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名古屋大学で爆発事故「テトラクロロシラン」とは?水で爆発するスマホ原料の正体

🔴 2024年12月23日午前10時すぎ、名古屋大学のキャンパスで爆発事故が発生した。

「テトラクロロシラン」という化学物質が爆発し、3人がやけどを負った。

聞き慣れない物質だが、実はスマホやパソコンの製造に欠かせない薬品だ。

なぜ大学の薬品庫で爆発が起きたのか。

被害者の状況や事故の原因について、現時点でわかっていることをまとめた。

名古屋大学で爆発事故「テトラクロロシラン」とは?水で爆発するスマホ原料の正体

名古屋大学で爆発事故「テトラクロロシラン」とは?水で爆発するスマホ原料の正体



名古屋大学で爆発事故 ― 薬品庫で何が起きたのか

💡 2024年12月23日午前10時すぎ、名古屋大学東山キャンパスの工学部1号館で爆発が発生した。

爆発したのは「テトラクロロシラン」という化学薬品だ。

NHKの報道によると、工学部1号館4階の薬品庫で、関係者が整理や掃除をしていたところ、突然爆発が起きたという。

この爆発で21歳から34歳の男性3人がやけどを負い、病院に搬送された。

全員意識はあり、命に別状はないとみられている。

現場は名古屋市千種区にある名古屋大学の東山キャンパス。

地下鉄名城線「名古屋大学駅」の目の前に位置する、同大学のメインキャンパスだ。

警察と消防が現場検証を進めており、爆発の詳しい原因を調べている。

では、爆発した「テトラクロロシラン」とは、いったいどんな物質なのか。

 

 

テトラクロロシランとは何か ― 半導体を作る「水が大敵」の物質

💡 テトラクロロシランは、半導体や光ファイバーの製造に使われる化学物質だ。

実は、スマホやパソコンの「頭脳」にあたる半導体チップを作るのに欠かせない原料なのだ。

見た目は水のように透明な液体で、刺激臭がある。

厚生労働省の安全データシートによると、この物質には「禁水性」という特徴がある。

「禁水性」とは、水と接触すると激しく反応する性質のこと。

空気中の湿気に触れただけでも白い煙を発生させる。

半導体の原料というと工場のイメージが強いが、大学の研究室でも実験や分析のために使用されている。

ただし、水との反応が激しいため、取り扱いには細心の注意が必要な物質だ。

では、なぜ「掃除中」に爆発が起きたのか。

 

なぜ「掃除中」に爆発したのか ― 水との接触で起きる化学反応

🔴 テトラクロロシランは「水と触れると爆発する」性質を持っている。

実は、火をつけても燃えないが、水に触れると激しく反応するのだ。

厚生労働省の資料によると、テトラクロロシランが水と接触すると、塩化水素ガスが急速に発生する。

塩化水素は有毒なガスで、空気中の水分と混ざると「塩酸ミスト」になる。

密閉された容器の中でこの反応が起きると、ガスの圧力で容器が破裂する危険がある。

今回の事故では、掃除中に容器が開いたり、わずかな湿気が入り込んだりしたことで、この化学反応が起きた可能性が考えられる。

被害者のやけども、爆発による物理的な衝撃に加えて、発生した塩酸による「化学熱傷」の可能性がある。

通常の火災とは異なり、水をかけると逆に反応が激しくなるため、消火活動にも特殊な対応が必要になる。

この爆発で3人がけがをした。被害者はどのような状況だったのか。

 

 

被害者3人の状況 ― 21歳・24歳・34歳の男性がやけど

💡 爆発でけがをしたのは、21歳、24歳、34歳の男性3人だ。

全員やけどを負ったが、意識はあり、命に別状はないとみられている。

CBCテレビの報道によると、3人は薬品庫の整理や掃除をしていたところだった。

21歳と24歳という年齢から、大学院生や研究室のスタッフである可能性が高い。

やけどの程度や入院の有無など、詳しい状況については現時点で公表されていない。

警察と消防が事故当時の状況について、関係者から聞き取りを進めている。

実は、名古屋大学では1か月前にも爆発事故が起きていた。

 

名古屋大学で「また」爆発 ― 1か月前にも実験室で事故

🔴 名古屋大学では2024年11月29日にも爆発事故が発生しており、今回で1か月間に2回目の事故となる。

東海テレビの報道によると、11月の事故は同じ東山キャンパスの「超高圧高温発生装置室」で起きた。

原因は「かける電圧を間違えた」という人為的なミスだった。

この事故では大学院生1人が指に軽傷を負い、窓ガラスが割れる被害が出た。

使用されていたのはエタノールや硫酸ナトリウムなどの薬品だった。

わずか1か月で2件の爆発事故が起きたことで、大学の安全管理体制に注目が集まっている。

では、大学における化学薬品の管理はどうなっているのか。

 

 

大学の化学薬品はどう管理されているのか

📝 大学では化学薬品を法律に基づいて管理し、安全講習なども実施しているが、事故は完全には防げていない。

名古屋大学には「環境安全衛生管理室」という組織があり、キャンパス内の安全管理を担当している。

化学薬品は消防法や毒物及び劇物取締法などの法律で規制されており、保管方法や取り扱い手順が細かく定められている。

大学では実験を行う学生や教職員に対して、定期的に安全講習を実施している。

しかし、1か月で2件の爆発事故が起きた事実は、現在の管理体制だけでは事故を完全に防げないことを示している。

今後、名古屋大学がどのような再発防止策を打ち出すのか、注目される。

 

まとめ

📌 今回の事故のポイント

  • 2024年12月23日、名古屋大学東山キャンパスで化学薬品「テトラクロロシラン」が爆発
  • テトラクロロシランは半導体製造に使われる物質で、水と接触すると激しく反応する
  • 21歳・24歳・34歳の男性3人がやけどを負ったが、全員意識あり
  • 名古屋大学では11月にも爆発事故があり、1か月で2回目
  • 大学の安全管理体制の見直しが求められる

事故の詳しい原因については、警察と消防の調査結果を待つ必要がある。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 名古屋大学の爆発事故はいつ、どこで起きた?

A. 2024年12月23日午前10時すぎ、名古屋大学東山キャンパスの工学部1号館4階の薬品庫で発生しました。

Q. テトラクロロシランとは何?

A. 半導体や光ファイバーの製造に使われる化学物質です。スマホやパソコンのチップを作るのに欠かせない原料で、水と接触すると激しく反応する「禁水性」の特徴があります。

Q. なぜ掃除中に爆発した?

A. テトラクロロシランは水と触れると爆発する性質があります。掃除中に容器が開いたり、湿気が入り込んだりして化学反応が起きた可能性が考えられています。

Q. 被害者の状況は?

A. 21歳、24歳、34歳の男性3人がやけどを負いましたが、全員意識があり、命に別状はないとみられています。

Q. 名古屋大学で過去にも爆発事故はあった?

A. 2024年11月29日にも同じ東山キャンパスで爆発事故があり、大学院生1人が軽傷を負いました。今回で1か月間に2回目の事故となります。

 

参考文献

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