📢 24年ぶり復活で想定の8倍!
2400台の注文殺到
2025年10月7日、ホンダから衝撃的な発表がありました。
9月5日に発売されたばかりの新型「プレリュード」に、想定の約8倍もの注文が殺到。一部の販売店では、すでに受注停止の措置が取られているというのです。
たった1ヶ月で約2400台。月間販売計画はわずか300台だったにも関わらず、です。
24年ぶりに復活したこの伝説の車に、いったい何が起きているのでしょうか?
📋 この記事でわかること

🚗 ホンダ新型プレリュード、想定8倍の受注で一部店舗が受注停止に
ホンダの公式発表によると、新型プレリュードの累計受注台数は、発売から約1ヶ月後の10月6日時点で約2400台に達しました。
これは月間販売計画300台の約8倍です。
想定を大きく超える注文が寄せられたため、現在一部の販売店では受注を一時停止する措置が取られています。
📊 人気色は白が圧倒的
受注の内訳を見ると、ボディカラーで最も人気なのは「ムーンリットホワイト・パール」で、なんと受注台数の63%がこの白を選んでいます。
3台に2台が白。これは驚異的な集中率です。
白いクーペという組み合わせが、多くの人の心を掴んでいることがわかります。
🏭 ホンダは増産を検討
好調な受注状況を受けて、ホンダは「多くのお客さまにご注文いただけるよう増産を含めた対応を行う予定」とコメントしています。
ただし、具体的な増産時期や台数については、まだ発表されていません。
では、なぜこれほどまでに人気なのでしょうか?その理由を見ていきましょう。
⭐ なぜこんなに人気?24年ぶり復活のプレリュードが熱狂される理由
なぜ、これほどまでに注文が殺到しているのでしょうか?
その理由は、プレリュードという名前が持つ特別な意味と、最新技術の融合にありました。
💡 復活のポイント
2001年に生産終了してから、実に24年ぶりの奇跡の復活。
「もう二度と見ることはないだろう」と諦めていたファンにとって、この復活は奇跡に近いものでした。
🔋 ハイブリッドでもスポーツカーらしい走り
新型プレリュードには、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されています。
燃費は23.6km/Lと優れた環境性能を持ちながら、2リッターエンジンと2つのモーターを組み合わせることで、パワフルな走りも実現。
さらに注目なのが、ホンダ初の制御技術「Honda S+ Shift」です。
これは、パドル操作でマニュアル車のようなダイレクトな変速感を楽しめる仕組み。エンジン音も演出されるため、ハイブリッドカーでありながら、まるでスポーツカーを運転しているかのような感覚が味わえます。
🏁 シビックタイプRの技術を継承
足回りには、ホンダのピュアスポーツカー「シビックタイプR」の技術が使われています。
「デュアルアクシス・ストラットサスペンション」や「ブレンボ製大容量ブレーキ」など、本格的なスポーツ走行に対応する高性能パーツが標準装備。
実用性とスポーツ性能を高いレベルで両立させたことが、多くの人を惹きつけているのです。
🎯 開発秘話
開発責任者のインタビューによると、この車は当初「プレリュード」として開発がスタートしたわけではありませんでした。
「電動車の時代における新しいハイブリッドスポーツ」を開発していたところ、開発が3分の1ほど進んだ時点で「これはプレリュードだ」となったそうです。
この逸話からも、このクルマがプレリュードの本質を受け継いでいることがわかります。
では、そもそもプレリュードとは何だったのでしょうか?
💝 「デートカー」として一世を風靡したプレリュードの輝かしい歴史
若い世代には馴染みがないかもしれませんが、1980年代、プレリュードは「デートカー」という言葉を生み出した伝説の車でした。
🌟 1978年、日本車初の電動サンルーフを搭載
初代プレリュードが登場したのは1978年11月24日。
実は、この初代プレリュードには日本車で初めて電動サンルーフが標準装備されていました。
当時としては画期的な装備で、特別感のあるクーペとして注目を集めます。
ちなみに「プレリュード(PRELUDE)」とは、音楽用語で「前奏曲」を意味します。これから始まるホンダの新しい時代への序曲、という意味が込められていたのです。
🎵 1982年、2代目が「デートカー」ブームを生む
プレリュードが本当に輝き始めたのは、1982年に登場した2代目からでした。
リトラクタブルヘッドライト(格納式ヘッドライト)を採用した流麗なデザイン。全高1300mmを下回る、極端に低くてワイドなスタイル。
そして、日本初の4輪アンチロックブレーキシステム(ABS)など、当時の最新技術が惜しみなく投入されました。
このスタイリッシュな2ドアクーペは、バブル経済に向かう日本で爆発的な人気を獲得。若い男性が恋人とのドライブで乗りたがる車として、「デートカー」という言葉が生まれたのです。
😏 当時の面白い仕掛け
2代目プレリュードには、助手席のリクライニングレバーが運転席側にも付いていました。
つまり、運転席から助手席を倒せる…当時は「スケベレバー」なんて呼ばれていたそうです。
🚀 1987年、3代目は世界初の4WS搭載
1987年に登場した3代目プレリュードは、2代目のキープコンセプトながら、さらなる進化を遂げました。
最大の特徴は、世界初となる機械式4WS(四輪操舵システム)の搭載です。
これは、ステアリングの角度に応じて後輪も左右に動く仕組み。小回りが利きやすくなり、高速走行時の安定性も向上しました。
バブル景気の真っただ中、3代目プレリュードはデートカーの象徴的な存在となります。日産シルビア、トヨタセリカと並んで、当時の若者の憧れでした。
📉 バブル崩壊とともにクーペ市場が縮小
1991年に4代目、1996年に5代目とモデルチェンジを重ねますが、バブル崩壊後、日本のクーペ市場は急速に縮小していきます。
実用性重視のミニバンやSUVが主流となり、2ドアクーペは時代に合わなくなっていったのです。
そして2001年、5代目をもってプレリュードは生産を終了。その輝かしい歴史に幕を下ろしました。
しかし今、その伝説が再び動き出しています。では、誰がこの車を求めているのでしょうか?
