2025年10月2日、楽しみにしていたファンに衝撃のニュースが届きました。人気VTuber・とおこさんの3D記念ライブが、悪質な犯行予告により突如中止に。
実はこれ、VTuber業界では珍しい話ではありません。2023年以降、同様の犯行予告でイベントが中止になるケースが相次いでいるんです。
なぜVTuberイベントばかりが狙われるのか?犯人は捕まるのか?今後のイベント開催はどうなるのか?
この記事では、今回の事件から見えてくるVTuber業界の深刻な問題について、分かりやすく解説します。
📋 この記事でわかること
🚨 なぜ中止?とおこさんのイベントに何が起きたのか
2025年10月5日、東京・池袋の新文芸坐で開催予定だった「とおこ 3D記念LIVE パブリックビューイング」。これは、とおこさんの3Dライブをみんなで一緒に見るイベントでした。
ところが開催3日前の10月2日、REJECTの公式発表で突然の中止が発表されます。理由は「安全配慮上看過できない悪質な犯行予告が確認されたため」。
つまり、誰かがこのイベントを妨害する脅迫を送ってきたということです。
REJECTは警察や関係機関と協議を重ねた結果、来場者・出演者・スタッフの安全を最優先し、中止を決断しました。チケット購入者には後日、払い戻しが行われる予定です。

💡 実はこの10月5日、とおこさんにとって特別な日でした。
誕生日であり、デビュー日でもある記念日。ファンにとっても、とおこさん本人にとっても、大切な思い出になるはずだったイベントだったんです。
とおこさん本人もX(旧Twitter)でコメントを発表しています。
「このようなお知らせをお届けする事 本当に申し訳ありません」
「悲しい分、当日少しでも皆さんに笑顔になって貰える時間にしたいと思っています」
前向きなコメントではありますが、その裏にある悔しさや悲しみは計り知れません。
👾 とおこさんとは?REJECT所属の人気VTuber
「とおこさんって誰?」という方のために、簡単にプロフィールをご紹介します。
とおこさんは、遠い宇宙からやってきたという設定の「ポンコツ侵略系VTuber」。2021年5月からTwitchという配信プラットフォームを拠点に活動を開始しました。
穏やかな人柄とポジティブな発言で人気を集め、2024年5月にはプロe-SportsチームのREJECTに加入。現在はREJECTのストリーマー部門を代表する存在として活躍しています。
📊 とおこさんの人気の高さ
その人気の高さは数字にも表れています。
- Twitchフォロワー数:24万人(中規模の市の人口に匹敵する規模)
- YouTubeチャンネル登録者数:12.1万人(甲子園球場が満員になる規模)
🌟 実は2024年12月には、月間のTwitchチャンネル登録者数で日本人3位にランクイン。
1位は当時Twitchに参入したHIKAKINさん、2位は「VCR GTA3」で復帰しただるまいずごっどさんで、そこに続く3位という驚異的な記録でした。
さらに、ストリーマー・k4senさん主催の『League of Legends』リーグ戦「League the k4sen」では、サブコーラー(副指揮官のような役割)として優勝を達成。主催のk4senさんからも「最高レベル」と高く評価されています。
そんな実力も人気も兼ね備えたとおこさんのイベントが、犯行予告で中止に追い込まれてしまったのです。
⚠️ なぜVTuberイベントが狙われるのか:多発する犯行予告
実は、VTuberイベントへの犯行予告は今回が初めてではありません。2023年以降、同様のケースが相次いで発生しているんです。
📌 最近の主な事例
2025年7月:杏戸ゆげさんのイベント中止
VTuber事務所「ななしいんく」所属の杏戸ゆげさんのライブイベントが犯行予告により中止に。この事件では特に悪質な手口が使われました。
会場である東京・豊島区のアニメイトシアターだけでなく、イベントとまったく関係ない会場周辺の複数の企業にまで、犯行予告が送りつけられたのです。これにより、周辺企業も巻き込んだ大きな混乱が生じました。
2023年12月:ぷろぽりす幸子さんのイベント中止
個人VTuber・ぷろぽりす幸子さんのイベントも爆破予告により中止に。会場には「来場者への殺害予告」という凄惨な内容の脅迫メールが届いたと報告されています。
Yahoo!ニュースのコメント欄でも、こんな指摘がありました。
「VTuber関連のイベントでは、大小も知名度の多寡も問わずこの手の予告が非常に多い」
「中止や無観客に追い込まれたイベントを両手で数え切れないほど知っている」
つまり、表に出ているだけでもこれだけあって、実際にはもっと多くの犯行予告が存在する可能性があるということです。
🤔 なぜVTuberイベントばかりが狙われるのか?
