トランプ大統領が27日に来日し、28日に高市首相との初めての首脳会談が行われます。
そしてこの日、高市首相はトランプ大統領と一緒に大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」に乗って横須賀基地へ向かう予定です。
✨ 実はこれ、すごく珍しいこと。外国の首脳が大統領専用ヘリに同乗するのは異例中の異例なんです。
過去に日本の首相で乗ったのは、トランプ大統領と親しかった安倍晋三元首相だけ。
なぜ高市首相は「特別待遇」を受けるのか？マリーンワンって一体どんなヘリなのか？安倍元首相との思い出とは？詳しく見ていきましょう。
📑 この記事でわかること
🚁 「マリーンワン」って何？大統領専用ヘリの正体
「マリーンワン」って、映画やニュースで聞いたことがあるかもしれません。
でも実は、これって機体の名前じゃないんです。
マリーンワンは「コールサイン」、つまり「呼び名」のこと。アメリカ大統領が海兵隊のヘリコプターに乗った時だけ、このヘリはマリーンワンと呼ばれます。
大統領が乗っていない時は、別の名前で呼ばれるんです。ちょっと不思議ですよね。
🎯 どんな時に使われるの？
マリーンワンは、大統領がホワイトハウスから空港へ移動したり、近くの場所へ行く時に使われます。
車で行くと時間がかかったり、警備が大変だったりする時に、このヘリが活躍するんです。
今回の来日でも、大統領専用機で日本に到着したトランプ大統領が、都内を移動する時にマリーンワンを使う予定です。
💪 ただのヘリじゃない！すごい装備
実はマリーンワンって、ただのヘリじゃありません。
防音設備はもちろん、対ミサイル防衛システム、防弾装甲、安全な通信回線、レーダー妨害技術まで搭載されています。
📊 マリーンワンの基本スペック
• 定員：16人（クラス半分くらい）
• 最高時速：約260km（新幹線並みの速さ）
• 運用開始：1957年から
しかも、1957年から使われているというから、アメリカの歴代大統領がずっと使ってきた「伝統のヘリ」でもあります。
つまり、マリーンワンは大統領を守るために作られた、最高レベルの安全性を持つ特別なヘリコプターなんです。
⭐ なぜ高市首相が同乗？「外国首脳は超レア」の理由
さて、ここからが重要なポイント。
高市首相がこのマリーンワンに乗るって、実はものすごく珍しいことなんです。
🔒 外国の首脳が乗るのは異例中の異例
ホワイトハウス関係者が明らかにしたところによると、「外国首脳がマリーンワンで共に移動するのは珍しい」とのこと。
なぜ珍しいのか？
それは、セキュリティ上の理由です。大統領専用ヘリは最高レベルの警備が必要で、通常は大統領だけが乗ります。
外国の要人を乗せるというのは、それだけ特別な信頼関係があるということなんです。
📍 どこへ向かうの？
28日、高市首相とトランプ大統領は首脳会談を行った後、マリーンワンに同乗して東京都内の米軍ヘリポートから横須賀基地へ移動する予定です。
そこでは、横須賀基地を拠点とする原子力空母ジョージ・ワシントンを一緒に視察します。
車で行けば時間もかかるし、警備も大変。だから、大統領専用ヘリで一緒に移動するんです。
🤝 「日米同盟の強さ」を世界に見せる
この同乗には、もう一つ大きな意味があります。
それは、「日本とアメリカの強い絆」を世界中に見せるということ。
💡 アメリカの大統領が外国の首脳を専用ヘリに乗せるのは、「この国は特別なパートナーだ」というメッセージなんです。
日本とアメリカは同盟国。その関係が今も強いことを、こうして形にして示すわけです。
💭 安倍元首相も乗っていた〜トランプ大統領との「思い出の空間」
実は、日本の首相がマリーンワンに乗ったのは、今回が初めてじゃありません。
