2025年10月11日午後、映画ファンのタイムラインに衝撃が走りました。
映画宣伝ウォッチャーとして知られる「ビニールタッキー」さんの訃報が、奥様の投稿により明らかになったのです。
「見たい映画があると東京に行き」—その言葉が示すように、最後の最後まで映画を愛し続けた人生でした。
📰 何があったのか？ビニールタッキーさん突然の訃報
Yahoo!ニュースの報道によると、2025年10月10日（昨晩）、映画評論家のビニールタッキーさんが亡くなりました。
翌11日14時37分、奥様がビニールタッキーさんのX（旧Twitter）アカウントから訃報を発表されました。
💬 奥様からの投稿
「ビニールの妻です。突然のことで信じられずにいますが、昨晩、夫が亡くなりました。
見たい映画があると東京に行き帰路に着く途中で倒れ、緊急搬送されましたが、帰らぬ人となりました」
この投稿は瞬く間に拡散され、Yahoo!ニュースやオリコンなど複数のメディアが報道。
映画ファンコミュニティに大きな衝撃を与えています。
「見たい映画があると東京に行き」—映画を愛し続けた人にとって、これ以上ない最期の時間だったのかもしれません。
しかし、あまりにも突然の別れでした。
では、ビニールタッキーさんとはどんな人だったのでしょうか？ ↓
🎬 ビニールタッキーさんとは？映画宣伝ウォッチャーとしての功績
ビニールタッキーさんは、「映画宣伝ウォッチャー」として独自の活動を展開してきた映画評論家です。
映画宣伝ウォッチャーとは、映画会社が作品を宣伝する際の創意工夫—SNSでの施策、イベント、企業コラボなど—を観察し、その面白さを伝える専門家のこと。
つまり、「映画そのもの」ではなく「映画の見せ方」に注目していた人なのです。
📝 映画ナタリーでの連載
映画ナタリーで「月刊おもしろ映画宣伝」という連載を持ち、映画会社の宣伝施策を毎月分析・紹介していました。
この連載は2024年2月に開始され、2025年9月号まで続けられました。
記事末では「MVP（モスト・ヴァリュアブル・プロモーション）」、つまり最も優れた宣伝も発表していました。
💻 ブログ「第9惑星ビニル」
個人ブログ「第9惑星ビニル」で映画宣伝の観察記事や映画レビューを発信。
「この映画宣伝がすごい！」という年間ベスト企画も展開していました。
🎙️ ポッドキャスト配信
「ビニールタッキーの映画話」として、Spotifyなどで映画について語るポッドキャストを2020年から配信。
最新の第96回は2025年10月7日に公開されたばかりでした。
🎤 トークイベント開催
「この映画宣伝がすごい！」というトークイベントを毎年開催。
年間の映画宣伝を表彰する"勝手に表彰式"を実施し、映画ライター・稲田豊史さんや杉山すぴ豊さんと共に、映画宣伝の魅力を語り続けていました。
📊 影響力
Xのフォロワーは約3万5千人。
映画の「作品」だけでなく、その「伝え方」にも光を当てる独自の視点で、多くの映画ファンから支持を集めていました。
最後まで、どんな活動をされていたのでしょうか？ ↓
🎥 最後まで映画を愛した人生—最後の投稿と活動
ビニールタッキーさんの活動は、亡くなる直前まで精力的に続けられていました。
📱 最後の投稿（10月9日）
Xへの最後の投稿は、アニメ映画「バッドガイズ2」の日本公開を待ち望む内容でした。
「『バッドガイズ2』がいつまでも日本公開されないまま前日譚アニメ『バッドガイズ：いざ侵入』のNetflix配信が11月に迫ってきてしまった…
（とにかく2の日本公開はよ）」
最後まで、見たい映画を待ち続けていたのです。
✍️ 最後の記事（10月10日公開）
亡くなった当日の10月10日には、映画ナタリーでの連載「月刊おもしろ映画宣伝」2025年9月号が公開されていました。
タイトルは「クリエイターの技巧を伝えてくれる宣伝に感謝」。
最後まで映画と映画宣伝への愛を語り続けていました。
🎧 最後のポッドキャスト（10月7日配信）
わずか3日前の10月7日には、ポッドキャスト第96回を配信。
映画『テレビの中に入りたい』『ジュリーは沈黙したままで』『サターン・ボウリング』について語っていました。
最後の瞬間まで、映画を愛し、映画について語り、映画を観に行く。
それがビニールタッキーさんの人生そのものでした。
映画業界はどう受け止めたのでしょうか？ ↓
💐 映画業界から追悼の声—ハピネットファントム・スタジオも
訃報を受けて、映画業界や映画ファンから多くの追悼の声が寄せられています。
🏢 ハピネットファントム・スタジオ公式追悼
映画配給会社のハピネットファントム・スタジオは、公式Xアカウントで追悼コメントを発表しました。
