⚡ 結論から言うと:三笘薫選手は「渡されたカードを何気なく持っただけ」でした。
BBCは「純粋なミス」と報道。三笘選手に悪意はなかったとみられています。
2025年11月末、三笘薫選手が所属するブライトンのSNS投稿が中国で大炎上しました。
「ファシスト支持だ」「契約解除しろ」——微博(ウェイボー)では激しい批判が殺到。
でも、実際に何が起きたのか?
調べてみると、三笘選手は「渡されたカードを持っただけ」という、意外な事実が見えてきました。

何が起きた?ブライトン炎上騒動の全容
三笘選手が「小野田寛郎」のカードを持った写真が拡散され、中国で大炎上しました。
きっかけは、ブライトンのユースアカデミー公式Xアカウント(@BHAFC_Academy)の投稿でした。
三笘選手とアカデミーの少年が、サッカーカード風のボードを手に持っている写真。
そのカードには、旧日本軍の軍服を着た人物の写真が使われていたのです。
📅 時系列まとめ
- 11月下旬:プレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントのイベント開催
- 11月28日:ブライトンアカデミーが三笘選手との写真を投稿
- 同日:中国のWeibo(微博)で拡散、批判殺到
- 11月29日:ブライトンが投稿を削除し、中国に謝罪
- 12月1日:「プレミアリーグのチームが中国ファンに謝罪」が微博でトップトレンドに(1500万回以上閲覧)
AFP通信の報道によると、共産党機関紙・人民日報系の環球時報の投稿には、「プレミアリーグにはファシストを支持するチームがあるのが現実だ」というコメントが最多の「いいね」を獲得しました。
さらに、三笘選手との契約解除を求める声や、「教訓を学ばせなければならない」といった強い批判も。
小野田寛郎とは?なぜカードに使われた?
問題のカードに写っていたのは、戦後29年間フィリピンで戦い続けた元日本軍人・小野田寛郎(おのだ ひろお)氏でした。
小野田氏は1922年生まれ。
陸軍中野学校で諜報技術を学び、1944年にフィリピン・ルバング島に派遣されました。
🔍 小野田寛郎氏の経歴
- 1945年の終戦を「米軍の謀略」と信じ、任務を継続
- ジャングルでゲリラ戦を展開し続ける
- 1974年、元上官から「任務解除命令」を受けて投降
- 51歳で日本に帰還。「最後の日本兵」として大きな話題に
- 帰国後はブラジルで牧場経営、その後「小野田自然塾」を設立
- 2014年、91歳で死去
三笘選手は1997年生まれの27歳。
小野田氏が帰還したのは、三笘選手が生まれる23年も前のことです。
では、なぜこの人物のカードがプレミアリーグのイベントで使われたのか?
「クリスマス休戦トーナメント」とは?
問題の写真が撮影されたのは、プレミアリーグ主催の「クリスマス休戦トーナメント」に関連したイベントでした。
この大会は、第一次世界大戦中の1914年12月25日に起きた「クリスマス休戦」を記念したもの。
当時、西部戦線で対峙していたドイツ軍とイギリス軍の兵士たちが、クリスマスに自発的に休戦。
敵同士がサッカーをしたり、贈り物を交換したりしたという歴史的な出来事です。
❓ なぜ小野田氏のカードが存在したのか
この点については、フットボールチャンネルの報道によると、BBCは「純粋なミス」であり、「クラブもプレミアリーグも、この論争が起きるまで問題を把握していなかった」と伝えています。
なぜ日本軍人の写真がサッカーカードにされたのか、経緯は不明のままです。
BBCが報じた「純粋なミス」の真相
結論から言えば、三笘選手に悪意はなかったとみられています。
サッカーダイジェストの報道によると、英公共放送BBCはブライトンの関係者から次のような証言を得ています。
「これは純粋なミスであり、この問題はクラブやプレミアリーグは把握していなかった」
つまり、三笘選手はイベントで渡されたカードを、何も知らずに持っていただけ。
写真撮影の流れで手にしたものと考えられます。
プレミアリーグ側も、この教育プロジェクトに関わった具体的な人物を特定していないとのこと。
一部スタッフの独断で行われた可能性が高いと報じられています。
日本と中国で異なる反応
中国では「ファシスト支持」と猛批判。一方、日本のコメント欄ではまったく異なる論調が目立ちます。
中国側の反応
中国のSNS「微博」では、1000万人のフォロワーを持つアカウントが投稿を拡散。
「大規模なPR危機」と呼ばれる事態に発展しました。
