2025年11月2日夜、韓国ソウルの人気観光地・東大門で、日本人観光客の親子が飲酒運転の車にはねられる事故が発生しました。
58歳の母親は病院に搬送されましたが死亡、38歳の娘も骨折の重傷を負いました。
逮捕された30代の男は、相当酔っ払った状態(免許を失うレベル)で信号を無視し、横断歩道を渡っていた親子に猛スピードで突っ込んだとされています。
⚠️ 加害者の供述
「どうやって運転してここに来たか分からない」
楽しい旅行が一瞬にして悲劇に変わったこの事故の詳細と、韓国の飲酒運転問題の実態を詳しく見ていきます。
📋 この記事でわかること

🚗 ソウル東大門で日本人親子が飲酒運転の車にはねられる
事故が起きたのは2025年11月2日の午後10時頃。
場所は、ソウル市鍾路区にある東大門駅付近の交差点です。
横断歩道を渡っていた日本人観光客の親子に、信号を無視した車が突っ込みました。
📍 事故の基本情報
・日時:2025年11月2日 午後10時頃
・場所:ソウル市鍾路区・東大門駅付近の交差点
・被害者:日本人観光客の親子(58歳母親、38歳娘)
被害者は58歳の母親と38歳の娘。観光で韓国を訪れており、事故当時はホテルに帰る途中だったと見られています。
加害者は30代の男性で、酔った状態で車を運転していました。
警察は男を飲酒運転の疑いで現行犯逮捕し、その後、酔った状態で運転して人を死なせた罪(危険運転致死傷)に切り替えています。FNNプライムオンラインの報道によると、事故直前の映像には猛スピードで走る車の様子が映っていました。
💔 58歳の母親が死亡、38歳の娘は骨折の重傷
母親は心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
娘は骨折の重傷を負っています。
楽しい旅行のはずが、一瞬にして悲劇に変わってしまったのです。
💭 観光で訪れていた親子が、ホテルに帰るために横断歩道を渡っていただけ。それなのに、飲酒運転の車に命を奪われることになりました。
事故現場は、後で詳しく説明しますが、日本人観光客にも非常に人気のあるエリアです。
多くの日本人が訪れる場所で、このような悲劇が起きてしまったことに、大きな衝撃が広がっています。RBB TODAYの報道では、被害者の詳しい状況が伝えられています。
🍺 加害者は免許を失うレベルの泥酔状態で信号無視
逮捕された30代の男性は、体内のアルコール量が「免許取り消しレベル」だったことが分かっています。
これは、相当酔っ払った状態を意味します。
🗣️ 加害者の衝撃的な供述
「どうやって運転してここに来たか分からない」
つまり、運転した記憶すらないほど、極度に酔っていたということです。
このような状態で車を運転し、信号を無視して猛スピードで交差点に突っ込んだとされています。
事故直前の防犯カメラ映像には、多くの車両や歩行者がいる中、猛スピードで車が横切っていく様子が映っていました。
警察は、飲酒運転に加えて、酔った状態で運転して人を死なせた罪で男を調べています。この罪は非常に重く、韓国では死亡させた場合、最高で無期懲役になることもあります。
🏙️ 事故現場は日本人観光客に人気の東大門エリア
事故が起きた東大門は、ソウルの中心部にある商業エリアです。
「24時間眠らない街」として有名で、深夜まで多くの人で賑わっています。
🛍️ 東大門エリアの特徴
- ファッションビルや問屋市場が立ち並ぶショッピングエリア
- 最新の韓国ファッションやコスメを手頃な価格で購入可能
- 東大門デザインプラザなどの観光スポットも充実
- 深夜まで営業しているお店が多い
特に日本人観光客には非常に人気のエリアで、世界中のバイヤーや観光客が訪れます。
深夜まで営業しているお店が多く、ショッピングの後に食事を楽しんだり、夜景を見たりする人も多い場所です。
つまり、安全そうな人気観光地で、このような悲劇が起きてしまったということです。
💡 「東大門に行ったことがある」「知っている」という日本人も多いでしょう。そんな身近な場所で起きた事故だからこそ、「自分にも起こりえた」と感じる人も多いはずです。
📊 韓国の飲酒運転は日本の約7倍、なぜこれほど多いのか
実は、韓国では飲酒運転が非常に深刻な社会問題になっています。
サムスン火災交通安全文化研究所のデータによると、2022年の飲酒運転の摘発件数は、韓国が13万283件、日本が1万9820件でした。
⚠️ 衝撃的な数値
韓国は日本の約14倍
※人口比で計算した場合
つまり、韓国は日本の約6.6倍も多いのです。しかも、韓国の人口は日本の約半分です。
人口比で考えると、韓国は日本の約14倍も飲酒運転が多いという計算になります。これは驚異的な数値です。
🤔 なぜこれほど多いのか
韓国で飲酒運転が減らない背景には、いくつかの理由があります。
🍶 酒の席を重視する文化
韓国では、仕事の付き合いや友人との集まりで、お酒を飲むことが重視されます。車を理由にお酒を断ると、「たった1杯も受け取らないせこい奴」と見られることもあるそうです。
🚗 「少しなら大丈夫」という意識
韓国では、焼酎2杯飲んで1時間たてば大丈夫、という考え方がまだ残っています。実際には、それでも体内にアルコールが残っているのですが、「少しなら運転しても大丈夫」という意識が根強いのです。
