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佐賀市愛敬町で救護中に二次事故、歩行者死亡|助けに行った運転代行男性も重傷の悲劇

佐賀市愛敬町で救護中に二次事故、歩行者死亡|助けに行った運転代行男性も重傷の悲劇

佐賀市愛敬町で救護中に二次事故、歩行者死亡|助けに行った運転代行男性も重傷の悲劇


11月29日未明、佐賀市で信じられない事故が起きました。

深夜の車道にいた歩行者をはねてしまった運転代行業の男性。

すぐに車を停め、同僚が110番通報し、自ら救護に向かいました。

ところが、その救護中に別の車が直進してきて、2人ともはねられてしまったのです。

歩行者の男性は搬送時には意識があったものの、約8時間半後に死亡。

救護に向かった運転代行業の男性も重傷を負いました。

「なぜ深夜の車道に歩行者がいたのか」
「救護中の事故は防げなかったのか」
「責任は誰にあるのか」

この記事では、事故の詳細と、多くの人が気になる疑問について解説します。

 

 

 

 

佐賀市愛敬町の救護中二次事故、何が起きたのか【時系列で解説】

結論から言うと、11月29日午前0時45分頃、救護活動中の運転代行業の男性と歩行者の男性が、後方から来た別の車にはねられ、歩行者が死亡しました。

RKB毎日放送の報道によると、事故は以下の流れで起きています。

 

【時系列】事故の経過

午前0時45分頃
佐賀市愛敬町の車道で、運転代行業の男性が運転する乗用車が、車道にいた歩行者の男性をはねました。

直後
運転代行業の男性はすぐに車を停止。
助手席にいた同僚の男性が110番通報しました。

救護開始
車を降りた運転代行業の男性が、路上で歩行者の男性を救護していました。

二次事故発生
救護中の2人を、後ろから直進してきた別の乗用車がはねました。

搬送
2人は病院に搬送されました。
歩行者の男性は搬送時には意識がありました。

約8時間半後
歩行者の男性は容態が悪化し、死亡が確認されました。

 

運転代行業の30代男性は重傷を負いましたが、命に別状はないとのことです。

事故現場の佐賀市愛敬町は、JR佐賀駅から約400メートルの場所にあります。

周辺には飲食店も多く、夜間でも人通りがある地域です。

警察は、死亡した歩行者の男性の身元確認を急ぐとともに、事故当時の状況を詳しく調べています。

 

ここで気になるのは、「そもそもなぜ深夜0時45分に歩行者が車道にいたのか」という点です。

 

 

 

なぜ深夜の車道に歩行者がいたのか【身元不明・所持品なしの謎】

現時点で、歩行者が深夜の車道にいた理由は判明していません。

ただし、警察の発表で注目すべき点があります。

死亡した歩行者の男性は「50代から60代とみられ、身元を示す所持品はなかった」とされています。

財布も携帯電話も身分証明書も持っていなかった可能性があるのです。

 

深夜の路上で人がはねられる事故は珍しくない

実は、深夜の道路で人をはねてしまう事故は、全国で毎年100件以上発生しています。

JAF Mateの記事によると、路上に横たわって車などにはねられる死亡事故の大半は、酒の飲み過ぎによるものです。

駅周辺の飲食店街が形成されている地域を中心に発生しているといいます。

今回の事故現場である佐賀市愛敬町も、JR佐賀駅から徒歩圏内で、周辺に飲食店が多い地域です。

 

身元を示す所持品がないケースとは

身元を示す所持品がない状態で発見される遺体は、決して珍しくありません。

日本経済新聞の報道によると、警視庁だけでも年間120〜130体の身元不明遺体が発生しています。

全国では、約3000の身元不明遺骨が寺や役所に保管されているとのことです。

 

身元につながる所持品がない理由としては、以下のようなケースが考えられます。

 

  • 酔って財布や携帯を落とした、または置いてきた
  • 認知症などで徘徊していた
  • 何らかの事情で身分証を持たずに外出した
  • ホームレス状態だった

 

今回の事故では、警察が身元の確認を急いでいます。

身元が判明すれば、なぜ深夜の車道にいたのかについても、何らかの情報が得られる可能性があります。

 