過去に一人だけ、この特別な経験をした日本の首相がいます。
それが、安倍晋三元首相です。
📅 2017年2月、安倍首相の同乗
2017年2月、当時の安倍首相がアメリカを訪問した時のこと。
トランプ大統領は安倍首相を「異例の厚遇」で迎えました。その一つが、マリーンワンへの同乗だったんです。
しかも、マリーンワンだけじゃありません。大統領専用機エアフォースワンにも同乗しました。
大統領専用機に外国の首脳が乗るのも、これまた異例中の異例。トランプ大統領がどれだけ安倍首相を特別扱いしていたかが分かります。
💬 ヘリの中で「重要な話」をした
このマリーンワンの中で、二人は何を話したのか？
FNNの岩田明子氏によると、当時アメリカがTPP（環太平洋パートナーシップ協定）から離脱してしまった後、「どうやって通商交渉をやっていこうか」という大事な話をしたそうです。
つまり、マリーンワンは単なる移動手段じゃなく、二人だけで重要な話ができる「特別な空間」だったんです。
🏌️ トランプ大統領と安倍首相の関係
トランプ大統領と安倍首相は、本当に仲が良かったことで知られています。
📈 二人の関係を示す数字
• 会談回数：計20回
• ゴルフ：5回一緒にプレー
• 評価：「相思相愛の仲」と言われた
2019年5月には千葉県のゴルフ場で一緒にプレーし、両国技館で大相撲も観戦。トランプ大統領が優勝力士に「米大統領杯」を贈呈するなど、日米関係の象徴的なシーンがたくさんありました。
だからこそ、マリーンワンでの移動は、二人の強い信頼関係を表すものだったんです。
🔗 高市首相とトランプ大統領〜「安倍元首相」でつながる関係
では、高市首相とトランプ大統領の関係はどうなのか？
実は、二人をつなぐのも「安倍元首相」なんです。
☎️ 「安倍氏が気にかけていた政治家」
高市首相とトランプ大統領は、25日に初めて電話で話しました。
その時、トランプ大統領はこう言いました。「安倍氏が気にかけていた政治家だと知っている」
トランプ大統領は、安倍元首相から高市首相のことを聞いていたんです。
首相官邸が発表したところによると、電話会談では「安倍元総理の思い出話」もあったそうです。
高市首相も「快活で楽しい方だなと思った」と印象を語っています。
👔 アメリカは「安倍氏の後継者」とみている
アメリカ政府の中では、高市首相は「安倍氏の後継者」とみられています。
ベッセント財務長官も、高市首相を安倍元首相の後継者と表現しました。
トランプ大統領自身も、24日に記者団に対して「彼女は素晴らしい。安倍氏にとても近い盟友だった」と語っています。
🌸 昭恵夫人との交流も
トランプ大統領は昨年12月、安倍昭恵夫人をフロリダ州の自宅「マー・ア・ラゴ」に招待しました。
安倍元首相が2022年に亡くなった後も、トランプ大統領は安倍家との交流を続けていたんです。
高市首相も電話会談で、「安倍昭恵夫人に対して今年大変なお心遣いいただいて、その友情に感謝をしている」と伝えたそうです。
つまり、高市首相とトランプ大統領の関係は、安倍元首相という「共通の思い出」でつながっているんです。
🎁 トランプ大統領への贈り物〜安倍元首相のゴルフクラブと金箔ボール
そして、この「安倍元首相の思い出」は、贈り物にも表れています。
FNNの取材によると、高市首相はトランプ大統領に、とても意味深い贈り物を用意しているんです。
⛳ 安倍元首相が使っていたゴルフクラブ
一つ目は、安倍元首相が生前使っていたゴルフクラブ。
これは、安倍昭恵夫人の意向を踏まえて贈ることを検討しているそうです。
安倍元首相が実際に使っていたクラブを贈るというのは、トランプ大統領にとって、きっと特別な意味を持つでしょう。
✍️ 松山英樹選手のサイン入りゴルフバッグ
