2025年10月3日、NHK公式PRアカウントが投稿した大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に関するクイズが、わずか2日後に削除され謝罪する事態になりました。
⚠️ NHKは「配慮に欠ける表現があった」としていますが、具体的に何が不適切だったのかは一切説明していません。
この不透明な対応がSNS上で新たな議論を呼んでいます。クイズの内容、炎上の理由、そして世間の賛否両論まで、この騒動の全貌を詳しく解説します。

📅 NHK「ミャクミャククイズ」炎上の経緯
まず、何が起きたのか時系列で整理します。
2025年10月3日 午後0時50分ごろ
NHK PRの公式Xアカウント(@NHK_PR)が、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に関するクイズを投稿しました。
投稿には「【問題です】」という見出しで、ミャクミャクの「特技」を問う3択クイズが掲載されていました。正解は10月4日(土)午前9時放送の総合テレビ「チルシル」で発表するとされていました。
2025年10月5日 午後6時
投稿から約48時間後、NHK PRアカウントは該当のクイズ投稿を削除。同時に謝罪文を投稿しました。
📢 謝罪文の全文
「10月3日午後0時50分ごろに投稿した内容に、配慮に欠ける表現があり、不快な思いをされた方にお詫びいたします。※投稿は削除いたしました。」
注目すべきは、NHKが「何が配慮に欠けていたのか」を一切説明していない点です。この曖昧な謝罪が、新たな疑問と議論を生むことになります。
❓ 削除されたクイズの内容を完全解説
では、実際にどんなクイズだったのか。削除される前の投稿内容を詳しく見ていきます。
🎯 クイズの内容
「大阪・関西万博 公式キャラクターの ミャクミャク の『特技』はどのうちどれ?」
選択肢は以下の3つでした:
- A:道ばたでお金を拾う
- B:雨上がりに虹を見つける
- C:お好み焼きの大食い
一見すると、どれもミャクミャクらしい特技に見えます。しかし、ここで重要な事実があります。
💡 実は、選択肢Bだけがミャクミャクの公式設定と完全に一致していたのです。
大阪・関西万博公式サイトによると、ミャクミャクの公式設定には「雨上がりに虹を見つけるのが得意」という特技が明記されています。
つまり、少なくとも選択肢Bには何の問題もありませんでした。
📺 「チルシル」とは?
正解発表が予定されていた「チルシル」は、NHK総合で2025年4月から放送されている子ども向けニュース番組です。
正式名称は「週刊情報チャージ!チルシル」で、毎週土曜日の午前9時から放送されています。15年ぶりに復活した子ども向けニュース番組として注目されており、佐々木希さんや池田美優さんがレギュラー出演しています。
このクイズは、子ども向け番組での万博PRの一環として企画されたものでした。
🤔 なぜ炎上したのか?謎が深まる理由
ここが最大の疑問です。一体何が問題だったのでしょうか。
🔍 NHKは具体的な説明を一切していません。
「配慮に欠ける表現があった」とだけ述べ、以下の重要な点について沈黙しています:
- どの選択肢が問題だったのか
- なぜその選択肢が不適切だったのか
- 誰に対する配慮が欠けていたのか
この説明不足が、かえって憶測と議論を呼ぶ結果となっています。
💭 考えられる可能性
SNSでの議論を分析すると、選択肢Aの「道ばたでお金を拾う」が問題視された可能性が高いと考えられます。
一部のユーザーからは、この表現が特定の地域や人々に対する差別的なステレオタイプを連想させるという指摘がありました。ただし、これはあくまで推測であり、NHK自身が明言したわけではありません。
選択肢Cの「お好み焼きの大食い」については、大阪・関西万博というテーマに関連した表現として、大きな問題視はされていないようです。
📢 説明責任への疑問
多くのユーザーが指摘しているのは、「公共放送なのに説明がない」という点です。
受信料で運営されているNHKが、何が問題だったのかを説明しないまま投稿を削除し、曖昧な謝罪だけで済ませることへの疑問の声が上がっています。
💬 世間の反応は真っ二つ?賛否両論を整理
この騒動に対する世間の反応は、大きく2つに分かれています。
😠 批判派の意見
「何が不適切だったのか説明すべき」という声が多く見られます。
「『不快な思いをされた方に』お詫び、ってどうこう事ですか?今回炎上した本質を理解されてますか?」
あるユーザーは、NHKの対応が問題の本質を理解していないと批判しています。
別のユーザーは「削除するだけでなく、何が配慮に欠けていたのかを説明するべきでは?」と、説明責任を求める声を上げています。
