実は、2026年1月からチャット機能を使うには顔年齢確認が必須になることをご存知でしょうか?
2025年11月18日、ロブロックスが公式発表した内容は、多くのプレイヤーに影響を与える重要な変更です。
確認しないとチャットができなくなるこの大きな変更について、いつから始まるのか、どうやって確認するのか、なぜ必要なのかまで、わかりやすく解説していきます。

この記事でわかること
ロブロックスが顔年齢確認を義務化―2026年1月に日本も対象に
2025年11月18日、ロブロックスは公式ブログで大きな発表を行いました。
チャット機能の利用に、顔写真による年齢確認を義務づけるというものです。
実施スケジュールは以下の通りです。
段階的導入スケジュール:
- 2025年12月初旬:オーストラリア、ニュージーランド、オランダで開始
- 2026年1月初旬:日本を含む世界中に展開
つまり、日本のプレイヤーは、2026年1月からこの変更の影響を受けることになります。
ロブロックスは、ユーザー自身が3Dゲームを作成・共有できるプラットフォームとして、世界中で圧倒的な人気を誇っています。
日本経済新聞の報道によると、1日あたりのアクティブユーザー数は1億5150万人にも上ります。
驚くべきことに、このうち約3分の1が13歳以下の子供たちです。
このような背景から、子供たちの安全を守るための対策が急務となっていました。
では、具体的にどうやって年齢確認をするのでしょうか?
年齢確認の具体的なやり方―2つの方法と詳細手順
「年齢確認の画面がどこにあるかわからない」という声も多いので、Roblox公式ヘルプの情報をもとに具体的な手順を解説します。
年齢確認を完了するにはスマートフォンが必要です。
PCから始めることもできますが、途中でスマホに引き継ぐ必要があります。
【STEP1】年齢確認画面へのアクセス方法
スマホ(モバイルアプリ)から始める場合:
- Robloxアプリを開いてログイン
- 画面右下の「その他」(3点アイコン ...)をタップ
- 「設定」(歯車アイコン)をタップ
- 「アカウント情報」タブを選択
- 生年月日(Birthday)の下にある「Verify My Age(年齢を確認)」ボタンをタップ
PC(ブラウザ)から始める場合:
- Roblox公式サイトにログイン
- 画面右上の歯車アイコンをクリック
- 「設定」を選択
- 「アカウント情報」タブを選択
- 生年月日(Birthday)の下にある「Verify My Age(年齢を確認)」ボタンをクリック
- 「Identity Verification」というポップアップ画面が表示される
- 画面に表示されたQRコードをスマホのカメラでスキャン
- スマホで認証を続行
PCで「Verify My Age」をクリックすると、「Use a smartphone - You need a smartphone in order to continue」と表示されます。
必ずスマホでQRコードをスキャンして続行してください。
【STEP2】2つの確認方法から選択
「Verify My Age」ボタンを押すと、2つの方法から選択できます。
顔年齢推定・本人確認書類認証ともに、13歳以上のユーザーしか利用できません。
13歳未満のユーザーは保護者による設定が必要です。
方法①:顔年齢推定(身分証不要)
- 対象:13歳以上のユーザー
- 必要なもの:スマホのカメラのみ
- 手順:自分の顔を撮影するだけ
- 所要時間:数秒〜数分
- 年齢層:13歳未満、13歳以上、18歳以上の3段階で推定
方法②:本人確認書類認証(より正確)
- 対象:13歳以上のユーザー
- 必要なもの:運転免許証、パスポート、IDカード、在留カードなど政府発行の写真付き身分証
- 手順:身分証の撮影 + 自撮り写真
- 所要時間:数分
- 注意:一度完了すると削除・リセット不可
顔年齢推定で誤って13歳未満と判定された場合、48時間以内に本人確認書類認証で年齢を確認できます。
「設定」→「アカウント情報」→「年齢を確認」から手続きしてください。
【STEP3】顔年齢推定の場合の撮影手順
撮影の流れ:
- 「セッションの開始」オプションをタップ
- カメラへのアクセスを「許可」する
- 画面の指示に従って自分の顔を撮影
- 自動的に年齢が推定される
- 元のRoblox画面に戻り、結果が表示される
【STEP3】本人確認書類認証の場合の撮影手順
QRコードをスキャンすると、Persona社の認証画面「Let's get you verified」が表示されます。
撮影前の準備(画面に表示される内容):
- ✓ 政府発行の有効な身分証を用意する(運転免許証、パスポート、IDカード、在留カードなど)
- ✓ 明るい部屋にいることを確認する
- ✓ セルフィーと身分証の写真を撮る準備をする
撮影の流れ:
- 「Begin verifying」ボタンをタップ
- カメラへのアクセスを「許可」する
- 本人確認書類をスキャン(Robloxが書類の種類を自動検知)
- 裏面にバーコードがある場合は裏面も撮影
- 自撮り写真を撮影(身分証の写真と同一人物か確認するため)
- 元のRoblox画面に戻り、リアルタイムでステータスが更新される
- 確認完了(数分かかる場合があります)
一部のユーザーには、アプリ内で年齢確認を促すお知らせが表示されています。
現時点では未完了でもチャットは使えますが、2026年1月以降は必須になります。
早めに済ませておくことをおすすめします。
撮影から完了までの流れ:
どちらの方法でも、アメリカのPersona社という認証サービス会社の技術が使われています。
顔年齢推定の場合は顔の特徴から年齢を推定し、本人確認書類認証の場合は書類と本人の照合が行われます。
6つの年齢層グループ:
- 9歳未満
- 9〜12歳
- 13〜15歳
- 16〜17歳
- 18〜20歳
- 21歳以上
ITmedia NEWSの解説によると、この年齢層に基づいて、近い年代同士だけがチャットできる仕組みになります。
一部のユーザーには、アプリ内で年齢確認を促すお知らせが表示されています。
現時点では未完了でもチャットは使えますが、2026年1月以降は必須になります。
早めに済ませておくことをおすすめします。
なお、13歳以上のユーザーは、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を使った認証も選択できます。
ただし、顔年齢推定の場合は書類の提出は一切不要です。
簡単に確認できることはわかりましたが、もし確認しなかったらどうなるのでしょうか?
