⚡ 復帰わずか2週間で再び担架搬送
3か月の壮絶リハビリを経て戻ってきた"鉄人"に、またも試練が襲いかかりました。
1週間後のジャパンカップを控えた、あまりにも過酷な展開です。
2025年11月22日、京都競馬場で起きた多重落馬事故が競馬界に衝撃を与えています。
わずか2週間前に骨折から復帰したばかりの幸英明騎手が、再び救急搬送される事態となりました。
浜中俊騎手、高倉稜騎手も巻き込まれ、3騎手とも以降のレースを騎手変更。
JRAは同日午後、幸騎手が背部を負傷したと正式に発表しました。
📋 この記事でわかること
🏇 幸英明騎手が復帰わずか2週間で再び落馬負傷
2025年11月22日午前、京都競馬場の第3レース（2歳未勝利・芝1200メートル）で、幸英明騎手が落馬する事故が発生しました。
日刊スポーツの報道によると、幸騎手は自力で立ち上がることができず、担架で運ばれて救急車で搬送されました。
実は、幸騎手は11月8日に復帰したばかり。
復帰からわずか14日での再負傷という、あまりにも過酷な展開となってしまったのです。
事故後、幸騎手はこのレース以降に予定されていた全ての騎乗が変更となりました。
💥 京都3R多重落馬事故の詳細・3騎手が救急搬送
事故はどのように起きたのでしょうか。
⚠️ 事故の経緯
4コーナー手前で、先行していたニュートラ（牝2歳、畑端省吾厩舎）が他馬に関係なく故障を発症し、突然転倒。
騎乗していた幸英明騎手が落馬しました。
その直後、後続で走っていたメイショウピュルテ（浜中俊騎手）、キョウエイクローム（高倉稜騎手）も、この落馬の影響を受けて次々と落馬。
わずか数秒の間に3頭が転倒、3人の騎手が地面に投げ出される多重事故となったのです。
🚑 3騎手の搬送状況
X（旧Twitter）上の目撃情報によると、搬送時の状況はこのように伝えられています。
🔴 幸英明騎手：体を起こすことができず、担架で搬送
🟡 高倉稜騎手：左足を痛がりながらも、スタッフの肩を借りて自力で移動
🟠 浜中俊騎手：上体は起こせたものの立ち上がれず、担架で搬送
3騎手とも救急車で搬送され、それぞれ以降のレースが騎手変更となりました。
⚡ 騎手という職業の危険性
競馬の騎手は、時速60km（高速道路を走る車と同じスピード）で走る馬の上で競い合います。
落馬すれば、その速度で地面に叩きつけられることになります。
実際、1954年以降、JRAで競走中の落馬事故により20人の騎手が殉職しているという事実があります。
平均すると3〜4年に1人の騎手が命を落としている計算です。
💡 競馬騎手という職業がどれほど危険なのか、過去の落馬事故の詳細についてはこちらの記事で解説しています。
🏥 JRA公式発表・3騎手の診断結果と馬の状態
事故から約4時間後、JRAが3騎手と3頭の馬の状態について正式に発表しました。
👨⚕️ 騎手の診断結果
スポーツ報知の16時18分の報道によると、JRAは以下のように発表しました。
📋 JRA公式診断結果（11月22日発表）
🔴 幸英明騎手：背部の負傷
🟠 浜中俊騎手：左腕の負傷
🟡 高倉稜騎手：両足の負傷
3騎手とも、11月22日の京都競馬での4R以降の騎乗は全て乗り替わりとなっています。
ただし、負傷の詳細な程度や復帰見通しについては、この時点では発表されていません。
🐴 馬の状態
JRAの発表によると、事故に関わった3頭の馬の状態は以下の通りです。
ニュートラ（幸騎手騎乗）：予後不良
メイショウピュルテ（浜中騎手騎乗）：異状なし
キョウエイクローム（高倉騎手騎乗）：異状なし
ニュートラは故障を発症して転倒したため、予後不良（安楽死処分）の診断となりました。
メイショウピュルテとキョウエイクロームは、落馬後の検査で異状が認められなかったことが確認されています。
🩺 幸騎手の前回の怪我と復帰までの壮絶な道のり
では、幸騎手が「復帰したばかり」とは、どういうことなのでしょうか。
📅 8月の落馬事故
