2025年10月11日(土)の夜10時から翌12日(日)の午後1時まで、みずほ銀行のATMが完全に使えなくなります。
しかも、コンビニATMも、他の銀行のATMも一切ダメ。みずほのカードを持っている人は、どこに行っても現金を引き出せません。
⚠️ 緊急:今夜から15時間、完全停止
その理由は、みずほ銀行が1151億円という巨額の費用をかけて行う「システム更新作業」。銀行の心臓部ともいえる巨大なコンピューターシステムを、丸ごと新しい機械に入れ替えるんです。
実は、みずほ銀行には過去に大きな問題がありました。2021年には、約5000人もの人がATMの前で立ち往生する事態が発生。カードが出てこなくて、どうすることもできなかったんです。
今回は、その教訓を活かした万全の体制で臨みます。でも、15時間もATMが使えないのは変わりません。

📋 この記事でわかること
🕐 みずほ銀行ATMが使えないのはいつからいつまで?【2025年10月11日-12日】
実は、10月11日の夜10時から翌日の午後1時まで、15時間もATMが完全に使えなくなります。
みずほ銀行の公式発表によると、正確な時間は以下の通りです:
⏰ ATMが使えない時間(2025年10月)
10月11日(土)22:00~10月12日(日)13:00
ただし、サービスによってはもっと早く停止します:
- 21:00から停止:イオン銀行ATMでの振込、一部提携金融機関のATM
- 21:30から停止:みずほWallet、一部のスマホアプリ
- 20:00から停止:ATM宝くじサービス
15時間というと、夜寝ている間だけじゃ終わりません。日曜日の午前中、買い物に行きたい時間帯も完全にアウト。
しかも、これで終わりじゃないんです。ITmediaの報道によると、みずほ銀行は2026年にも複数回、同じようなメンテナンスを実施する予定だと発表しています。
💡 ポイント:金曜日の夜までに準備しないと、週末に困ることになります。
❌ 使えなくなるサービスは?影響範囲を完全チェック
実は、コンビニATMでも、セブンでもローソンでもファミマでも、みずほのカードは一切使えません。
「じゃあ他の銀行のATMで引き出せばいいじゃん」と思うかもしれませんが、それもダメ。みずほのカードは、どこのATMでも使えなくなります。
使えなくなるサービス一覧
- ✗ みずほ銀行のATM(すべて)
- ✗ コンビニATM(セブン、ローソン、ファミマなど)
- ✗ 他の銀行のATM(すべて)
- ✗ インターネットバンキング「みずほダイレクト」
- ✗ PayPay、J-Coin Payなどへのチャージ
- ✗ Mizuho Suicaへのチャージ
つまり、現金の引き出しも、預け入れも、振込も、残高照会も、全部できません。
特に注意が必要なのが、PayPayなど電子決済サービスへのチャージ。PayPayの公式お知らせでも、メンテナンス中はみずほ銀行からのチャージができないと案内されています。
ただし、すでにPayPayにチャージ済みの残高があれば、そこからの支払いは問題なくできます。
✓ 使えるサービス(数少ない例外)
- ○ みずほJCBデビット
- ○ SmartDebit、みずほビジネスデビット
- ○ PayPayなどの決済(チャージ済み残高から)
デビットカードは使えるので、カードを持っている人はそちらで乗り切れます。
もう一つ注意したいのが、他の銀行からみずほへの振込。メンテナンス中に振り込まれたお金は、10月14日(火)以降の入金になる可能性があると公式に案内されています。
⚠️ 給料日が絡んでいる人は、会社に確認しておいた方がいいかもしれません。
✅ 今すぐできる対処法!ATMが使えない間の乗り切り方
実は、今回は「他の銀行のATMを使えばいい」という逃げ道がありません。事前準備が命です。
結論から言うと、10月11日の夜10時までに現金を引き出しておくしか方法がありません。
💰 今すぐやるべきこと
- 週末に必要な現金を計算する
- 金曜日のうちにATMで引き出す(11日の夜10時までならOK)
- PayPayなど電子決済サービスにチャージしておく
- デビットカードを持っている人は、カードの場所を確認
「まだ土曜日の昼間があるじゃん」と思うかもしれませんが、土曜日は混雑が予想されます。できれば金曜日のうちに済ませておくのがベスト。
電子決済サービスへのチャージも重要です。チャージさえしておけば、メンテナンス中でも普通に買い物できます。