主な批判は以下の通りです。
- 「プレミアリーグにはファシストを支持するチームがある」
- 「三笘との契約を解除すべき」
- 「中国のサッカーファンが彼を見逃してやらないことを願う」
日本側の反応
一方、日本のYahoo!ニュースのコメント欄では、異なる見方が多く寄せられています。
📝 日本のコメントから
「日本国民にとって小野田さんの存在は戦争の傷の象徴であり、反戦に通じるものです」
(共感6300件以上)
「全く関係ないスポーツアスリートを攻撃相手にするのは卑劣極まりない」
(共感1300件以上)
「中華人民共和国の建国は1949年。日本と戦っていたのは中華民国(台湾)だ」
(共感800件以上)
特に多かったのは、「なぜ中国だけに謝罪するのか?」という疑問です。
小野田氏はフィリピンで活動しており、中国と直接戦ったわけではありません。
にもかかわらず、中国だけが激しく反発し、ブライトンが中国だけに謝罪した——この構図に違和感を覚える日本人は少なくないようです。
📌 日中関係の背景
2025年11月、高市早苗首相が台湾有事について踏み込んだ発言をしたことで、中国政府が猛反発。
日本への渡航を控えるよう自国民に呼びかける事態にまで発展していました。
今回のブライトン騒動は、そうした日中緊張の最中に起きた出来事です。
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韓国メディアも反発「韓国には謝罪がない」
中国だけでなく、韓国からも反応がありました。
フットボールチャンネルの報道によると、韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「韓国には謝罪がない」と指摘。
ブライトンが中国にだけ謝罪し、同様に歴史問題を抱える韓国には何も言及しなかったことへの不満を報じています。
実は、ブライトンのSNS炎上はこれが初めてではありません。
2025年7月には、韓国人FWユン・ドヨン選手の移籍発表を韓国語ではなく日本語で行い、韓国から反感を買っていました。
スポーツ朝鮮は「今回の問題もハプニングとは見づらい」「ブライトンは日本のファンのことしか考えていないのだろうか」と批判しています。
まとめ
今回の騒動のポイントを整理します。
✅ 今回の騒動まとめ
- ブライトンのユースアカデミーが、クリスマス休戦トーナメントのイベントで撮影した写真を投稿
- 三笘選手とアカデミー選手が、小野田寛郎氏のサッカーカード風画像を持っていた
- 中国の微博で大炎上し、ブライトンは投稿を削除して謝罪
- BBCは「純粋なミス」と報道、三笘選手に悪意はなかったとみられる
- 小野田氏は中国と直接戦っておらず、日本では「なぜ中国だけに謝罪?」と疑問の声
三笘選手(27歳)が生まれる23年前の人物のカードを渡され、何気なく持っただけ。
それが中国で「ファシスト支持」と批判される——この展開は、日中間の歴史認識の違いを改めて浮き彫りにしました。
三笘選手は公式コメントを出していませんが、今後の動向が注目されます。
よくある質問(FAQ)
Q. 三笘薫選手は何をしたの?
イベントで渡されたサッカーカード風のボードを手に持って写真撮影しただけです。BBCは「純粋なミス」と報道しており、三笘選手に悪意はなかったとみられています。
Q. 小野田寛郎とはどんな人?
第二次世界大戦中にフィリピンに派遣された日本軍人です。終戦を信じず29年間ジャングルで戦い続け、1974年に帰還しました。2014年に91歳で死去しています。
Q. なぜ中国だけに謝罪したの?
中国のSNS「微博」で投稿が拡散し、大規模な批判が起きたためです。韓国メディアからは「韓国には謝罪がない」と不満の声が上がっています。
Q. クリスマス休戦トーナメントとは?
プレミアリーグ主催のU-12サッカー大会です。第一次世界大戦中の1914年クリスマスに、敵対する英独軍がサッカーをした「クリスマス休戦」を記念したものです。
参考文献
- AFP通信 - 三笘薫選手所属のブライトンに中国から非難殺到
- フットボールチャンネル - 英大手メディアは「純粋なミス」と報じる
- サッカーダイジェスト - クラブ関係者は「純粋なミス」
- ゲキサカ - 中国で大炎上…三笘薫の写真についてブライトンが謝罪
- フットボールチャンネル - 韓国メディアも怒り「韓国には謝罪がない」
- Wikipedia - クリスマス休戦