🚖 代理運転があるのに使わない矛盾
実は、韓国では代理運転サービスが日本よりも普及しています。お客さんの車を運転してくれるサービスで、日本の運転代行とは少し違います。
それなのに、飲酒運転が減らないという矛盾があります。近距離だと代理運転を待つより自分で運転した方が早い、という判断をする人もいるようです。
⚖️ 罰則強化の取り組み
2018年には、大学生のユン・チャンホさんが飲酒運転の車にはねられて亡くなる事故が起きました。
この事故をきっかけに、飲酒運転の取り締まり基準や罰則を厳しくする「ユン・チャンホ法」が施行されました。
しかし、韓国メディアの報道によると、韓国のネット上では「処罰が甘い」「国民性のせい」といった声も上がっています。
💭 法律が厳しくなっても、文化や意識が変わらなければ、飲酒運転は減らないという現実があるのです。
🛡️ 今後の展開と韓国旅行時の交通安全対策
⚖️ 加害者の刑罰
今回の事故で逮捕された男には、酔った状態で運転して人を死なせた罪が適用される見込みです。
韓国では、この罪で死亡させた場合、最高で無期懲役になることもあります。
日本でも同様の罪(危険運転致死傷罪)があり、死亡させた場合は1年以上20年以下の懲役となります。今後、裁判を通じて具体的な刑罰が決まることになります。
✈️ 韓国旅行時の交通安全対策
韓国旅行を楽しむ際は、日本以上に交通安全に注意を払う必要があります。
🚸 必ず守りたい4つの安全対策
- 横断歩道でも油断しない
日本とは違い、車優先の文化が根強く残っています。 - 信号が青でも左右確認
信号を無視する車もあります。必ず確認してから渡りましょう。 - 深夜の繁華街は特に注意
東大門のような深夜営業エリアでは、飲酒運転の車に遭遇する可能性が高くなります。 - 車の動きに注意を払う
日本よりも車のスピードが速く、クラクションを鳴らす頻度も高い傾向にあります。
韓国は魅力的な観光地がたくさんあり、多くの日本人が訪れています。
しかし、交通マナーや文化が日本とは異なることを理解し、十分な警戒を心がけることが大切です。
⚠️ 楽しい旅行が悲劇に変わらないよう、交通安全を最優先にしましょう。
📝 この記事のまとめ
- 2025年11月2日夜、ソウル東大門で日本人親子が飲酒運転の車にはねられ、58歳の母親が死亡、38歳の娘が重傷
- 加害者は免許取り消しレベルの泥酔状態で信号無視、「運転した記憶がない」と供述
- 事故現場の東大門は日本人観光客に人気の24時間営業の商業エリア
- 韓国の飲酒運転摘発は人口比で日本の約14倍と深刻な社会問題
- 2018年の「ユン・チャンホ法」で罰則強化されたが、文化的背景もあり減らない現実
- 韓国旅行時は横断歩道でも油断せず、信号が青でも左右確認を徹底することが重要
💬 韓国旅行を計画している方は、交通安全について、あなた自身やご家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. ソウル東大門で起きた事故の詳細は?
2025年11月2日午後10時頃、ソウル市鍾路区の東大門駅付近の交差点で、横断歩道を渡っていた日本人観光客の親子(58歳母親と38歳娘)が、飲酒運転で信号無視をした30代男性の車にはねられました。母親は死亡、娘は骨折の重傷です。
Q2. 加害者はどのような状態だった?
加害者は免許取り消しレベルの血中アルコール濃度で、極度の泥酔状態でした。警察の調べに対して「どうやって運転してここに来たか分からない」と供述しており、運転した記憶すらないほど酔っていたことがわかります。
Q3. 東大門はどんな場所?
東大門はソウル中心部にある商業エリアで、「24時間眠らない街」として有名です。ファッションビルや問屋市場が立ち並び、最新の韓国ファッションやコスメを手頃な価格で購入できることから、日本人観光客にも非常に人気があります。
Q4. 韓国の飲酒運転は日本と比べてどれくらい多い?
2022年のデータでは、飲酒運転の摘発件数は韓国が13万283件、日本が1万9820件で約6.6倍です。韓国の人口は日本の約半分なので、人口比で計算すると韓国は日本の約14倍も飲酒運転が多いことになります。
Q5. なぜ韓国では飲酒運転が多いの?
韓国では酒の席を重視する文化があり、車を理由にお酒を断ると否定的に見られることがあります。また「少しなら大丈夫」という意識が根強く、代理運転サービスが普及しているにもかかわらず、近距離だと自分で運転してしまう人もいるようです。
Q6. 韓国旅行時の交通安全対策は?
横断歩道でも油断せず、信号が青でも必ず左右を確認してから渡ることが重要です。特に深夜の繁華街では飲酒運転の車に遭遇する可能性が高くなります。韓国では車優先の文化が根強いため、日本以上に注意を払う必要があります。
📚 参考文献リスト
- FNNプライムオンライン - ソウル繁華街で日本人女性が飲酒運転の車にはねられ死亡
- RBB TODAY - 日本人母娘を襲った悲劇‥飲酒運転で1人死亡、ソウルの観光地で
- 朝鮮日報 - 日本の6.6倍…韓国の飲酒運転摘発件数13万283件
- レコードチャイナ - 韓国の飲酒運転摘発件数は日本の約7倍、一体なぜ?