また、「差別発言やろ 公共放送にあるまじき過失を『不快な思いをされた方』程度で括るな」という厳しい指摘もありました。
🤷 擁護派の意見
一方で、「どこに炎上要素があるのか分からん」という意見も少なくありません。
「お金を拾うってところ?これでなんで炎上なのか。NHKもあまりクレーマーに反応し過ぎちゃ駄目やで」
「道ばたのお金を拾って、お好み焼きの大食いをした。それがミャクミャクの特技でしょ?なにが不快な思いなんだろう?」という疑問の声もあります。
過剰反応ではないかという指摘も見られます。
🎯 実は共通している疑問
興味深いのは、批判派も擁護派も、実は同じ疑問を持っているという点です。それは「結局何が問題だったのか分からない」という疑問です。
批判派は「説明がないから批判している」のであり、擁護派は「説明がないから何が問題か分からない」のです。双方とも、NHKの不透明な対応に疑問を感じているという点では一致しています。
📊 NHKの対応と今後の影響
この騒動から見えてくるNHKの対応の問題点と、今後の影響について考えます。
⚠️ 対応の問題点
第一に、投稿から削除まで約48時間かかっています。
もし本当に不適切な表現だったのであれば、公共放送として即座に対応すべきでした。この遅れが「本当に問題だったのか」という疑問を生んでいます。
第二に、最も大きな問題は説明不足です。
公共放送であるNHKには、視聴者に対する説明責任があります。「配慮に欠ける表現」という曖昧な言葉だけでは、何が問題だったのか、今後どう改善するのかが全く分かりません。
🔮 今後の影響
この騒動により、NHKは今後のSNS投稿において過度に慎重になる可能性があります。
本来は楽しい企画であるはずのクイズやPR活動が、萎縮してしまう恐れがあります。これは視聴者にとってもマイナスです。
一方で、今回の騒動がミャクミャク自体の人気に与える影響は限定的と考えられます。
実際、ミャクミャクは2022年の発表当初「気持ち悪い」「怖い」と批判されながらも、現在では大人気キャラクターとなっています。
万博開幕後には8000種類以上のグッズが展開され、特にガチャガチャのぬいぐるみは3時間待ちの行列ができるほどの人気ぶりです。
キャラクター自体の魅力は、このクイズ騒動とは別の次元にあると言えるでしょう。
📝 まとめ:説明なき謝罪が残した疑問
NHK公式アカウントが投稿したミャクミャククイズは、わずか2日後に削除され謝罪となりました。しかし、NHKは「配慮に欠ける表現があった」としながらも、具体的に何が問題だったのかは説明していません。
✅ この記事のポイント
- 2025年10月3日に投稿されたクイズが10月5日に削除・謝罪
- クイズの選択肢Bはミャクミャクの公式設定と完全一致
- NHKは何が不適切だったのか具体的な説明なし
- 世間の反応は賛否両論だが「説明がない」という疑問は共通
- ミャクミャク自体の人気には大きな影響なしと予想
公共放送として視聴者に説明する責任があるのではないか、という声は当然のものでしょう。今回の不透明な対応が、かえって新たな議論を生んでしまった形です。
ただし、ミャクミャク自体の人気は万博開幕後も続いており、このクイズ騒動による影響は限定的と考えられます。
あなたはこの騒動について、どう思いますか?NHKは説明すべきだったと思いますか?それとも、過剰反応だったと思いますか?
❓ よくある質問(FAQ)
Q1: NHKのミャクミャククイズはいつ削除されたの?
2025年10月3日午後0時50分ごろに投稿され、10月5日午後6時に削除・謝罪されました。投稿から約48時間後の対応でした。
Q2: 削除されたクイズの選択肢は何だった?
選択肢は「A:道ばたでお金を拾う」「B:雨上がりに虹を見つける」「C:お好み焼きの大食い」の3つでした。選択肢Bはミャクミャクの公式設定と一致していました。
Q3: なぜ炎上したの?何が問題だったの?
NHKは「配慮に欠ける表現があった」と謝罪しましたが、具体的に何が問題だったのかは説明していません。選択肢Aが問題視された可能性が指摘されていますが、公式な説明はありません。
Q4: 世間の反応はどうだった?
反応は賛否両論に分かれています。批判派は「説明がない」ことを問題視し、擁護派は「何が問題か分からない」と疑問を呈しています。双方ともNHKの不透明な対応に疑問を持っています。
Q5: ミャクミャクの人気に影響はある?
ミャクミャク自体の人気への影響は限定的と考えられます。万博開幕後は8000種類以上のグッズが展開され、ガチャガチャのぬいぐるみは3時間待ちの人気ぶりです。
Q6: チルシルってどんな番組?
NHK総合で2025年4月から放送されている子ども向けニュース番組です。毎週土曜日午前9時から放送され、佐々木希さんや池田美優さんがレギュラー出演しています。