💥 2025年10月7日夕方、高市早苗自民党総裁の記者会見を待つ記者たちの雑談が、まさかの生配信で全国に流れてしまいました。
「支持率下げてやる！」「支持率下げるような写真しか出さねえぞ！」
冗談めかした口調ではあるものの、報道の公平性を疑わせる発言に、SNSは大炎上。
「マスゴミ」「オールドメディア」などの言葉がトレンド入りし、報道のあり方が問われる事態に発展しています。
この記事では、「支持率下げてやる」発言の詳細、音声の真偽、発言者の特定状況、その後の対応、そして報道の問題点まで、分かりやすく解説します。
📋 この記事でわかること
📢 「支持率下げてやる」発言とは？高市総裁の会見前に起きた衝撃の音声流出
🔍 何が起きたのか
2025年10月7日夕方、自民党本部4階で、高市早苗新総裁の記者会見が行われる予定でした。
実はこの日、高市総裁は公明党の斉藤鉄夫代表と会談を行っており、連立政権継続についての話し合いをしていました。
会談が終わるのを待つ記者やカメラマンたちの様子が、J-CASTニュースの報道によると、日本テレビのYouTubeチャンネルでライブ配信されていたのですが、そこで問題の発言が流れてしまったのです。
🎤 実際に何を言ったのか
マイクが拾った音声には、こんな発言が含まれていました。
📍 問題の発言内容
- 「ひどい！支持率下げてやる！」
- 「支持率下げるような写真しか出さねえぞ！」
- 「裏金と靖国なんかでしょ」
- 「靖国は譲れません」
- 「（高市氏は）イヤホン付けて麻生さんから指示聞いてたりして」
- 「ハッハッハ、リモコン？」
産経ニュースの報道によると、会談の様子を確認しに行った記者が戻ってきて、「もう少し時間がかかりそうだ」と伝えると、待たされていた記者たちから不満の声が上がったようです。
⚠️ なぜこれが問題なのか
記者というのは、本来「どちらの味方もせず、事実を公平に伝える」ことが求められる仕事です。
でも、「支持率下げてやる」という発言は、まるで「自分たちの報道で支持率をコントロールできる」と考えているように聞こえます。
💡 これは報道の公平性を疑わせる、かなり問題のある発言です。
冗談のつもりだったとしても、報道に携わるプロとして口にすべきでない言葉だったと言えます。
では、この音声は本当に流れたのでしょうか？次のセクションで詳しく見ていきます。
🎥 音声は本当？日テレ生配信で拾われた証拠と動画編集の謎
✅ 音声は本当に流れたのか
「本当にそんなこと言ったの？」と疑問に思う人もいるかもしれません。
でも、これはフェイクではありません。
詳細な検証記事によると、実際に日本テレビの公式YouTubeチャンネルでライブ配信されていた映像に、この音声が入っていたことが確認されています。
🔍 証拠として、以下の要素がすべて揃っています
- 日テレNEWS LIVEの公式チャンネルURL
- チャンネル名とアイコン
- 配信タイトル「【ノーカット】自民党 高市総裁 コメント」
- リアルタイムで流れるコメント
- リプレイ状態での音声キャプチャ
つまり、後から誰かが加工したわけではなく、本当に生配信中に流れてしまったということです。
✂️ 日テレが動画を編集した事実
ここからが興味深いのですが、実は日テレはその後、この動画を編集しています。
元々の配信は約4時間の長さでしたが、10月7日の23時40分頃、問題の部分がカットされ、22分58秒に短縮されました。
🤔 さらに不思議なのは、タイトルに「【ノーカット】」という表記が残されたままだったこと。
「ノーカット」なのに大幅に編集されている——この矛盾が、さらに批判を呼ぶ結果となりました。
📱 SNSで切り抜き動画が拡散
日テレが動画を編集する前に、多くの視聴者が問題の部分を録画・切り抜きしており、SNSで急速に拡散されました。
動画を編集しても、もう手遅れだったということです。
「後から隠そうとしても無駄だった」という点が、この事件の象徴的な部分と言えるかもしれません。