二つ目は、プロゴルファー松山英樹選手のサイン入りゴルフバッグ。
これは、2017年にトランプ大統領が安倍元首相、松山選手と一緒にゴルフをした時に、松山選手が使用したものだそうです。
あの時の思い出が詰まった品なんです。
ちなみに、松山選手が2021年にマスターズで優勝した時、トランプ大統領は安倍元首相に手紙を送ったそうです。それくらい、ゴルフは二人の強い絆を象徴するものでした。
✨ 石川県金沢市の金箔を使ったゴルフボール
三つ目は、石川県金沢市の金箔を使った金色に輝くゴルフボール。
石川県は能登半島地震で被災した地域。この贈り物には、被災地支援の意味も込められています。
金色という豪華な見た目も、トランプ大統領が喜びそうですよね。
💝 贈り物に込められた思い
🎯 共通のキーワードは「ゴルフ」
これらの贈り物には、全て「ゴルフ」というキーワードがあります。ゴルフは、安倍元首相とトランプ大統領の共通の趣味でした。二人はゴルフを通じて信頼関係を深めてきたんです。
高市首相は、これらの贈り物を通じて「安倍元首相の思いを受け継ぐ」というメッセージを伝えようとしているんです。
🎬 マリーンワンの「凄さ」〜映画みたいな警備体制
さて、ここでもう一度マリーンワンの「凄さ」について見ていきましょう。
実はこのヘリ、映画で見るような本格的な警備体制で運用されているんです。
❓ どのヘリに乗っているか「分からない」
マリーンワンの最大の特徴は、常に複数のヘリで編隊を組んで飛ぶこと。
🎭 通常、4〜5機のヘリが一緒に飛び、どのヘリに大統領が乗っているのか、外部から見ても分からないようにしているんです。
もしテロリストなどが攻撃しようとしても、どれを狙えばいいのか分からない。これが大統領を守る最大の防御策なんです。
映画のワンシーンみたいですが、これが現実なんです。
🦅 「ナイトホークス」が運用
このマリーンワンを運用しているのは、アメリカ海兵隊の「第1海兵ヘリコプター飛行隊」。
通称「ナイトホークス」と呼ばれる、エリート部隊です。
バージニア州のクアンティコ海兵隊基地に拠点を置き、日々訓練を重ねています。
⏰ 40年以上使われている機体
主力機のVH-3D「シーキング」は、実は40年以上も使われている機体です。
それでも現役で使われているのは、徹底的なメンテナンスと、何度もアップグレードを繰り返しているから。
長さ約22m、高さ約2m。白い機体に「UNITED STATES OF AMERICA」の文字と大統領章が描かれた姿は、まさにアメリカの象徴です。
✈️ 外遊時は輸送機で運ぶ
大統領が外国を訪問する時は、このマリーンワンも一緒に運ばれます。
大型輸送機に積み込んで、事前に訪問先の国へ運ぶんです。今回の来日でも、10月23日に厚木飛行場や横須賀基地周辺で試験飛行が行われました。
つまり、大統領がどこへ行っても、このマリーンワンが使えるようになっているんです。
🛡️ 対ミサイル防衛から通信まで完璧
マリーンワンには、最新の防衛システムが搭載されています。
対ミサイル防衛システム、防弾装甲、安全な通信回線、レーダー妨害技術。大統領を守るための装備が全て詰まっているんです。
中には防音設備もあり、大統領は飛行中も静かな環境で仕事ができます。
ここまで完璧な警備体制があるからこそ、外国の首脳を乗せることができるんです。
📅 28日の日米首脳会談〜何が話し合われる？
さて、いよいよ本題の日米首脳会談です。
27日午後にトランプ大統領が来日し、28日に重要な会談が行われます。
🗓️ スケジュールは？
27日午後、トランプ大統領が羽田空港に到着。その後、皇居で天皇陛下と会見します。
28日午前、東京・元赤坂の迎賓館で日米首脳会談を実施。昼食会も予定されています。