では、最初にはねてしまった運転代行業の男性、そして2台目の車の運転手には、どのような責任が生じるのでしょうか。

 

 

 

運転代行業者と2台目の車、法的責任はどうなる【過失割合を解説】

結論から言うと、運転代行業者にも2台目の運転手にも責任が生じますが、歩行者側にも過失が認められる可能性が高いです。

 

夜間の路上横臥事故の過失割合

デイライト法律事務所の解説によると、夜間に路上で横たわっている人と自動車との事故の基本過失割合は以下のとおりです。

 

夜間の路上横臥事故
自動車 50 : 歩行者 50

 

昼間であれば「自動車70:歩行者30」ですが、夜間は路上で寝ている人を発見しにくいため、歩行者側の過失が大きくなります。

さらに、幹線道路の場合は歩行者の過失が10〜20%加算されることもあります。

 

運転代行業者の法的責任

アトム法律事務所の解説によると、運転代行業者が事故を起こした場合、基本的に運転代行業者が責任を負います。

運転代行業者には、対人賠償8000万円以上、対物賠償200万円以上の保険に加入する義務があります。

これは国土交通省によって定められています。

 

⚠️ 知っておくべき重要な事実

運転代行を利用していた客(車の所有者)の任意保険は、運転代行中の事故には適用されないケースが多いのです。

事故の賠償は、基本的に運転代行業者が加入している保険から行われます。

 

2台目の運転手の責任

2台目の運転手にも、前方不注意などの過失があれば責任が生じます。

ただし、深夜の道路で、すでに事故が起きていることに気づかずに走行していた場合、「予見可能性」(事故を予測できたかどうか)が争点になります。

弁護士ドットコムの記事によると、道路で寝ている人をひいてしまった場合、具体的な事情によって有罪・無罪の判断は分かれます。

今回の事故では、救護活動中の2人がはねられています。

ハザードランプが点灯していたか、発炎筒や三角表示板が設置されていたかなど、現場の状況によって判断が変わる可能性があります。

 

では、救護中の二次事故を防ぐには、どうすればよかったのでしょうか。

 

 

 

救護中の二次事故を防ぐ正しい対応【発炎筒は5分しかもたない】

結論から言うと、救護活動を行う前に、まず二次事故を防ぐための措置を取ることが重要です。

JAF Mate Onlineの解説によると、事故や故障でやむを得ず停止した場合の正しい対応は以下の手順です。

 

【二次事故を防ぐための手順】

① ハザードランプを点灯
まず、後続車に異常事態を知らせます。

② 安全な場所に車を移動(可能な場合)
路肩など、安全な場所に車を寄せます。

③ 後方の安全を確認してから車外へ
後続車が来ていないか確認してから、車から降ります。

④ 発炎筒を車両の後方に設置
発炎筒に火をつけ、停止車両の後方に置きます。

⑤ 三角表示板を設置(持っている場合)
停止車両の後方50メートル以上離れた場所に設置します。

⑥ 救護活動を行う
上記の措置を取った後、負傷者の救護にあたります。

 

発炎筒は5分しか燃焼しない

⚠️ 重要な事実

発炎筒は約5分しか燃焼しません

つまり、発炎筒だけでは、救急車が到着するまで後続車への警告を続けることができないのです。

中日本ハイウェイ・パトロール東京の案内によると、「発炎筒が燃焼している5分間の間に、三角表示板の設置と同乗者全員の避難を完了してください」とされています。

 

三角表示板の重要性

三角表示板は、夜間でも200メートル後方からヘッドライトで照射すると反射光で確認できます。

発炎筒が消えた後も、後続車への警告を続けることができます。

ただし、三角表示板は車の標準装備ではありません

高速道路での設置義務はありますが、一般道では義務付けられていません。

チューリッヒ保険の解説によると、三角表示板はカーショップや通販で1000〜2000円程度で購入できます。

 

今回の事故で三角表示板があれば防げたか

今回の事故で、発炎筒や三角表示板が使用されていたかどうかは報道されていません。

ただし、深夜の道路で救護活動を行う場合、何らかの警告がなければ、後続車が気づかない可能性は十分にあります。

運転代行業の男性は「すぐに車を停止させ、同僚が110番通報」と報道されており、迅速な対応を取っていたことがわかります。

しかし、二次事故が起きてしまいました。

事故は一瞬の出来事です。

完璧な対応は難しいかもしれませんが、「まず二次事故を防ぐ」という意識を持っておくことは、自分の命を守ることにつながります。

 