いくつかの理由が考えられます。
- 警備体制の手薄さ:小規模なイベントが多く、予算や人員の制約から大手アーティストのライブほど警備が整っていない
- 匿名性の高さ:犯行予告は匿名メールや掲示板で送られることが多く、捜査が非常に困難
- 軽い気持ちでの犯行:「バレないだろう」という安心感から、軽いイタズラ感覚で脅迫を行っている可能性
ただし、これは決して「VTuberファンが悪い」という話ではありません。ごく一部の悪質な人物が、多くの善良なファンと配信者を傷つけているのが現状です。
💰 犯人は捕まる?損害賠償の厳しい現実
「こんな悪質なことをする犯人は、ちゃんと捕まるの?」
多くの人が気になるこの疑問について、現実を見てみましょう。
✅ 逮捕事例は存在する
2024年12月、VTuber事務所ANYCOLORが、所属VTuberに脅迫を繰り返していた人物の逮捕を報告しました。この人物は業務妨害容疑で逮捕され、ANYCOLORは刑事・民事の両面から法的責任を追及する姿勢を示しています。
また、誹謗中傷に関しては、VTuberグループ「ぶいすぽっ!」が約120万円の損害賠償で示談成立した事例も報告されています。
つまり、犯人を特定して法的措置を取ることは可能なのです。
😔 しかし、損害賠償の回収は困難
ここからが厳しい現実です。
Yahoo!ニュースのコメント欄には、こんな声がありました。
「最終的に泣き寝入りだったり示談で済ます事が多い」
「被害総額は相当なものになる」
「残念ながら日本の司法の現実ではチケット代すら回収出来ない」
💸 イベント中止の本当の損失
イベント中止による損失は、チケット代の払い戻しだけではありません。
- 会場のキャンセル料
- スタッフの人件費
- 宣伝広告費
- 準備にかかった膨大な時間と労力
- 「この日に開催できていれば得られたはずの収益」という機会損失
これらすべてを合わせると、損害額は数百万円、場合によっては数千万円に上ることもあります。
📌 重要なポイント
たとえ裁判で勝訴して賠償金の支払いが命じられても、犯人に支払い能力がなければ回収は困難です。
さらに、日本の法律では「得られたはずの利益」を損害として認めてもらうのが非常に難しいのが現状です。
特に資金繰りが厳しい小規模な運営や個人VTuberの場合、一度のイベント中止が致命的なダメージになり、活動継続すら危うくなることもあります。
🛡️ 今後のイベント開催はどうなる?新しい対策も
「じゃあ、もうVTuberのリアルイベントは無理なの?」
そんな不安の声も聞こえてきそうですが、希望もあります。
🔐 新しい対策:クローズド開催
Yahoo!ニュースのコメント欄には、こんな情報がありました。
「先日開催されたあるVtuberイベントは、秋葉原某所みたいな告知でチケット購入者にだけ直前公開という形でした」
これは「クローズド開催」と呼ばれる新しい対策です。会場の詳細な場所を事前に公開せず、チケット購入者にだけ開催直前に会場を伝える方法。
これなら犯行予告を送りたくても、どこに送ればいいか分からなくなります。
もちろん、この方法にも欠点はあります。会場周辺の店舗や施設に事前に協力を求めにくい、当日の混乱が大きくなる可能性がある、などです。
でも、「楽しみにしているファンとVTuberが、安心して会える場を作る」という目的のためには、新しい方法にチャレンジする価値があるはずです。
⚖️ 厳罰化の必要性
コメント欄では「厳罰化と見せしめが必要」という声も多く見られました。
- 「高額賠償判決を出してくれ」
- 「再起不能レベルまで追い詰めることで抑止効果もあるだろう」
実際、ANYCOLOR社のように「断固たる姿勢で法的措置を取る」と公言する事務所も増えてきています。一つ一つの事例で徹底的に法的責任を追及し、「犯行予告は割に合わない」ということを社会に示していくことが重要です。
🙋 私たちファンにできること
では、私たちファンにできることは何でしょうか?
