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公明党が再連立の可能性に言及—連立離脱の翌日になぜ?批判殺到の理由を解説

2025年10月12日、X(旧Twitter)上が騒然となりました。

公明党の斉藤鉄夫代表が、自民党との「再連立の可能性」に言及したのです。しかし、公明党が自民党との連立離脱を表明したのは、わずか前日の10月10日。26年間続いた自公連立に終止符を打ったばかりでした。

「都合が良すぎる」「恥ずかしくないのか」「二度と自民党にすり寄るな」—X上には批判的なコメントが殺到しています。

⚠️ さらに驚くべきことに

「政治とカネ」を理由に自民党を批判した斉藤代表自身が、過去に1億円を超える資産の記載漏れをしていたことも明らかになっています。

 

一体何が起きているのでしょうか?

 

公明党の斉藤鉄夫代表が国会で記者会見をしている様子を生成AIで作成したリアルなイメージ(日本人、背景に「公明党」の文字、真剣な表情)

公明党の斉藤鉄夫代表が国会で記者会見をしている様子を生成AIで作成したリアルなイメージ(日本人、背景に「公明党」の文字、真剣な表情)



 

 

📢 公明党が再連立の可能性に言及—連立離脱から1日で何があった?

まず時系列を整理しましょう。

2025年10月10日(木):公明党の斉藤鉄夫代表が自民党の高市早苗総裁と会談。「自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつける」と連立離脱を表明しました。

26年間も続いていた自民党と公明党の協力関係が終わる—政界に衝撃が走りました。

⏰ そして翌日の10月11日(金)

斉藤代表がYouTube番組「ReHacQ(リハック)」に出演。「首相指名がある時に連立協議はあり得る」と再び連立を組む可能性に言及したのです。

 

ただし条件があります。「次々回の首相指名選挙になる」との考えを示しました。

 

 

 

🤔 「次々回」って、いつのこと?

この「次々回」という言葉がポイントです。

  • 今回(1回目):これから行われる首相指名選挙(高市総裁または野党候補)
  • 次回(2回目):石破茂首相の後継を選ぶ首相指名選挙
  • 次々回(3回目):その次の首相指名選挙

 

斉藤代表は「いったん野党になるので、新たに連立合意するのはハードルがある」と、次回(2回目)までの再連立は否定的な見解を示しました。

つまり「当面は戻らないけど、かなり先の将来なら可能性がある」という、かなり曖昧な表現です。

💡 実は、この発言は連立離脱を決断したわずか1日後のもの。あまりにも急な方向転換に、多くの人が驚いたのです。

 

では次に、そもそもなぜ公明党は連立を離脱したのか見ていきましょう。

 

❓ そもそもなぜ離脱?高市総裁との間で起きた「かつてない空気」

では、なぜ公明党は連立を離脱したのでしょうか?

📋 表向きの理由:「政治とカネ」問題

斉藤代表が記者会見で挙げた理由は「政治とカネ」でした。

具体的には、自民党派閥の裏金事件への対応が不十分だったこと。公明党は企業や団体からの献金を受け取れる政治団体を、党本部や都道府県連に限定する規制強化案を求めました。

しかし高市総裁からの回答は「党内に持ち帰って協議し、手続きにのっとって速やかに対応したい」という不十分なものでした。

斉藤代表は「すでに決着済みとの姿勢は国民の感情とかけ離れている。これでは政治への信頼回復はおぼつかない」と厳しく批判しました。

 

 

 

💭 本音の理由:高市総裁への警戒感

しかし、多くの政治評論家が指摘するのは「本当の理由は別にある」ということです。

公明党が本当に警戒していたのは、高市早苗総裁その人でした。

公明党は高市総裁に対して3つの懸念を伝えていました:

  1. 政治とカネの問題
  2. 靖国神社参拝
  3. 外国人政策

 

このうち、2と3については高市総裁の説明を了承しましたが、1については折り合えませんでした。

😰 公明党が感じた「かつてない空気」

Newsweekの分析によると、公明党の情念に一気に火をつけたのは、高市執行部が隠そうとしなかった「公明党軽視の姿勢」だったといいます。

具体的には:

①国民民主党との秘密会談:高市総裁は就任早々、国民民主党の玉木雄一郎代表と秘密裏に面会。公明党を飛び越えて他党との連携を模索していました。

②萩生田光一氏の幹事長代行起用:裏金問題で処分を受けた萩生田氏を、高市総裁は幹事長代行に起用。これは創価学会の牙城である八王子で旧統一教会と関係を築いてきた人物です。