 

 

身元不明・所持品なしが意味すること【行旅死亡人の現実】

最後に、死亡した歩行者の男性が「身元を示す所持品がなかった」という点について考えてみます。

この男性の身元が判明しない場合、「行旅死亡人」として扱われる可能性があります。

 

行旅死亡人とは

行旅死亡人とは、身寄りが判明せず、引き取り手のいない死者のことです。

「行旅病人及行旅死亡人取扱法」という法律で定められています。

遺体を引き渡す遺族や関係者が見つからない場合、自治体が火葬を行い、遺骨を一時的に保管します。

その後、国が発行する官報に所持品や外見の特徴、発見された場所などを掲載し、引き取り手を探します。

それでも見つからない場合は、無縁仏として埋葬されます。

 

増え続ける身元不明遺体

日本経済新聞の報道によると、警視庁だけでも年間120〜130体の身元不明遺体が発生しています。

全国では、約3000の身元不明遺骨が保管されています。

 

その背景には、以下のような社会問題があります。

 

  • 家族や地域との関係が希薄な人の増加
  • 独居高齢者の増加
  • 認知症高齢者の行方不明問題

 

厚生労働省は「行方のわからない認知症高齢者等をお探しの方へ」という特設サイトを設置し、身元不明のまま保護されている認知症高齢者の情報を公開しています。

 

今回の事故の男性は

今回の事故で死亡した男性は「50代から60代とみられる」とされています。

警察は身元の確認を急いでおり、今後、身元が判明する可能性もあります。

もし、あなたの周りで行方がわからなくなった家族や知人がいる場合は、警察に届け出るとともに、各都道府県警察が公開している身元不明死者情報を確認することをお勧めします。

 

 

 

まとめ

今回の事故について、重要なポイントを整理します。

 

  • 11月29日午前0時45分頃、佐賀市愛敬町で運転代行業の男性が歩行者をはね、救護中に別の車に2人ともはねられた
  • 歩行者の男性(50〜60代)は約8時間半後に死亡、運転代行業の男性(30代)は重傷
  • 死亡した男性は身元を示す所持品がなく、警察が身元確認を急いでいる
  • 深夜の路上横臥事故は全国で毎年100件以上発生しており、その多くが飲酒後
  • 救護活動を行う前に、ハザードランプ・発炎筒・三角表示板で二次事故を防ぐことが重要
  • 発炎筒は約5分しか燃焼しないため、三角表示板との併用が効果的

 

今回の事故は、「助けようとした人まで巻き込まれる」という悲劇的な結果となりました。

事故に遭遇した場合、救護したいという気持ちは自然なことです。

しかし、まず自分の安全を確保し、二次事故を防ぐ措置を取ることが、結果的に多くの命を救うことにつながります。

あなたの車には三角表示板は積んでありますか?

この機会に確認してみてください。

 


 

よくある質問(FAQ)

Q. 佐賀市愛敬町の事故で何人が死亡しましたか?

1人です。50〜60代とみられる歩行者の男性が、搬送から約8時間半後に死亡しました。救護に向かった運転代行業の30代男性は重傷を負いましたが、命に別状はありません。

Q. なぜ救護中に二次事故が起きたのですか?

深夜0時45分頃という暗い時間帯に、路上で救護活動を行っていた2人を、後方から直進してきた別の車がはねました。ハザードランプや発炎筒、三角表示板の使用状況は報道されていません。

Q. 二次事故を防ぐにはどうすればよいですか?

まずハザードランプを点灯し、発炎筒を車両後方に設置、三角表示板があれば50m以上後方に置いてから救護活動を行います。発炎筒は約5分しか燃焼しないため、三角表示板との併用が効果的です。

Q. 死亡した歩行者の身元は判明していますか?

2025年11月29日時点では判明していません。警察によると、死亡した男性は50代から60代とみられ、身元を示す所持品はなかったとのことです。警察が身元確認を急いでいます。

 

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