✨ ファンができる3つのこと
- 不審な投稿の通報:SNSや掲示板で不審な投稿を見つけたら、すぐに通報
- イベント主催者への応援:犯行予告で心が折れそうになっている人たちに温かい声を
- 正しい情報の共有:デマや憶測ではなく、公式情報を共有する
とおこさんも、中止発表の際にこうコメントしていました。
「悲しい分、当日少しでも皆さんに笑顔になって貰える時間にしたいと思っています」
犯行予告に屈せず、配信という形でファンに笑顔を届けようとする姿勢。これこそが、VTuber文化を守っていく力になるはずです。
📝 まとめ:VTuberイベントの安全を取り戻すために
今回のとおこさんのイベント中止から見えてきたことをまとめます。
- 犯行予告によるVTuberイベント中止は2023年以降多発しており、珍しい事例ではない
- 会場だけでなく周辺企業まで脅迫が及ぶ悪質なケースも存在する
- 逮捕事例はあるが、損害賠償の回収は困難で泣き寝入りが多い
- クローズド開催(会場直前公開)など新しい対策も始まっている
- ファンにできることは不審投稿の通報と、配信者への応援を続けること
VTuber文化は、配信者とファンが一緒に作り上げていくものです。ごく一部の悪質な人物によって、その楽しい空間が壊されるのは本当に悲しいこと。
でも、諦めずに新しい対策を考え、法的措置を強化し、ファンみんなで支え合っていけば、きっと安心してイベントを楽しめる日が戻ってくるはずです。
とおこさんの3Dライブは、当日オンライン配信という形でファンに届けられる予定です。画面越しではありますが、みんなで一緒に楽しみましょう。
VTuberとファンが笑顔で会えるリアルイベント。その未来を守るために、私たち一人ひとりができることから始めていきませんか?
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. とおこさんのイベントはなぜ中止になったの?
悪質な犯行予告が確認されたため、来場者・出演者・スタッフの安全を最優先してREJECTが中止を決定しました。警察や関係機関と協議の上での苦渋の決断です。
Q2. VTuberイベントへの犯行予告は多いの?
2023年以降、VTuberイベントへの犯行予告は多発しています。杏戸ゆげさんやぷろぽりす幸子さんなど、複数のVTuberのイベントが同様の理由で中止になっており、珍しい事例ではありません。
Q3. 犯人は逮捕されるの?
逮捕事例は存在します。2024年12月にはANYCOLORが脅迫者の逮捕を報告しています。ただし、逮捕されても損害賠償の回収は困難で、多くの場合は泣き寝入りになっているのが現実です。
Q4. 今後のVTuberイベントはどうなるの?
会場を直前まで非公開にする「クローズド開催」など、新しい対策が始まっています。また、法的措置を徹底する事務所も増えており、安全なイベント開催に向けた取り組みが進んでいます。
Q5. ファンにできることは?
SNSや掲示板で不審な投稿を見つけたら通報すること、イベント主催者や配信者を応援し続けることが大切です。一人ひとりの小さな行動が、VTuber文化を守る力になります。