2025年10月4日に次の首相が決まる自民党総裁選。その投票3日前に、衝撃のニュースが飛び込んできました。
週刊文春が9月30日夜に報じたのは、「神奈川県で826人もの自民党メンバーが、勝手に党から外されていた」という前代未聞の事態です。
しかも、神奈川県の自民党トップを務めているのは、総裁選に出馬している小泉進次郎氏本人。
「投票用紙が届かない」という党員からの連絡で偶然発覚したこの問題。一体何が起きたのでしょうか？
📰 【速報】神奈川県連で826人が勝手に除籍？文春が暴露した衝撃の内容
まず、何が起きたのかを整理してみましょう。
💡 投票用紙が届かなくて発覚
9月26日、ある自民党員から「投票用紙が届いていない」という連絡がありました。
調べてみると、驚くべき事実が判明します。
週刊文春の報道によると、神奈川9区（川崎市の一部）の元国会議員・中山展宏氏が集めた約1000人の党員のうち、826人が今年6月に勝手に党から外されていたというのです。
党から外されると、当然ながら総裁選で投票する権利も失います。
⚠️ 慌てて訂正発表
この事実が発覚した翌日の9月27日、自民党の総裁選管理委員会は急遽「訂正発表」を出しました。
- 神奈川県の党員数：57,344人→58,170人（826人増）
- 全国の党員数：915,574人→916,400人
理由：「一部党員の継続に関し、齟齬（そご）があったため」
つまり、826人分の投票用紙を慌てて速達で送り直したわけです。
もし党員が「おかしいな」と気づいて連絡しなければ、そのまま826人は投票できないままだったかもしれません。
🔍 なぜ826人も？除籍された党員の9割が高市派だった理由
ここで重要な疑問が浮かびます。なぜ、よりによって826人も？
🗳️ 前回総裁選で高市氏に投票していた
中山展宏氏は文春の取材でこう証言しています。
「私がこの1年の間にお願いして党員になってもらった約1000人のうち826人が、今年6月に勝手に離党させられていた」
「私は昨年の総裁選では高市早苗議員を支持し、離党させられた党員の9割超が高市議員に投票した」
10人中9人以上が高市氏支持。これは偶然とは考えにくい偏りです。
🔄 今回は小林氏支持に変化
興味深いことに、中山氏は今回の総裁選では立場を変えています。
「今年は小林鷹之議員に入れる党員が多いようです」
つまり、前回高市派だったけど、今回は別の候補を支持する予定だった人たちが除籍されたということです。
ちなみに中山氏は元国会議員でしたが、2024年10月の衆議院選挙で落選。現在は神奈川9区の前支部長という立場です。
❓ 小泉進次郎は神奈川県連会長なのに「知らなかった」は本当？
ここからが本題です。
👔 小泉氏は神奈川県の自民党トップ
実は小泉進次郎氏は、問題が起きた神奈川県の自民党トップ、つまり「神奈川県連会長」という役職に就いています。
自民党の公式サイトにも「党 神奈川県連会長」と明記されています。2022年から会長を務め、2024年にも続投が決まっていました。
県連会長は、その県の自民党メンバーを統括する責任者です。
📝 「事務的ミス」という説明
では、小泉氏は何と説明しているのでしょうか？
日テレNEWSの取材に対し、神奈川県連は9月30日にこう回答しています。
「ことし6月頃に県内の一部の地域で、継続する意思のある党員を誤って名簿から削除してしまう事務的なミスがあった」
つまり、「ミスだった」という説明です。
🤔 小泉氏本人からの説明はまだない
気になるのは、小泉氏本人からの直接の説明がまだないということです。
総裁選の有力候補でありながら、自分が会長を務める県連で起きた問題。「知らなかった」で済む話なのでしょうか？
SNS上では「県連会長なのに知らないわけがない」「責任を取るべきだ」という声が相次いでいます。
⚖️ 「事務的ミス」で済む問題？党員除籍の手続きと違法性
そもそも、党員を「除籍」するというのはどういうことなのでしょうか？
📜 本来は厳格な手続きが必要
自民党の党員除籍は、党の内部ルールに基づく処分です。
- 本人への確認
- 党紀委員会での審査
- 正当な理由の提示
❌ 本人に確認せず除籍は問題