そして午後、マリーンワンに同乗して横須賀基地へ移動。原子力空母ジョージ・ワシントンを視察します。
29日午前には韓国へ出発する予定です。
💼 何が話し合われるの？
Bloombergなどの報道によると、首脳会談では以下のような議題が話し合われる見通しです。
🔹 日米同盟の強化
高市首相は「日米同盟の強化が私の政権で外交・安全保障の最重要事項だ」と電話会談で伝えています。この基本方針を確認するでしょう。
🔹 防衛力強化
アメリカ政府は同盟国に防衛費の増額を求めています。高市首相は防衛費を2027年度にGDP比2%とする目標を、2025年度中に前倒しで措置する方針を示しています。
🔹 5500億ドルの対米投資
日米関税交渉で合意した、約84兆円規模の対米投資の具体化について話し合われる可能性があります。
🔹 北朝鮮の拉致問題
高市首相は電話会談で、拉致問題の解決への協力を要請しました。首脳会談でも重要な議題になるでしょう。
🎯 高市首相の狙いは？
高市首相にとって、就任後わずか1週間での初めての首脳会談。
ここでトランプ大統領と良好な関係を築けるかどうかが、今後の日米関係を左右します。
安倍元首相が築いた信頼関係を受け継ぎ、新しい日米関係を作っていく。それが高市首相の狙いです。
マリーンワンという「特別な空間」での移動は、二人の信頼関係を深める絶好のチャンスになるでしょう。
🌏 世界が注目する会談
トランプ大統領は日本の後、韓国で中国の習近平国家主席とも会談する予定です。
アジアでの一連の首脳会談の中で、日本との関係をどう位置づけるのか。世界中が注目しています。
高市首相とトランプ大統領の初会談。そして、マリーンワンでの移動。
安倍元首相の思い出が、新しい日米関係の始まりへとつながっていきます。
📝 この記事のまとめ
- マリーンワンは単なるヘリじゃない：大統領専用の「コールサイン」で、最高レベルの警備体制を持つ特別なヘリコプター
- 外国首脳の同乗は超レア：セキュリティ上の理由で通常は大統領のみ。高市首相の同乗は日米同盟の強さを示す
- 安倍元首相も2017年に同乗：トランプ大統領と安倍首相は20回会談、ゴルフ5回という強い信頼関係があった
- 高市首相は「安倍氏の後継者」：トランプ大統領は「安倍氏が気にかけていた政治家」と認識している
- 贈り物に込められた思い：安倍元首相のゴルフクラブ、松山英樹選手のゴルフバッグ、金箔ボールなど、全てに深い意味がある
- 28日に歴史的な初会談：日米同盟強化、防衛費、対米投資、拉致問題などが話し合われる見通し
高市首相とトランプ大統領は、マリーンワンという「特別な空間」で何を語り合うのか？
安倍元首相が残した日米関係という「レガシー」が、新しい時代へと引き継がれようとしています。
あなたは、この日米関係の新しい始まりについて、どう思いますか？
📚 参考文献・関連リンク
- 東京新聞 - 米大統領ヘリに高市首相同乗へ
- 首相官邸 - トランプ米国大統領との電話会談についての会見
- 時事通信 - 日米首脳「同盟さらなる高みに」
- Bloomberg - トランプ米大統領きょう訪日
- Wikipedia - マリーンワン
- Business Insider - アメリカ大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」
- 日本経済新聞 - 首相厚遇、異例づくし
- Yahoo!ニュース - 高市首相、安倍元首相のゴルフクラブをトランプ大統領に贈ることを検討
- 乗りものニュース - 日本の空飛んだ「マリーン・ワン」
- FlyTeam - 米海兵隊VH-3D「マリーン・ワン」が首都圏を飛行
- ALBA - トランプ大統領と安倍首相が千葉県でゴルフ会談