では、誰がこの発言をしたのでしょうか？
❓ 誰が言ったの？発言者とメディアの特定状況
🔎 発言者は特定されているのか
多くの人が気になる「誰が言ったのか」という疑問ですが、2025年10月8日時点で、発言者の氏名や所属メディアは公式には特定されていません。
複数のメディアが報じているように、SNS上では、東京新聞、神奈川新聞、朝日新聞、毎日新聞などの名前が憶測として挙がっていますが、いずれも確証はありません。
音声解析や会場の席順から特定を試みる動きもありましたが、明確な証拠は見つかっていないようです。
🏛️ なぜ特定されないのか？平河クラブの閉鎖性
「なんで分からないの？」と不思議に思うかもしれません。
実は、この記者会見が行われた場所には、「平河クラブ」という記者クラブの記者しか入れないのです。
Wikipediaの記者クラブ一覧によると、平河クラブとは、自民党本部に設置された記者クラブで、58社もの大手メディアが加盟しています。
📌 平河クラブの特徴
- 主に自民党や公明党の取材を担当
- 58社が加盟する大規模な記者クラブ
- 昭和の時代から続く閉鎖的なシステム
- フリーランス記者は参加不可
多くの記者が同じ場所にいて、誰が何を言ったのか外部からは分かりにくい——これが特定が困難な理由の一つです。
📸 記者ではなくカメラマンの可能性も
音声の声質から、「おじさん」「年配の男性」との指摘があります。
実は、自民党を担当する平河クラブの記者は比較的若い人が多く、この声のような年配の男性は、本社でデスクをやっていることが多いそうです。
そのため、記者ではなくスチールカメラマンの声ではないかという指摘もあります。
では、なぜこんな発言をしてしまったのでしょうか？
🤔 なぜこんな発言を？会見遅延の背景と記者の本音
⏰ 会見が遅れた理由
「なんでこんなこと言ったの？」という疑問に対する一つの説明が、会見の遅延です。
高市総裁と公明党の斉藤代表の会談は、約1時間半にわたって行われました。
連立政権の継続についての話し合いが難航していたため、予想よりも長引いたのです。
記者やカメラマンたちは、その間ずっと待たされていました。
😅 冗談のつもりだった？
音声を聞いた人の多くが指摘するのは、「冗談めかした口調だった」ということです。
会談の様子を確認しに行った記者が「もう少し時間がかかりそうだ」と伝えると、待たされていた記者たちから「えーっ」と不満げな声が上がり、その流れで「支持率下げてやる」という発言が飛び出したようです。
つまり、待たされてイライラした記者が、愚痴やジョークのつもりで言ったのかもしれません。
🚫 冗談でも許されない理由
ただし、日刊スポーツの報道によると、テレビ東京の前官邸キャップの名物記者、篠原裕明氏は、自身のXで次のようにコメントしています。
「冗談であれ、許されない言葉がある。いま自分たちの仕事に、厳しい目が向けられている自覚を持つべき」
冗談かどうかは問題ではなく、報道に携わるプロとして、そういう言葉を口にすること自体が問題だということです。
「報道が支持率を操作できる」という驕った意識が、この発言の背景にあるのではないか——多くの人がそう感じたからこそ、これほど大きな批判を呼んだのです。
では、その後どのような対応がとられたのでしょうか？
📞 その後どうなった？メディアと自民党の対応
📺 日テレの対応
日本テレビは、問題の部分を削除した動画を再公開しましたが、謝罪や説明はありませんでした。
ただ静かに動画を編集しただけで、「なぜ編集したのか」「誰の発言だったのか」といった説明は一切なしです。
この対応も、批判を強める結果となりました。
🔇 報道機関の沈黙
発言者の所属メディアを含め、報道機関からの公式コメントは現時点でありません。
多くの人が「説明責任を果たすべきだ」と主張していますが、報道機関側は沈黙を保っています。
📢 テレビ業界内部からの批判
一方で、同じテレビ業界で働く記者からは批判の声が上がっています。