ハピネットファントム・スタジオ公式コメント
「ビニールタッキー氏のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
弊社のみならず映画業界全体がビニールタッキー氏の映画愛に溢れた作品紹介に励まされ、助けられ、映画作品の普及に並々ならぬ尽力をいただきました。
改めてご冥福をお祈りいたします。」
💬 映画ファン・関係者からの声
Xには多くの追悼の声が寄せられています。
- 「映画の新作情報をいち早く流してくださるので、参考にさせてもらっていました」
- 「よくTLで映画レビューを見かけて、このレビューを見て気になった映画を見たこと何回もあった」
- 「信頼できる価値観の方で、この方のおかげでより興味を持ったクィア映画作品も沢山ありました」
- 「映画とエンタメの良質な情報を発信してくれて、かつ排他的にならず多様な話を取り上げてくれる数少ない信頼できる映画好きアカウント」
多くの人が、ビニールタッキーさんの発信に影響を受け、新しい映画と出会っていたことがわかります。
では、現時点でわかっていることを整理しましょう ↓
📋 確認できている情報とできていない情報
現時点で確認できている情報と、確認できていない情報を整理しておきます。
✅ 確認できている情報
- 2025年10月10日（昨晩）に死去
- 東京へ映画を見に行き、帰路で倒れ緊急搬送
- 10月11日に妻がXで訃報を発表
- 映画ナタリーでの連載実績
- ポッドキャスト・ブログ・イベント開催実績
- 静岡在住（Xプロフィールより）
❓ 確認できていない情報
- 年齢（公表されていません）
- 本名（ビニールタッキーはハンドルネーム）
- 詳細な死因（「倒れた」以外は不明）
Xのコメントには「まだお若い」という推測もありますが、具体的な年齢は確認できていません。
また、死因についても「倒れた」という情報以外は明らかにされていません。
🕊️ まとめ：映画を愛し、映画に愛された人生
ビニールタッキーさんは、映画の「宣伝」という一見地味な分野に光を当て、映画会社の創意工夫を多くの人に伝え続けてきました。
2025年3月には、映画ナタリーでの連載が1周年を迎え、「映画宣伝はアップデートされ、よりよい方向に向かっている」というタイトルで、映画業界への期待を語っていました。
映画を愛し、映画業界を愛し、そして最後の瞬間まで「見たい映画」を追い求めた人生。
その功績は、これからも多くの映画ファンの心に残り続けるでしょう。
📌 本記事の要点
- 映画宣伝ウォッチャー・ビニールタッキーさんが2025年10月10日に急逝
- 東京へ映画を見に行き、帰路で倒れ緊急搬送された
- 映画ナタリーでの連載、ポッドキャスト、イベント開催など多岐にわたる活動
- 最後の投稿は映画「バッドガイズ2」の日本公開を待望する内容
- 映画業界から多くの追悼の声が寄せられている
心からご冥福をお祈りいたします。
❓ よくある質問（FAQ）
ビニールタッキーさんとはどんな人？
映画宣伝ウォッチャーとして活躍した映画評論家です。映画ナタリーで「月刊おもしろ映画宣伝」を連載し、映画会社の宣伝方法を観察・紹介していました。ポッドキャストやブログでも精力的に活動し、約3万5千人のフォロワーを持つ影響力のある存在でした。
いつ亡くなったのですか？
2025年10月10日（昨晩）に亡くなりました。東京へ映画を見に行き、帰路に着く途中で倒れ、緊急搬送されましたが、帰らぬ人となりました。翌11日に奥様がXで訃報を発表されました。
最後まで何をしていたのですか？
亡くなる直前まで精力的に活動していました。10月9日には「バッドガイズ2」の日本公開を待望する投稿を、10月10日には映画ナタリーでの連載記事を公開、10月7日にはポッドキャスト第96回を配信していました。最後まで映画を愛し続けていました。
映画宣伝ウォッチャーとは何ですか？
映画会社が作品を宣伝する際の創意工夫—SNSでの施策、イベント、企業コラボなど—を観察し、その面白さを伝える専門家のことです。映画そのものではなく「映画の見せ方」に注目していました。
年齢や死因は公表されていますか？
年齢、本名、詳細な死因は公表されていません。「倒れた」という情報以外は明らかにされておらず、Xのコメントには「まだお若い」という推測もありますが、具体的な情報は確認できていません。
映画業界からの反応は？
ハピネットファントム・スタジオが公式に追悼コメントを発表し、「映画業界全体が助けられた」と評価しています。多くの映画ファンや関係者からも「情報発信に影響を受けた」「新しい映画と出会えた」という追悼の声が寄せられています。
📚 参考情報