2025年8月9日、中京競馬場の第4レースで、幸騎手は馬場入場の際に落馬。
右足を負傷して、競馬場内の救護室へ運ばれました。
当初は「1か月ほどで復帰できるかも」という見込みでしたが、再検査の結果、予想以上に重症であることが判明します。
診断結果は「右足踵骨（しょうこつ）骨折」。つまり、かかとの骨が折れていたのです。
💪 「半年かかる怪我」を3か月で復帰
netkeibaの報道によると、この怪我の治療には最低でも2か月以上、通常なら半年はかかる重症でした。
幸騎手はワイヤー5本を足に入れる手術を受け、懸命なリハビリを重ねます。
医療療法士が休みを返上して施術にあたり、驚異的な回復を見せました。
そして、わずか3か月後の11月8日、京都競馬場で復帰。
復帰時の取材では、「半年かけて治す箇所。医療療法士さんに休み返上で施術していただいて、早く復帰できました」と感謝の言葉を述べていました。
😅 復帰時のコメントが現実に
実は、復帰時のインタビューで幸騎手はこんな冗談を言っていました。
「ワイヤーを5本入れてネジで留める手術をして、まだ1本残っている状態ですが、さすがは"鉄人"。
最近はカルシウムをいっぱい取っているので、もう1回落ちても大丈夫」
この冗談が、わずか2週間後に現実になってしまうとは、誰が予想できたでしょうか。
🏆 ジャパンカップ・セイウンハーデスへの影響は
今回の落馬が、さらに大きな問題となっているのには理由があります。
📆 1週間後に迫るG1レース
11月30日、東京競馬場で「ジャパンカップ」が開催されます。
ジャパンカップは、競馬界最高峰のG1レース。
💰 1着賞金は5億円
(宝くじ1等が複数本分）という、日本競馬を代表する大レースです。
そして、このレースに幸騎手が騎乗する予定だったのが、セイウンハーデスという馬でした。
🤝 セイウンハーデスと幸騎手の絆
セイウンハーデス（牡6歳、橋口弘次郎厩舎）は、2023年の七夕賞、2025年のエプソムカップで重賞2勝を挙げている実力馬。
幸騎手はこの馬のいつも乗っている騎手（主戦騎手）で、馬主の西山茂行氏とも深い信頼関係で結ばれています。
umanityの報道によると、セイウンハーデスは10月27日の天皇賞（秋）で7着に終わった後、幸騎手とのコンビ復活でジャパンカップに向かう予定でした。
実は、幸騎手が8月に怪我をした際、西山オーナーのブログで「天皇賞騎乗までには万全の体調で臨むつもりです」というメッセージを発表していました。
その目標のジャパンカップが、わずか8日後に迫っています。
🔄 騎手変更の可能性
netkeibaのジャパンカップ出走予定では、セイウンハーデスの騎乗予定は幸英明騎手のまま。
しかし、背部負傷という診断結果を受け、1週間での回復は不透明な状況です。
今後の続報次第では、騎手変更となる可能性が高まっています。
11月30日までの8日間で、幸騎手の容態がどのように推移するか、関係者の発表が待たれます。
🙏 浜中俊騎手・高倉稜騎手の容態と今後
今回の事故に巻き込まれたのは、幸騎手だけではありません。
浜中俊騎手の状況
浜中俊騎手は、上体は起こせたものの立ち上がれず、担架で搬送されました。
JRAの診断結果によると、左腕の負傷と発表されています。
11月22日の時点で、もともと騎乗予定が少なかったため（第5レース以降は1鞍のみ）、今後の影響については続報を待つ必要があります。
高倉稜騎手の状況
高倉稜騎手は、左足を痛がりながらもスタッフの肩を借りて移動できる状態でした。
JRAの診断結果では、両足の負傷と発表されています。
第3レース以降に予定されていた全ての騎乗が変更となっています。
❓ 詳細な容態は未発表
11月22日時点では、3騎手とも負傷箇所は判明しましたが、詳細な程度や復帰見通しについては公式発表されていません。
競馬ファンからは、X上で「無事を祈ります」「大事でありませんように」といった心配の声が多数上がっています。
📝 まとめ：復帰直後の不運と騎手の危険性