③麻生太郎氏の復権:公明党嫌いで知られる麻生太郎元首相が副総裁として党中枢で睨みをきかせる体制に。

 

 

 

時事通信の解説によれば、これまで公明党と創価学会が持っていた政権中枢へのパイプが完全に消失したことが、公明党の焦りと不満につながったと分析されています。

🔍 実は、「政治とカネ」は表向きの大義名分で、高市総裁への不信感と麻生氏の影響力拡大が本音の理由だったのです。

 

こうした背景を理解すると、世間の反応がなぜこれほど厳しかったのか見えてきます。

 

😡 「都合が良すぎる」「恥ずかしくないの?」—X上で批判殺到の理由

この公明党の動きに対して、X(旧Twitter)上では厳しい批判が相次ぎました。

提供されたコメントを見ると、批判は主に3つのポイントに集中しています:

①「都合が良すぎる」という批判

「大見得きって離脱しておいてそんな甘っちょろい事通用する訳ないだろ」「流石に恥ずかしくないのかな?このダブスタ発言」といったコメントが目立ちます。

連立離脱という重大な決断をしたばかりなのに、翌日には「再連立もあり得る」と言い出す。この急な方向転換に、多くの人が「都合が良い」と感じたのです。

 

②「高市総裁が嫌いなだけ」という指摘

「高市さんが嫌い」だけで伝わります」「高市さんじゃなければいい、ということ?」というコメントも多数。

「政治とカネ」を理由に挙げながら、実際は高市総裁個人への反発が原因ではないか、という見方が広がっています。

 

 

 

③「二度と自民党にすり寄るな」という怒り

「では2度と自民党にすり寄らないで下さいね」「戻って来るな。不記載(裏金)男が」といった、強い拒絶のコメントも。

一度「区切りをつける」と宣言した以上、簡単に戻ることは許されないという世論の厳しさが表れています。

④「選ぶ側だと思っている」という批判

「いつまでも選ぶ側だと思っとる」「こいつら何様のつもりなんだ」といったコメントからは、公明党が上から目線で自民党を値踏みしているように見える、という不快感が読み取れます。

💬 世論の声

実は、世論は公明党の姿勢を完全に見透かしていました。表向きの理由と本音のギャップ、そして一貫性のなさが、これほどまでの批判を招いたのです。

 

そして、この批判をさらに大きくしたのが、次に紹介する驚きの事実です。

 

💰 実は斉藤代表自身も「裏金議員」だった—1億円超の記載漏れ

そして最も衝撃的なのが、この事実です。

⚠️ 重大な矛盾

「政治とカネ」を理由に自民党を批判した斉藤鉄夫代表自身が、過去に複数回の記載漏れをしていたのです。

 

📊 斉藤代表の記載漏れの詳細

Wikipediaの記録によると:

①2020年12月:斉藤氏が代表を務める「斉藤鉄夫後援会」が、全国宅建政治連盟から受けた計100万円の寄付を2018年と2019年の政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。

②2021年11月:姉から相続した金銭信託1億379万円、株式5銘柄3200株などを衆議院の資産等報告書に記載していなかったことが判明。

③2022年11月:「斉藤鉄夫後援会」が、公明党衆議院小選挙区広島3区総支部から受け取った賃料計90万4200円を2021年の政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。

 

 

 

つまり、合計で1億円を超える記載漏れを繰り返していたのです。

🔍 「クリーンな政治」を掲げる矛盾

coki.jpの分析では、この矛盾を厳しく指摘しています:

「その『政治とカネ』『裏金批判』の旗手である斉藤氏こそ、過去に政治資金の記載漏れや資産訂正を繰り返していた"裏金議員"の一人だった。掲げた理想と現実のギャップ――これほど皮肉な構図もない」

 

公明党は「クリーンな政治」を掲げてきました。しかし、その代表自身が同じ問題を抱えていたのです。

説明は「担当者の事務ミス」でしたが、自民党の裏金議員たちも同じような説明をしています。

🤔 大きな疑問

実は、「政治とカネ」で自民党を批判する資格があったのか—この疑問が浮かび上がってきます。

 

では、こうした状況で再連立は本当に実現するのでしょうか?

 

🔮 再連立は本当に実現する?「次々回」の意味と今後のシナリオ

では、公明党の再連立は本当に実現するのでしょうか?

