2025年11月27日、巨人の甲斐拓也捕手が都内の球団事務所で契約更改を行いました。
気になる年俸は3億円。現状維持でのサインとなりました。
「今まで経験したことのない1年だった」
そう振り返った甲斐選手。
FA移籍1年目は、骨折による離脱で68試合に終わる不完全燃焼のシーズンでした。
5年総額15億円の大型契約——その2年目を迎える正捕手に、いったい何があったのでしょうか。
成績、怪我の経緯、そして来季の展望まで、気になるポイントを詳しく解説します。

この記事でわかること
甲斐拓也の年俸は3億円|5年15億の大型契約2年目へ
結論から言うと、甲斐拓也選手の2026年シーズンの年俸は3億円です。
これは2025年シーズンと同額の「現状維持」という形になりました。
NPB公式サイトによると、契約更改は11月27日に都内の球団事務所で行われています。
ここで押さえておきたいのが、甲斐選手の契約形態です。
2024年オフにソフトバンクからFA移籍した際、巨人と5年総額15億円の複数年契約を結んでいます。
つまり、年平均にすると約3億円。
来季は、この大型契約の2年目にあたります。
複数年契約のポイントは、シーズン成績に関係なく契約金額が保証されること。
今季は68試合出場に終わりましたが、契約上は「現状維持」として3億円が支払われます。
ちなみに、甲斐選手の背番号は「10」。
これは現役時代の阿部慎之助監督がつけていた番号です。
阿部監督本人から「グラウンド上ではキャッチャーは監督。そういった司令塔としていてもらいたい」という言葉とともに受け継いだもの。
期待の大きさがうかがえます。
ただ、その期待に応えられたかというと、正直なところ課題が残るシーズンでした。
次のセクションで、2025年シーズンの成績を詳しく見ていきましょう。
2025年の成績が物足りなかった理由|骨折離脱の裏側
甲斐選手の2025年シーズン成績は、68試合出場、打率.260、4本塁打、20打点でした。
これは2016年以来、実に9年ぶりに100試合に届かなかったシーズンとなりました。
実は、シーズン序盤は好調だったんです。
3〜4月の月間打率は.316。約4年ぶりに5番打者として起用される試合もありました。
2番を任されることもあり、「さすがFA補強」という声も上がっていたほどです。
しかし、5月に入ると様子が変わります。
月間打率は.196まで急落。
この頃から、岸田行倫選手が先発マスクをかぶる試合が増え始めました。
DeNA戦(東京ドーム)の6回、本塁でのクロスプレーで右手を負傷。
相手走者のヘッドスライディングの下敷きになる形でした。
驚くべきことに、甲斐選手はこの後もプレーを続けました。
一度ベンチ裏で治療を受けた後、数分後にはグラウンドへ復帰。
ファンからは健闘をたたえる拍手が送られました。
しかし翌日の診断結果は「右中指中手骨頭骨折」。
8月25日に出場選手登録を抹消され、そのままシーズンを終えることになりました。
阿部監督は「チームにとっても痛いですけど、もういる戦力でやるしかないんでね」とコメント。
期待を込めて背番号10を託した選手の離脱は、大きな誤算だったはずです。
では、この成績に対して世間の評価はどうなのでしょうか。
残り4年12億円は高すぎる?世間の声と本人コメント
結論として、ネット上では厳しい意見が目立っています。
ヤフーニュースのコメント欄には、以下のような声が寄せられました。
💬「契約だから仕方ないけど、単純に3億円の価値がある選手じゃないなぁ」(共感274)
💬「あと4年間3億払い続けるんだよね。この金額出してでも獲得しようと思うのだろうか」(共感423)
💬「最初から岸田で良かったんじゃないか」
一方で、擁護する声もあります。
- 「3月・4月は本当に高打率で、チームを引っ張ってくれました」
- 「甲斐選手という存在が、岸田選手の成長にも関係していた」
本人はどう受け止めているのでしょうか。
契約更改後の会見では、こう語りました。
「もちろん大変な部分もあったが、僕の野球人生にとって無駄にならない。そういう1年だった」
「当然、納得いくものではない。ただ、まだまだ自分はできると思っている」
来季への意気込みとして「このチームは勝たないといけない。優勝はもちろん、日本一にならないといけないチーム。そのために、やります」と強い決意を示しました。
契約更改の場で話題になったのが甲斐選手の髪型。
X(旧Twitter)では「金八先生にしか見えん」「武田鉄矢のスタイル」「プロレスラーみたい」といった反応が相次ぎました。