確認しないとチャットが使えなくなる―9歳未満は保護者の同意も必要
これは重要なポイントです。
年齢確認は「任意」という扱いですが、実質的には必須と言えます。
なぜなら、確認を完了しない限り、チャットなどのコミュニケーション機能が利用できなくなるからです。
年齢確認後の制限内容:
年齢確認が完了すると、基本的には自分と同じ年齢層、または近い年齢層のユーザーとしかチャットできません。
例えば、12歳のユーザーは9〜12歳のグループ内でのみチャットが可能です。
ただし、例外があります。
「信頼するつながり」として設定されたリアルの友達とは、年齢層が違ってもチャットできます。
これは、実際に知り合いの友達同士なら問題ないという配慮です。
この年齢層は、デフォルトでチャット機能自体が無効になっており、保護者の同意がない限り使えません。
影響を受けない機能:
安心してほしいのは、ゲーム自体は普通にプレイできるということです。
チャット以外の機能には制限がかかりません。
一人でゲームを楽しんだり、既に「信頼するつながり」として登録している友達と遊んだりするには、何の問題もありません。
チャット制限がわかったところで、気になるのは「顔写真はどうなるのか」ですよね。
顔写真は保存されない―Persona社が処理後すぐ削除
プライバシーを心配する人も多いと思いますが、実は非常に配慮された仕組みになっています。
データの取り扱い:
- 撮影した画像・動画はPersona社のシステムで処理される
- 年齢推定が完了したら、その場で削除される
- Roblox本体には生体認証データのコピーが送られない
- Persona社での保存期間は最大90日以内(その後完全削除)
Robloxの公式FAQによると、Personaにアップロードされた情報は30日間保持されますが、その期間が経過した後は完全に削除されます。
生体認証プライバシー通知には、「Robloxは、あなたの生体認証データのコピーを受け取ったり、アクセスしたりしません」と明記されています。
つまり、あなたの顔写真がRobloxのサーバーに永久保存される心配はないということです。
年齢判定という目的のためだけに使われ、それが終わったら消えてしまう仕組みです。
プライバシーが守られることはわかりましたが、そもそもなぜこんな対策が必要になったのでしょうか?
なぜ今、年齢確認が必要なのか―深刻化する子供への被害
実は、この年齢確認義務化の背景には、非常に深刻な問題があります。
訴訟の実態:
2025年8月、アメリカのルイジアナ州がロブロックスを提訴しました。
訴状では「故意の無視と欺まん的な行為により、同社のプラットフォーム上で性犯罪者が活動できる環境を放置している」と主張しています。
さらに2025年11月には、テキサス州も同様の訴訟を起こしました。
両州とも、ロブロックスが子供の安全よりもユーザー数や売上を優先していると批判しています。
訴状によると、1億人規模の1日あたりユーザーのうち、多数が児童ポルノを公然と取引し、未成年に性的行為を持ちかけていたとされています。
具体的な被害事例:
2025年4月、フロリダ州の10代少女が被害を訴えた事例が報じられました。
当時12歳だった少女は、ロブロックスとDiscordを通じて年上の男性から性的な写真や動画を送るよう強要され、それを使って搾取され続けました。
このような事態を受けて、ロブロックスは2025年1月以降、145件以上の安全対策を実施してきました。
今回の年齢確認義務化は、その集大成とも言える対策です。
このような動きは、ロブロックスだけの問題ではありません。
世界的な流れ―オーストラリアやEUでも規制が進む
子供をオンライン上の危険から守ろうという動きは、今や世界的な潮流となっています。
各国の規制状況:
最も厳しい規制を導入したのはオーストラリアです。
2024年11月に可決された法律により、16歳未満の子供がSNSアカウントを持つことが禁止されました。
違反したプラットフォームには、最高で約50億円の罰金が科されます。
EUでは、DSA(デジタルサービス法)により、SNSプラットフォームに子供の保護強化が義務づけられています。
13〜16歳未満の子供から個人データを収集するには、保護者の明示的な同意が必要です。
世界各国の取り組み:
- アメリカ・フロリダ州:14歳未満の子供のSNS利用を一律禁止
- フランス:15歳未満の子供が親の同意なしにSNSアクセスすることを禁止
- EU:13〜16歳未満からのデータ収集に保護者の同意が必要
日本の状況:
日本では、青少年インターネット環境整備法により、18歳未満がインターネットを利用する場合、事業者はフィルタリングなどの安全対策を提供することが求められています。
