この記事でわかること
2025年10月14日、日本のeスポーツ界に激震が走りました。
FPS（※）界のレジェンドとして知られる元プロゲーマー、noppo（本名：谷口純也）さんが37歳という若さで亡くなったことが、ご家族の公式X（旧Twitter）で発表されたのです。
つい先日の東京ゲームショウ2025では元気な姿を見せていただけに、突然の訃報は多くのファンや関係者に大きな衝撃を与えています。
この記事では、「壁抜きのnoppo」として世界に名を馳せた彼の偉大な功績を振り返るとともに、現時点で分かっている情報をまとめ、突然の別れを惜しむ声をお届けします。
（※FPS：主人公と同じ視点で銃などを操作して戦うゲームジャンルのこと）
速報：元プロゲーマーnoppoさん(37)死去。「壁抜き」で知られるFPS界のレジェンド
2025年10月14日夜、noppoさんの公式Xアカウントから、ご家族による投稿で訃報が伝えられました。
▼ noppoさんのご家族による投稿（一部抜粋）
noppoは永眠いたしました。
生前にお世話になった皆さま、そして仲良くしてくださった方々に心より御礼申し上げます。
投稿には、noppoさんが昔からゲームが大好きで、ファンとの交流を大切にしていたことが、心のこもった言葉で綴られていました。
noppo（谷口純也）さんは、1988年生まれの37歳。あまりにも早すぎる突然の別れに、eスポーツ界は深い悲しみに包まれています。
🤔 noppoさんってどんな人？Twitch社員としての一面も
「noppoさんって、そんなにすごい人だったの？」
今回のニュースで初めて彼の名前を知った人も多いかもしれません。
彼は、日本の「eスポーツ」という言葉がまだ広まるずっと前から、世界を舞台に戦ってきたパイオニア、つまり「先駆者」でした。
🏆 noppoさんの偉大な功績
- FPS界のパイオニア：『Counter-Strike』で世界を相手に戦った日本の先駆者。
- 指導者として：引退後は『VALORANT』プロチームのコーチとして後進を育成。
- 業界の貢献者として：Twitch Japanの社員としてイベント企画など裏方からもシーンを支えた。
そして、実はすごいのは選手としての実績だけではありません。
選手を引退した後は、人気ゲーム『VALORANT』のプロチームでコーチを務めたり、大手動画配信プラットフォーム「Twitch」の社員としてイベントを企画したりと、裏方としても業界を支え続けてきたのです。
まさに、日本のFPSの歴史そのものと言える人物でした。
❓ noppoさんの死因は？東京ゲームショウでは元気な姿も
多くの人が気になるのは、亡くなった理由ではないでしょうか。
⚠️ 死因に関する公式発表はありません
ご家族からの発表では死因については触れられておらず、2025年10月15日現在、死因は公表されていません。
そのため、病気や事故など様々な情報がネットで飛び交っていますが、どれも憶測の域を出ず、確かな情報はありません。
驚くべきことに、noppoさんは亡くなるわずか半月ほど前の「東京ゲームショウ2025」で、トークイベントに登壇していました。
当時の様子を知る人からは「元気そうだったのに…」と、信じられないといった声が上がっており、本当に突然の出来事だったことがうかがえます。
今は静かに公式の情報を待ちたいところです。
🎯 伝説の「とんでもないプレイ」とは？世界が驚いた神業を解説
noppoさんの代名詞といえば、なんといっても「壁抜き」です。
これは、普通は見えないはずの壁の向こう側にいる敵を、銃で撃ち抜いて倒してしまう神業のこと。
もちろん、チート（不正行為）ではありません。
敵のかすかな足音や、長年の経験からくる予測だけを頼りに、「この壁の向こうにいるはずだ」と狙い撃ちする、まさに超人技なのです。
伝説が生まれた瞬間：Asia E-sports Cup 2012
壁抜きで4人連続撃破！
大会の決勝戦という重要な場面で、noppoさんはこの「壁抜き」を使い、なんと4人の敵を連続で倒してしまったのです。
この神がかり的なプレイに、実況解説者も思わず「とんでもないプレイが出てますよ今！」と大興奮。
この「とんでもないプレイ」を収めた動画は世界中に拡散され、多くのゲーマーに衝撃を与えました。
【豆知識】実はこの動画、その年の世界のスーパープレイを集めた「フラグムービー」の中で、年間2位に選ばれるほどの評価を受けたのです。
「壁抜きのnoppo」の名は、こうして世界的な伝説となりました。
🙏 突然の訃報に悲しみの声。国内外の著名人から追悼コメント相次ぐ
noppoさんの突然の訃報に、国内外のプロゲーマーやストリーマー、業界関係者から、追悼のコメントが数多く寄せられています。
FNATIC JAPAN（プロeスポーツチーム）
「間違いなく日本のFPS界の礎を築かれたお一方です。ご冥福をお祈り申し上げます。」
獅白ぼたん（人気VTuber）
「ご冥福をお祈り申し上げます。」
梅崎 伸幸（eスポーツチームCEO）
「noppoさんの活躍に憧れ、eスポーツチームを設立するきっかけの一つとなりました。たくさんお世話になったこと、お話しをしたことを忘れません。」
ライバルや後輩、そして業界の垣根を越えて、彼がいかに多くの人に愛され、尊敬されていたかが伝わってきます。