2025年11月22日の京都3R多重落馬事故について、重要なポイントをまとめます。
- 幸英明騎手が復帰わずか2週間で再び落馬負傷：11月8日に復帰したばかりの幸騎手が、再び担架搬送される事態に
- 多重落馬で3騎手が救急搬送：ニュートラの転倒をきっかけに、幸騎手、浜中俊騎手、高倉稜騎手が次々と落馬
- JRAが診断結果を発表：幸騎手は背部負傷、浜中騎手は左腕負傷、高倉騎手は両足負傷と診断された
- ニュートラは予後不良：故障を発症して転倒したニュートラは安楽死処分となった
- 前回は3か月の壮絶リハビリ：8月のかかと骨折から、通常半年かかる怪我を3か月で復帰した驚異的回復だった
- 1週間後のジャパンカップに影響：セイウンハーデスに騎乗予定だったが、背部負傷により騎手変更の可能性が高まる
- 詳細な復帰見通しは未発表：3騎手とも負傷箇所は判明したが、程度や復帰時期は明らかになっていない
競馬の騎手は、時速60kmで走る馬の上で命がけで競い合っています。
華やかに見えるレースの裏で、常に危険と隣り合わせの世界。
今回の事故は、改めてその現実を突きつけました。
3騎手の一日も早い回復と、無事にジャパンカップが迎えられることを願うばかりです。
💭 あなたはどう思いますか？
復帰わずか2週間での再負傷という幸騎手の不運について、どう思いますか？
❓ よくある質問（FAQ）
Q1: 幸英明騎手の落馬事故はいつどこで起きたのですか？
2025年11月22日、京都競馬場の第3レース（2歳未勝利・芝1200メートル）で発生しました。ニュートラが4コーナー手前で転倒し、騎乗していた幸騎手が落馬。その後、浜中俊騎手、高倉稜騎手も巻き込まれる多重事故となりました。
Q2: 幸騎手は復帰からどのくらいで再び落馬したのですか？
幸騎手は11月8日に復帰したばかりで、復帰からわずか14日（2週間）での再負傷となりました。前回は8月9日に右足踵骨骨折で離脱し、通常半年かかる怪我を3か月で復帰した直後の不運な事故でした。
Q3: JRAが発表した診断結果はどのような内容ですか？
JRAは11月22日午後に診断結果を発表しました。幸英明騎手は背部の負傷、浜中俊騎手は左腕の負傷、高倉稜騎手は両足の負傷と診断されました。ただし、詳細な程度や復帰見通しについては未発表です。
Q4: ジャパンカップでセイウンハーデスの騎手はどうなりますか？
11月30日開催のジャパンカップでセイウンハーデスに幸騎手が騎乗予定でしたが、背部負傷という診断結果を受け、1週間での回復は不透明です。事故から8日後の大レースのため、騎手変更となる可能性が高まっています。
Q5: ニュートラはどうなりましたか？
JRAの発表によると、転倒したニュートラは予後不良の診断となり、安楽死処分となりました。一方、後続で落馬したメイショウピュルテとキョウエイクロームは、検査の結果、異状なしと確認されました。
Q6: 浜中俊騎手と高倉稜騎手の容態はどうですか？
浜中俊騎手は上体を起こせたものの立ち上がれず担架搬送され、左腕の負傷と診断されました。高倉稜騎手は左足を痛がりながらスタッフの肩を借りて移動し、両足の負傷と診断されました。両騎手とも、11月22日時点では詳細な程度や復帰見通しは未発表です。
📚 参考文献リスト
- 京都3Rで３頭落馬のアクシデント 幸、浜中、高倉の３騎手が救急車で搬送 - 日刊スポーツ（Yahoo!ニュース）
- 京都３Ｒで落馬した幸英明騎手は背部の負傷とＪＲＡが発表 浜中俊騎手、高倉稜騎手も負傷 - スポーツ報知
- "鉄人"幸英明 骨折からの再スタート ８日京都で３カ月ぶり騎乗 - netkeiba
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- 天皇賞・秋7着セイウンハーデスは幸英明騎手とのコンビ復活でジャパンCへ - umanity
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