ただし、年齢確認を義務化する法律はまだありません。
今回のロブロックスの取り組みは、法律による義務化を待たずに自主的に実施する点で注目されています。
ロブロックスの最高安全責任者は、「この対策が他のゲームやソーシャルメディア、通信プラットフォームも取り入れられるようなスタンダードとなることを願っています」とコメントしています。
まとめ:2026年1月からの変更に備えよう
ロブロックスの顔年齢確認義務化についてまとめます。
重要ポイント:
- 開始時期:2026年1月初旬から日本も対象(12月に一部の国で先行実施)
- 確認方法:「設定」→「アカウント情報」→「年齢を確認」から開始。顔年齢推定(身分証不要)または本人確認書類認証から選択
- 影響:確認しないとチャット機能が使えない(ゲーム自体は遊べる)
- プライバシー:顔写真は処理後すぐ削除、Robloxは保存しない
- 背景:子供への性被害が深刻化、複数の州が訴訟を起こす事態に
この変更は、子供たちをオンライン上の危険から守るための重要な一歩です。
少し面倒に感じるかもしれませんが、安全にゲームを楽しむために必要な対策と言えるでしょう。
2026年1月が来る前に、この変更について理解しておくことが大切です。
あなたはこの対策について、どう思いますか?
よくある質問(FAQ)
ロブロックスの年齢確認はいつから始まりますか?
2025年12月初旬にオーストラリア、ニュージーランド、オランダで開始され、2026年1月初旬には日本を含む世界中で実施されます。日本のプレイヤーは2026年1月から影響を受けます。
年齢確認の画面はどこにありますか?
スマホの場合は、画面右下の「その他」(...)→「設定」(歯車アイコン)→「アカウント情報」→生年月日の下にある「Verify My Age(年齢を確認)」ボタンの順にタップします。PCの場合は、画面右上の歯車アイコンから「設定」→「アカウント情報」→「Verify My Age」を選択してください。
パソコンだけで年齢確認できますか?
いいえ、スマートフォンが必須です。PCで「Verify My Age」をクリックするとQRコードが表示され、「You need a smartphone in order to continue」と案内されます。スマホでQRコードをスキャンして続行する必要があります。スマホアプリから直接行うこともできます。
年齢確認の具体的なやり方を教えてください
Robloxアプリ内で「設定」→「アカウント情報」→生年月日の下にある「年齢を確認」ボタンの順に進みます。2つの方法があり、①顔年齢推定(自撮りのみ、身分証不要)または②本人確認書類認証(13歳以上、身分証+自撮り)から選べます。「セッションの開始」をタップし、カメラへのアクセスを許可して撮影します。PCの場合はQRコードが表示されるので、スマホでスキャンして続行します。確認完了まで数分かかる場合があります。
年齢確認をしないとどうなりますか?
年齢確認をしないと、チャット機能が一切使えなくなります。ただし、ゲーム自体は通常通りプレイできます。チャット以外の機能には制限がかかりません。
顔写真は保存されますか?プライバシーは大丈夫ですか?
顔写真は年齢判定の処理が終わったらすぐに削除されます。処理を行うPersona社で30日間保持された後、完全に削除され、Roblox本体には生体認証データのコピーが送られません。プライバシーは保護されています。
なぜ年齢確認が必要になったのですか?
ロブロックス内で子供が成人から性被害を受ける事例が相次ぎ、アメリカのルイジアナ州とテキサス州が安全対策不十分として会社を訴える事態になったためです。子供たちの安全を守るための対策として義務化されました。
他のゲームやSNSでも年齢確認が必要になりますか?
オーストラリアでは16歳未満のSNS利用を禁止する法律が成立し、EUでもDSAにより子供の保護が強化されています。ロブロックスの取り組みが他のプラットフォームのスタンダードになる可能性があり、今後も規制は世界的に厳しくなると予想されます。
参考文献
- Roblox公式:年齢確認義務化の発表
- Roblox公式ヘルプ:年齢認証について(手順解説)
- 日本経済新聞:ロブロックス、チャットは「顔年齢確認」必須に
- ITmedia NEWS:子供に人気の「Roblox」、チャットで「顔年齢確認」義務化
- Roblox公式FAQ:年齢認証に関するよくあるご質問
- Roblox生体認証プライバシー通知
- 株探ニュース:ロブロックスが下落 ルイジアナ州が提訴
- GameBusiness.jp:10代少女、性的搾取被害で提訴
- オーリック・システムズ:各国の法規制動向