みずほJCBデビットやSmartDebitを持っている人はラッキー。これらのカードはメンテナンス中でも通常通り使えるので、現金がなくても大丈夫です。
「そもそもデビットカードって何?」という人もいるかもしれません。簡単に言うと、使った分が即座に口座から引き落とされるカードのこと。クレジットカードみたいに使えて、お金の管理がしやすいんです。
⚠️ 重要:どう頑張っても現金の引き出しだけはできません。週末のお出かけで現金が必要な人は、必ず事前に準備を。
❓ なぜ今?みずほ銀行がシステム更新する本当の理由
実は、MINORIは1151億円もかけて更新する「銀行の心臓部」。放置すれば大事故になるから、今やるしかなかったんです。
みずほ銀行が更新するのは「MINORI(みのり)」と呼ばれる巨大なコンピューターシステム。銀行の中枢業務を支える、いわば心臓部です。
このシステム、2019年に導入されたときは4000億円以上もかけて作られました。東京ドームを建設するのが約120億円と言われているので、その30倍以上。もう想像もつかない規模です。
そして今回の更新に、さらに1151億円。みずほ銀行の有価証券報告書に記載された正式な数字です。
「なんでそんなにお金かけるの?」と思いますよね。
🔧 理由は「保守期限」という、避けられない問題
コンピューターのハードウェア(機械の部分)には、メーカーが保証する期限があります。一般的には10年程度。その期限を過ぎると、機械が壊れやすくなったり、サポートが受けられなくなったりするんです。
日本経済新聞の報道によると、MINORIは2019年に導入されてから6年が経過。そろそろハードウェアの更新時期に差し掛かっているとのこと。
しかも、みずほ銀行には過去に苦い経験があります。2021年、古い機械の経年劣化が原因で大規模なシステム障害が発生したんです。
だから今回は、保守期限を延長せず、期限通りにきっちり機械を交換する。それが1151億円という巨額投資の理由です。
日経xTECHの専門記事によれば、今回の更新では以下のようなことが行われます:
- メインフレーム(中央の巨大コンピューター)の機械交換
- 基本ソフト(OS)の更新
- 一部システムのクラウド移行
- セキュリティ対策の強化
銀行のシステムが止まると、経済全体に影響が出ます。だから、壊れる前に確実にメンテナンスする。それが1000億円以上かける理由なんです。
💡 豆知識:MINORIの開発には約1000社ものIT企業が参加しました。あまりにも完成が遅れたため、「IT業界のサグラダファミリア」なんて呼ばれたこともあったそうです。
📚 2021年のシステム障害から学んだこと
実は、2021年の障害では約5000人がATMの前で立ち往生。カードが出てこなくて、どうしようもなかったんです。
2021年2月28日、日曜日の朝。みずほ銀行で大規模なシステム障害が発生しました。
全国で約4300台のATMが一時停止。そして最も深刻だったのが、約5000件ものキャッシュカードや通帳がATMに取り込まれてしまったこと。
ATMの前で、カードが出てくるのを待つ人々。でも、カードは出てこない。銀行に電話しても、コールセンターは休日体制でつながらない。
日経xTECHの詳細レポートによると、この障害の原因は「運用軽視」でした。
具体的な問題点:
- システムの監視体制が弱かった
- コールセンターが休日体制だった(障害が日曜日に起きたのに)
- ATMからカードを強制的に取り込む仕様があった
- 障害時の対応マニュアルが不十分だった
さらに、2021年中には合計8回から11回ものシステム障害が発生。金融庁から業務改善命令が出され、社長や頭取が引責辞任する事態になりました。
そして今回の更新では、この教訓が活かされています。
毎日新聞の報道によると、みずほ銀行は以下の対策を実施:
- ATMの仕様変更(通帳やカードが取り込まれないように)
- ATMに連絡用スピーカーを設置
- サービス再開時に行員が対応する態勢を整備
- 不具合が起きたら即座に作業を中断する体制
特に重要なのが、「行員が対応する態勢」。2021年の障害では、休日だったため行員がおらず現場が混乱しました。
今回は日曜日の午後1時にサービスを再開する予定ですが、その時には行員がきちんと配置されているということです。
✅ 「あらゆるリスクを想定して徹底した対応を講じる」とみずほ銀行は強調しています。
でも、どんなに万全を期しても、15時間もATMが使えないのは事実。やはり事前準備が大切です。
🏦 他の銀行でもこういうことあるの?