今回の場合、本人に何も確認せずに勝手に除籍したことが問題視されています。
しかも、除籍されると自動的に総裁選で投票する権利も失います。
総裁選の投票権を持つには「前2年間、党費を払い続けていること」が条件。除籍されれば、この条件を満たせなくなってしまうのです。
🤨 「ミス」では説明できない不自然さ
さらに不自然なのは：
• なぜ826人も「ミス」で消えたのか
- なぜ高市派が9割超なのか
- なぜ6月という総裁選の3ヶ月前だったのか
これらの疑問に、「事務的ミス」だけでは答えられません。
🔥 ステマ問題に続く第2の疑惑！総裁選3日前にフィリピンへ
話はここで終わりません。
✈️ 投票3日前に海外出張
小泉氏は10月1日から2日にかけて、フィリピンで開催される「ASEAN+3農林大臣会合」に出席するため出張します。
日刊スポーツの報道によると、これは農林水産大臣としての公務で、以前から予定されていたものだそうです。
でも、総裁選の投票は10月4日。つまり投票のわずか3日前に日本を離れるわけです。
📱 ステマ問題も並行して発生
実は小泉陣営には、もう一つ大きな問題が起きていました。
9月25日、週刊文春が「小泉陣営がニコニコ動画に好意的なコメントを投稿するよう指示していた」というステマ問題を報道。小泉陣営はこの事実を認めています。
9月25日：ステマ問題発覚
9月30日：党員除籍問題が報道
10月1-2日：フィリピン出張
10月4日：総裁選投票
💬 SNSでは「逃亡」の声も
このタイミングでの海外出張について、SNS上では「炎上から逃げている」「国外逃亡」といった批判的な声が上がっています。
もちろん公務は重要ですが、疑惑が次々と浮上している中での出張だけに、「タイミングが悪すぎる」という印象を与えてしまっているのは事実です。
📊 826人除籍は総裁選の結果を変えるのか？影響を分析
最後に、この問題が総裁選にどう影響するのかを考えてみましょう。
🗳️ 総裁選の仕組みをおさらい
今回の総裁選は：
• 国会議員票：295票（国会議員1人につき1票）
- 党員票：295票（全国の党員投票の結果を配分）
- 合計：590票
党員票の295票は、全国の得票数を「ドント方式」という方法で各候補に配分します。
📉 826人の影響は限定的？
神奈川県の党員数は58,170人（訂正後）。これは全国91万6400人の約6.3%です。
826人は神奈川県の党員の約1.4%に過ぎません。
党員票は全国で集計されるため、826人だけで結果が大きく変わることは考えにくいです。
⚡ ただし接戦なら話は別
ただし、もし総裁選が大接戦になった場合は話が変わります。
党員票の配分で数票の差が出れば、決選投票に進める候補が変わる可能性もゼロではありません。
😰 イメージダメージの方が深刻
むしろ深刻なのは、小泉陣営のイメージダメージでしょう。
• ステマ問題
- 党員除籍問題
- タイミングの悪いフィリピン出張
これらが重なることで、「公正さに欠ける」「説明責任を果たしていない」という印象を与えてしまっています。
有力候補だった小泉氏ですが、これらの問題が投票行動にどう影響するかは、10月4日の開票を待つしかありません。
✅ この問題のポイント整理
📌 確実に言えること：826人の党員が本人に確認せず除籍された
その9割超が前回総裁選で高市早苗氏を支持していた
小泉進次郎氏は問題の神奈川県連の会長
県連は「事務的ミス」と説明しているが、小泉氏本人からの説明はない
総裁選3日前というタイミングで小泉氏はフィリピンへ出張
❓ まだわからないこと：
誰が除籍の指示を出したのか
小泉氏本人はいつこの問題を知ったのか
なぜ高市派が狙い撃ちされたのか
この問題が総裁選の結果にどこまで影響するのか
次の首相を決める重要な選挙だからこそ、透明で公正なプロセスが求められます。
826人の党員が投票権を失いかけた今回の問題。あなたはどう思いますか？
📚 よくある質問（FAQ）
❓ 神奈川県連で826人が除籍された問題とは？
❓ なぜ高市派の党員が狙われたのか？
❓ 小泉進次郎氏の責任は？
❓ この問題は総裁選の結果に影響するのか？
❓ 総裁選3日前のフィリピン出張は問題ないのか？
❓ 党員除籍は違法なのか？