さて、来季の甲斐選手はどうなるのでしょうか。
実は、離脱中に台頭した選手との競争が待っています。
来季は岸田行倫との正捕手争い激化?巨人捕手事情
結論から言うと、来季の巨人捕手争いは激化が予想されます。
甲斐選手の離脱中、岸田行倫選手が大きく成長したからです。
実は、データ上では岸田選手が甲斐選手を上回る項目があります。
注目すべきは盗塁阻止率。
| 選手 | 盗塁阻止率 |
|---|---|
| 甲斐拓也 | .243 |
| 岸田行倫 | .524 |
甲斐選手といえば、ソフトバンク時代は「甲斐キャノン」と呼ばれた強肩が代名詞。
2018年の日本シリーズでは6連続盗塁阻止という歴代1位の記録も持っています。
しかし2025年シーズンに限っては、岸田選手のほうが盗塁を阻止していたんです。
他球団のスコアラーからは「甲斐より岸田がマスクをかぶった方が手ごわい」という声も上がっていました。
甲斐選手の持ち味である強気なリードが、逆に配球を絞りやすいというデメリットになっていた面もあるようです。
もちろん、甲斐選手の実績は確かなものがあります。
ゴールデングラブ賞は7回受賞。捕手として6年連続受賞は、城島健司氏に次ぐ歴代2位の記録です。
来季、甲斐選手は正捕手の座を取り戻せるのか。それとも岸田選手との併用になるのか。
巨人の捕手事情は、開幕前からの注目ポイントになりそうです。
ところで、現在は3億円プレーヤーの甲斐選手ですが、最初から高年俸だったわけではありません。
最後に、驚きの年俸推移を振り返っておきましょう。
育成270万円から3億円へ|甲斐拓也の年俸推移まとめ
甲斐拓也選手のプロ入りは2010年、育成ドラフト6位でした。
最初の年俸は、わずか270万円。
現在の3億円と比較すると、なんと約111倍になります。
育成選手というのは、まだ一軍で戦える実力がないと判断された選手のこと。
いわば「見習い」のような立場からスタートしたわけです。
- 2018年日本シリーズMVP(育成出身初)
- 2024年通算1000試合出場達成(育成出身初)
年俸推移
| 年 | 年俸 | 備考 |
|---|---|---|
| 2011年 | 270万円 | 育成入団 |
| 2017年 | 1,500万円 | 支配下登録後 |
| 2019年 | 9,000万円 | 日本シリーズMVP後 |
| 2021年 | 1億3,000万円 | — |
| 2024年 | 2億1,000万円 | ソフトバンク最終年 |
| 2025年 | 3億円 | 巨人移籍後 |
楊志館高校から育成6位で入団し、いまや球界を代表する捕手に。
そんな甲斐選手のルーティンで知られているのが、守備につく前に指でグラウンドに「心」の一文字を書くこと。
毎イニング欠かさず続けているそうです。
2025年シーズンは不本意な結果に終わりましたが、「まだまだ自分はできる」という本人の言葉には、育成から這い上がってきた選手の自信が感じられます。
まとめ
- 甲斐拓也選手は年俸3億円(現状維持)で契約更改
- 5年総額15億円の大型契約、来季は2年目
- 2025年は68試合出場、打率.260、4本塁打、20打点
- 8月23日の骨折でシーズン終了、9年ぶりに100試合未満
- 来季は岸田行倫との正捕手争いが激化の見込み
- 育成270万円から3億円へ、約111倍の年俸アップ
FA移籍1年目は苦しいシーズンになりました。
しかし、育成から這い上がってきた選手です。
来季、甲斐選手がどんな活躍を見せてくれるのか。
巨人の捕手争いから目が離せません。
よくある質問(FAQ)
Q. 甲斐拓也の年俸はいくらですか?
A. 3億円です。2025年11月27日の契約更改で現状維持となりました。5年総額15億円の複数年契約の2年目にあたります。
Q. 甲斐拓也はなぜ巨人に移籍したのですか?
A. 2024年オフにFA権を行使し、巨人と5年15億円で契約しました。移籍の決め手について本人は「阿部監督ですね」と語っており、阿部慎之助監督から背番号10を受け継いでいます。
Q. 甲斐拓也の2025年の成績は?
A. 68試合出場、打率.260、4本塁打、20打点でした。8月に右中指中手骨頭骨折で離脱し、2016年以来9年ぶりに100試合に届きませんでした。
Q. 甲斐拓也の年俸推移は?
A. 育成入団時の270万円から、現在の3億円まで約111倍に成長しました。2018年の日本シリーズMVP獲得後に大きく上昇しています。
参考文献