前述の篠原裕明氏（テレビ東京）は、かつて「天才・たけしの元気が出るテレビ」に出演した「ちびっこ篠原くん」として知られる異色の経歴の持ち主で、現在は「WBS（ワールドビジネスサテライト）」のデスクとして活躍しています。
💡 そんな業界の「身内」とも言える立場の人物が、はっきりと批判の声を上げたことは注目に値します。
🏛️ 自民党の反応
自民党からの具体的な対応は確認できていません。
高市総裁本人もコメントを出していませんが、支持者の間では「毅然とした対応をしてほしい」「メディアに対して抗議すべき」といった声が上がっています。
一方、日本保守党の党首・百田尚樹参院議員は、問題の動画を引用して「あはは、面白いなあ」とコメントしています。
では、SNSではどのような反応があったのでしょうか？
💬 「マスゴミ」批判殺到！SNSと世論の反応
🔥 トレンド入りした言葉たち
Yahoo!ニュースの報道によると、この発言が拡散されると、SNSでは瞬く間に批判が広がりました。
Xでは、以下のような言葉がトレンド入りしています。
📊 トレンド入りした言葉
- 「マスゴミ」
- 「オールドメディア」
- 「どこの記者」
- 「支持率下げてやる」
- 「支持率下げる写真」
「マスゴミ」という言葉がトレンド上位に入るほど、多くの人が怒りを感じたということです。
😠 「やっぱりね」という感情
SNSの反応を見ると、多くの人が「やっぱりそうだったのか」という感情を抱いているようです。
- 「報道の中立性ってどこにあるんだろう」
- 「これがマスコミの本質だと思うし腐ってる」
- 「冗談でも許されないよ」
- 「どこの記者ですか？」
- 「大問題にすべきだと思います」
- 「プロなら冗談でも言ってはいけない」
国民が以前から感じていた「報道って本当に公平なの？」という違和感を、この発言が裏付けてしまったのです。
🤷 冷静な意見も
一方で、冷静な意見もあります。
- 「冗談を大げさにしすぎでは」
- 「文脈を考えるべき」
- 「音声の一部だけで判断するのは危険」
ただし、こうした意見は少数派で、圧倒的多数が批判的な反応を示しています。
👁️ SNSが「第五の権力」として機能
今回の件で興味深いのは、SNSが報道を監視する役割を果たしたことです。
従来、報道は「第四の権力」と呼ばれ、政治や企業を監視する存在とされてきました。
💡 しかし今回、SNSの利用者たちが報道を監視し、問題点を指摘しました。
これは、SNSが「第五の権力」として、報道をチェックする時代になったことを示しているのかもしれません。
では、この問題の背景にある構造的な問題とは何でしょうか？
📰 報道の公平性は？記者クラブ制度の問題点
🏢 記者クラブ制度とは
そもそも、記者クラブとはどういう仕組みなのでしょうか。
スマート選挙ブログの解説によると、記者クラブとは、政府機関や企業、自治体などに設置された、報道機関の記者たちによる自主組織です。
日本には約800の記者クラブがあり、主に大手メディアの記者で構成されています。
🔒 平河クラブの閉鎖性
今回の舞台となった平河クラブは、自民党本部に設置された記者クラブで、58社が加盟しています。
重要なのは、この記者クラブに所属していない記者——フリーランスや小規模メディアの記者——は、会見に参加できないということです。
⚠️ 立憲民主党、国民民主党、参政党、日本維新の会などの野党の記者会見は、フリーランスも参加できるのに対し、自民党は平河クラブ所属記者に限定しています。
この閉鎖性が、記者の特権意識を生んでいるのではないか、という指摘があります。
📅 2009年「下野なう」事件との類似性
実は、似たような炎上事件が過去にもありました。
2009年8月、自民党が政権を失った際、産経新聞の社会部のXアカウントが次のように投稿しました。
「産経新聞が初めて下野なう」
「でも、民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ」