実は、こういうシステム更新は銀行業界では普通のこと。三井住友銀行も2026年1月に同じことをやります。
「みずほだけこんなことになってるの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
銀行のシステムは定期的にメンテナンスや更新が必要。どの銀行でも、数年に一度はこういうことが起きます。
実は、三井住友銀行も2026年1月11日から13日にかけて新システムへの移行を予定しています。
移行期間中は、みずほと同じようにATMやネットバンキングが使えなくなります。休止時間は1月12日(月・祝)の正午まで。
JAバンクも2025年にシステム更改を実施しました。複数の都道府県で、一定期間ATMなどのサービスが休止されています。
📌 重要なポイント
つまり、システム更新による一時的なサービス停止は、銀行業界では「普通のこと」なんです。
ただし、みずほ銀行が特に慎重になっているのには理由があります。それが、先ほど説明した2021年の大規模障害。
あの経験があるから、今回は他の銀行以上に万全の体制を取っているわけです。
みずほ銀行は2026年にも複数回のメンテナンスを予定しています。具体的な日程はまだ発表されていませんが、今後も定期的にこういった作業が行われることになります。
💡 みずほ銀行を使っている人は、定期的に公式サイトのお知らせをチェックする習慣をつけておくといいかもしれません。
📝 まとめ:みずほ銀行ATM停止への対策は今すぐ
✅ この記事のポイント
- 2025年10月11日(土)22:00~12日(日)13:00まで、みずほのATMが完全停止
- コンビニATMも他行ATMも一切使えない
- 事前に現金を引き出す、電子決済にチャージするなどの準備が必須
- 1151億円をかけたシステム更新で、2021年の障害を教訓に万全の体制
- 他の銀行でも同様のメンテナンスは普通に行われている
みずほ銀行のシステム更新、いかがでしたか?
15時間もATMが使えないのは不便ですが、これは銀行システムを安全に保つための必要な作業。2021年の教訓を活かして、今回は万全の体制で臨みます。
大切なのは、事前準備。金曜日のうちに必要な現金を引き出しておけば、週末も安心して過ごせます。
あなたはもう準備できましたか?
まだの人は、この記事を読んだら、すぐにATMへ!
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. みずほ銀行のATMはいつからいつまで使えませんか?
2025年10月11日(土)22:00から10月12日(日)13:00まで、15時間にわたってATMが完全に使えなくなります。一部サービスは21時や20時から停止するので注意が必要です。
Q2. コンビニATMや他の銀行のATMでみずほのカードは使えますか?
いいえ、使えません。メンテナンス中は、コンビニATM(セブン、ローソン、ファミマなど)も他の銀行のATMも、すべてみずほのカードが利用不可になります。
Q3. どうやって週末を乗り切ればいいですか?
金曜日のうちに必要な現金を引き出す、PayPayなどの電子決済サービスにチャージしておく、みずほJCBデビットやSmartDebitを利用するなどの対策があります。事前準備が必須です。
Q4. なぜみずほ銀行はシステム更新を行うのですか?
2019年に導入された勘定系システム「MINORI」のハードウェア保守期限が到来したため、機器の更改とセキュリティ対策の強化を行います。1151億円をかけた大規模なメンテナンスです。
Q5. 2021年のシステム障害とは何ですか?
2021年2月28日に発生した大規模障害で、約4300台のATMが停止し、約5000件のカードがATMに取り込まれました。今回はその教訓を活かし、ATM仕様の変更や行員配置などの対策が取られています。
Q6. 他の銀行でもこのようなメンテナンスはありますか?
はい、あります。三井住友銀行も2026年1月に新システムへの移行を予定しており、同様にATMなどのサービスが一時停止されます。銀行業界では定期的に行われる作業です。