👨🦳 50代・60代が殺到する理由―青春時代の憧れが再び
新型プレリュードの主な購入層は、50代・60代です。
新規購入やセカンドカーとしての需要が中心で、価格は617万9800円から。決して安くはありません。
なぜ、この世代の人たちは、600万円以上もする2ドアクーペを買うのでしょうか?
🌅 かつて憧れた「青春の象徴」が戻ってきた
50代・60代の人たちにとって、プレリュードは単なる車ではありません。
1980年代、彼らが20代・30代だった頃、プレリュードは「いつか乗りたい憧れの車」でした。
当時、2代目や3代目のプレリュードに乗ることは、ある種のステータスだったのです。
💰 第2の青春
日本経済新聞の記事では、ホンダが「子育てを終えた中高年層の『第2の青春』の需要をつかむ」と分析しています。
経済的にも余裕ができた今、かつて手が届かなかった夢を叶える。そんな思いが、この受注殺到につながっているのです。
👨👦 親子で楽しむ「新しいデートカー」
開発責任者の山上智行氏は、「60歳前後のユーザーの子どもたちにもぜひ振り向いてほしい」と語っています。
つまり、親子で同じ趣味を共有する「新しいデートカー」としての役割も期待されているのです。
父親が若い頃に憧れたプレリュードを、今度は息子・娘と一緒に楽しむ。そんな新しい家族の形も、この車は提案しているのかもしれません。
💴 617万円の価値をどう見るか
「シビックタイプRと同じ価格なのに、なぜハイブリッドのクーペが?」
そう疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、新型プレリュードは専用設計のボディパネルを持つ、少量生産のスペシャリティカーです。豪華な装備が標準で多数搭載されており、開発コストを考えれば妥当な価格設定だと言えます。
何より、「プレリュード」という名前に込められた歴史と特別感。これこそが、価格以上の価値なのです。
では、今からプレリュードを買いたい人は、どうすればいいのでしょうか?
⏰ いつ買える?増産の可能性と今後の展望
🏭 増産を含めた対応を検討中
ホンダは公式に「増産を含めた対応を行う予定」と発表しています。
ただし、具体的な増産時期や台数、受注再開のスケジュールについては、まだ明らかになっていません。
一部販売店では受注停止となっていますが、すべての店舗が停止しているわけではないようです。興味のある方は、お近くのホンダ販売店に問い合わせてみるといいでしょう。
🌍 海外展開も予定
新型プレリュードは、日本だけでなく世界展開も予定されています。
ホンダの井上勝史四輪事業本部長によると、北米では2025年末から、欧州では2026年前半に導入予定とのこと。
日本国内の生産台数のうち、約15%程度が日本向けで、残りは海外向けになると見られています。
つまり、日本での入手はさらに難しくなる可能性があるのです。
📅 納期は長期化する可能性大
月間300台という少量生産計画に対して、すでに2400台の受注があります。
単純計算でも8ヶ月分の注文が溜まっている状態です。
増産が実現したとしても、今から注文した場合、納車まで半年から1年以上かかる可能性が高いでしょう。
📝 まとめ:伝説の復活に、日本中が熱狂している
24年ぶりに復活したホンダ新型プレリュード。
想定の8倍となる受注殺到は、この車が単なるノスタルジーではなく、現代に通用する魅力を持っていることの証明です。
この記事のポイント
- 発売1ヶ月で約2400台受注、月間計画の約8倍
- 一部販売店で受注停止、増産を含めた対応を検討中
- 主な購入層は50代・60代、青春時代の憧れが理由
- 最新ハイブリッド技術とスポーツ走行を両立
- 1980年代「デートカー」として一世を風靡した伝説の車
- 価格は617万9800円から、納期は長期化の見込み
クーペ市場が縮小する中、あえて2ドアスペシャリティカーを復活させたホンダの挑戦。
それは、「操る喜び」というホンダの原点を、電動化時代にも継承するという強い意志の表れでもあります。
あなたは、この新型プレリュードについてどう思いますか?
617万円という価格を「高い」と感じますか?それとも「青春を買える」と感じますか?
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. ホンダ新型プレリュードはなぜ受注停止になったのですか?
発売から約1ヶ月で月間販売計画300台の約8倍となる2400台の注文が殺到したためです。想定を大きく超える受注により、一部の販売店で受注停止の措置が取られています。
Q2. 新型プレリュードの主な購入層は誰ですか?
主な購入層は50代・60代で、新規購入やセカンドカーとしての需要が中心です。1980年代に若者だった世代が、かつて憧れた車を手に入れる「第2の青春」として購入しています。
Q3. プレリュードとはどんな車でしたか?
1978年に初代が登場し、特に1982年の2代目と1987年の3代目が「デートカー」として一世を風靡しました。日本初の電動サンルーフや世界初の4WSなど先進技術を搭載し、2001年まで生産されていました。
Q4. 新型プレリュードはいつ買えるようになりますか?
ホンダは増産を含めた対応を検討していますが、具体的な時期は未定です。すでに8ヶ月分の受注があるため、今から注文しても納車まで半年から1年以上かかる可能性が高いでしょう。