この発言も大きな批判を浴び、産経新聞は謝罪・釈明しました。
今回の「支持率下げてやる」発言は、この「下野なう」事件と構造的によく似ています。
🔄 記者が政治の「プレーヤー」のように振る舞い、中立性を失っている——16年前から何も変わっていないのではないか、という指摘があります。
⚖️ 報道の公平性とは何か
報道の公平性とは、どちらの味方もせず、事実をありのままに伝えることです。
記者は政治家を監視する立場であって、政治に影響を与える「プレーヤー」ではありません。
「支持率を下げてやる」という発言は、記者が中立的な立場を離れ、政治に介入しようとする意識を示しています。
これは報道の本質的な役割から逸脱していると言えます。
🔮 今後の報道のあり方
メディア分析の記事でも指摘されているように、今回の炎上は、単なる一記者の失言で終わる問題ではありません。
記者クラブという昭和から続く閉鎖的なシステム、記者の特権意識、報道の中立性——これらすべてが問われています。
📱 SNSの登場により、国民一人ひとりが報道を監視できる時代になりました。
報道機関は、この現実を真摯に受け止め、透明性と公平性を取り戻す努力が求められています。
📝 まとめ：「支持率下げてやる」発言が示したもの
この記事のポイントを整理します。
- 2025年10月7日、高市総裁の会見前に記者が「支持率下げてやる」と発言し、日テレの生配信で全国に流れた
- 音声は本物で、日テレは後から動画を編集したが、既にSNSで拡散済みだった
- 発言者は特定されておらず、平河クラブという閉鎖的な記者クラブの問題が背景にある
- 会見が遅れて待たされた記者が、冗談のつもりで言った可能性があるが、プロとして許されない発言
- テレビ業界内部からも批判の声が上がったが、報道機関からの公式説明はない
- SNSでは「マスゴミ」「オールドメディア」がトレンド入りし、報道への不信が顕在化した
- 昭和から続く記者クラブ制度の閉鎖性と、報道の中立性が改めて問われている
今回の炎上は、報道の裏側にある記者の本音を明らかにしました。
「報道が支持率を操作できる」という驕った意識が、多くの国民が感じていた「報道って本当に公平なの？」という疑問を裏付けてしまったのです。
SNSが「第五の権力」として報道を監視する時代において、報道機関は透明性と公平性を取り戻す努力が求められています。
あなたは、この「支持率下げてやる」発言について、どう思いますか？
❓ よくある質問
Q1: 「支持率下げてやる」発言は本当にあったの？
はい、本当にありました。日本テレビの公式YouTubeチャンネルでライブ配信されていた映像に、この音声が入っていたことが確認されています。配信URL、チャンネル名、リアルタイムコメントなど、複数の証拠が揃っています。
Q2: 誰がこの発言をしたの？
2025年10月8日時点で、発言者の氏名や所属メディアは公式には特定されていません。平河クラブという58社が加盟する記者クラブの閉鎖的な環境のため、特定が困難な状況です。
Q3: なぜこんな発言をしたの？
公明党との会談が約1時間半と長引き、記者たちが待たされていたことが背景にあります。冗談めかした口調だったとの指摘もありますが、報道に携わるプロとして許されない発言です。
Q4: 日テレはどう対応したの？
日本テレビは問題の部分を削除した動画を再公開しましたが、謝罪や説明はありませんでした。元々約4時間の動画を22分58秒に編集しましたが、「ノーカット」の表記は残されたままでした。
Q5: SNSではどんな反応があったの？
「マスゴミ」「オールドメディア」「どこの記者」などの言葉がトレンド入りし、多くの批判が集まりました。報道の中立性への疑問と、メディアへの不信が顕在化しました。
Q6: 記者クラブって何？
記者クラブは、政府機関や企業に設置された報道機関の記者たちによる自主組織です。平河クラブは自民党本部に設置され、58社が加盟していますが、フリーランス記者は参加できない閉鎖的なシステムです。