📅 「次々回」がいつになるか不明

まず、「次々回の首相指名選挙」がいつになるのか、誰にも分かりません。

首相指名選挙は、内閣総理大臣が交代するときに行われます。つまり:

  • 今回の高市総裁が辞任するまで「次回」は来ない
  • 次の総裁が辞任するまで「次々回」は来ない

 

これは数年後かもしれないし、10年後かもしれません。

 

 

 

📉 実現可能性は極めて低い

実際のところ、再連立の実現可能性は極めて低いと見られています。

理由は3つあります:

①自民党側の感情:一度「一方的に連立政権の離脱を伝えられた」(高市総裁)という経緯がある以上、自民党側に強い不信感が残ります。簡単には受け入れないでしょう。

②選挙協力も白紙:連立だけでなく、選挙協力も白紙になりました。次の選挙で協力関係がなければ、その後の再連立はさらに難しくなります。

③世論の反発:この記事で紹介したように、世論は公明党の姿勢に厳しい視線を向けています。再連立を決めれば、さらに批判が高まるでしょう。

💬 「社交辞令」という見方も

あるコメントでは「まあ社交辞令みたいなもんですかね…」という冷めた反応もありました。

つまり、「可能性はゼロではない」という程度の意味で、本気で再連立を目指しているわけではない、という見方です。

むしろ、完全に縁を切ったわけではないという「逃げ道」を残しておきたかったのかもしれません。

 

時事通信の解説によれば、1999年から始まった自公連立は、野党時代も含めて26年間続いてきました。これほど長い協力関係が終わることは、日本の政治にとって大きな転換点です。

📌 結論

簡単に元に戻ることはないでしょう。

 

📝 まとめ:公明党の一貫性のなさが招いた批判の嵐

最後に、この一連の出来事をまとめましょう。

主なポイント

  • 公明党は10月10日に連立離脱を表明したが、翌11日には「再連立の可能性」に言及
  • 表向きの理由は「政治とカネ」だが、実際は高市総裁への警戒感が本音
  • X上では「都合が良すぎる」「恥ずかしくないのか」と批判が殺到
  • 斉藤代表自身も過去に1億円超の記載漏れをしており、批判の矛盾性が浮き彫りに
  • 「次々回」という曖昧な条件は実質的な逃げ道で、実現可能性は極めて低い

 

今後の展開

26年間続いた自公連立の終焉は、日本の政局に大きな影響を与えることになるでしょう。自民党は新たな協力相手を探す必要があり、公明党は野党としての立ち位置を確立しなければなりません。

しかし、連立離脱からわずか1日での方向転換、そして代表自身の記載漏れという矛盾—これらは公明党への信頼を大きく損なう結果となりました。

政治において、一貫性と誠実さがいかに重要か。この出来事が、私たちに改めて教えてくれています。

 

💭 あなたの意見は?

公明党と自民党の関係、そして斉藤代表の発言について、あなたはどう思いますか?

 

❓ よくある質問(FAQ)

Q1: 公明党はなぜ連立を離脱したのですか?

表向きの理由は自民党の「政治とカネ」問題への対応が不十分だったことですが、実際は高市早苗総裁への警戒感と、麻生太郎氏の影響力拡大、政権中枢へのパイプ喪失が本音の理由とされています。

Q2: 「次々回の首相指名選挙」とはいつのことですか?

具体的な時期は不明です。今回の高市総裁の次の総裁、さらにその次の総裁が選ばれるタイミングを意味しており、数年後から10年後以上の可能性もあります。

Q3: 斉藤鉄夫代表にはどのような記載漏れがあったのですか?

2020年に100万円の寄付、2021年に1億379万円の金銭信託と株式、2022年に90万4200円の賃料の記載漏れがあり、合計で1億円を超える記載漏れを繰り返していました。

Q4: 公明党と自民党の再連立は実現する可能性がありますか?

実現可能性は極めて低いと見られています。自民党側の不信感、選挙協力の白紙化、世論の反発などから、簡単には元に戻らないと考えられています。

Q5: 自公連立はどのくらい続いていたのですか?

1999年10月に始まった自公連立は、野党時代をはさんで26年間続いてきました。これほど長い協力関係が終わることは、日本の政治にとって大きな転換点となります。

Q6: なぜX上で批判が殺到したのですか?

連立離脱からわずか1日での方向転換という一貫性のなさ、「政治とカネ」を理由に批判しながら代表自身も同じ問題を抱えていた矛盾、高市総裁個人への反発が本音だと見透かされたことなどが批判の理由です。

 


📚 参考文献リスト

 

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