

📝 W Koreaの謝罪文

2025年10月19日、W Koreaは公式Instagramで謝罪文を発表しました。

📄 謝罪文の主な内容（要約）

「『乳がん啓発キャンペーン：Love Your W』は2006年から20年間続けてきたキャンペーンです」

「しかし、10月15日のイベントは、キャンペーンの趣旨に照らして構成と進行が適切でなかったという指摘を重く受け止めています」

「何よりも、乳がん患者様およびご家族の皆様のお立場を配慮できず、ご不快な思いをおかけしたこと、深くお詫び申し上げます」

「今回の件を教訓とし、イベントの企画および実施の全過程を、より綿密に再検討いたします」

⚖️ 謝罪への評価は？

この謝罪に対して、ネット上の反応は：

肯定的な意見：

「謝罪したことは評価できる」
「問題を認めたのは一歩前進」

批判的な意見：

「4日も経ってから？遅すぎる」
「具体的にどう改善するかが書いていない」
「イベントの投稿を削除して、謝罪だけで終わり？」

🎤 参加した芸能人への影響

善意で参加した芸能人たちも、批判の矢面に立たされました。

特に影響を受けたのが：

aespa： ジゼルがイベント後にふらついている動画が拡散され、「慈善イベントでの芸能人の振る舞い」として議論に。ファンからは「W Koreaの責任なのにaespaが批判されるのはおかしい」という擁護も。

BTS： V（テテ）がダンサーのBada Leeと踊る動画が拡散され、一部で批判。ただし、ファンは「#HeartForTaehyung」キャンペーンで擁護。多くのファンが「主催者の問題で、参加者は被害者」と指摘。

👏 賢く行動した芸能人も

一方で、事態を察知して早めに行動した人もいました。

韓ドラ時代劇.comの報道によると、女優パク・ウンビンは：

✨ パク・ウンビンの賢明な判断

イベントの公式プログラム後、すぐに退席
帰宅途中にSNSライブで「今、イベントが終わって急いで家に帰る途中です」
「無事に帰ります、ふぅ」と安堵の息

当初は「可愛い」と話題になっただけでしたが、イベントが炎上した後「賢明な判断だった」と再評価されました。

💡 実は...

早めに退席した人は後に称賛された——危機管理の重要性を示す出来事でした。

🔮 今後の課題

W Koreaは「イベントの全過程を見直す」と約束しましたが、具体策は示していません。

本当に改善するなら、必要なのは：

透明性の確保：寄付金の使途を詳細に公開
患者の声を聞く：乳がん患者コミュニティと協力
教育的要素の充実：啓発活動としての実質を伴う内容
商業化の見直し：ブランド宣伝よりも社会貢献を優先

📚 私たちが学べること

この事件から、私たちが学べることは：

💭 重要な教訓

「善意」だけでは不十分。

本当に支援したいなら、相手が何を必要としているかを理解することが大切

そして：

SNS時代、どんなイベントも多くの目に晒される。

表面的な「支援アピール」は、すぐに見抜かれる

W Koreaの今後の行動が、本当の意味での「Love Your W（あなた自身を大切に）」になることを願います。

📌 この記事のまとめ

W Koreaの乳がん啓発イベントが炎上：2025年10月15日開催の「Love Your W 2025」が、シャンパンでの乾杯や性的パフォーマンスなど、パーティー化していたことで批判殺到
5つの問題点：①飲酒・パーティー化、②ピンクリボン不在、③教育的要素ゼロ、④性的パフォーマンス、⑤商業化優先——乳がん啓発の本質が失われていた
寄付金の少なさに衝撃：20年間で約1億円（月45万円）、1回のイベントの協賛金とほぼ同額という構造的問題が明らかに
「ピンクウォッシング」批判：韓国メディアが「患者が疎外されてきた」と指摘。乳がん支援を装った商業活動という本質的問題
W Koreaが謝罪も課題山積：「イベント内容が不適切だった」と認めたが、具体的改善策は不明。参加した芸能人も批判の矢面に