⚡ 2025年10月31日深夜、お笑い界に激震が走りました。ベテラン芸人・東野幸治がラジオで放った「今フジテレビと吉本揉めてるから」という一言。
同じ日、人気番組「酒のツマミになる話」の年内終了が発表されました。一体何が起きているのでしょうか。
実は、この騒動には28年前の「あの事件」との驚くべき共通点があったのです。
東野幸治がこの発言をした理由、千鳥・大悟が怒った本当の理由、そしてフジテレビと吉本興業の複雑すぎる関係——すべてを詳しく解説します。

📋 この記事でわかること
🎙️ 東野幸治が暴露「フジテレビと吉本が揉めてる」発言の全容
2025年10月31日深夜1時、ABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」に衝撃が走りました。
東野幸治(58)が、何気ない会話の中でとんでもない発言をしたのです。
番組冒頭、東野はカンニング竹山と一緒に行ったオアシスの東京ドーム公演について話していました。ステージから遠い席だったと語り、「米粒は言い過ぎやけど…、どれぐらいなんかな。フジッコのおまめさんぐらい」と表現しました。
共演者の渡辺あつむから「おまめさんでいい、なんでフジッコ付けたんですか」とツッコまれると——
💬 東野は笑いながら、こう言ったのです。
「フジッコのおまめさん、いやいや、今フジテレビと吉本揉めてるから」
何気ない言葉遊びから、業界の重大事実への急展開。この発言のタイミングが絶妙だったのには理由があります。
実は、この日フジテレビは「酒のツマミになる話」の年内終了を正式発表したばかりでした。
午後9時58分からの放送では、千鳥の大悟が「ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめまーす」と言及。その直後の深夜ラジオで、東野が「揉めてる」と暴露したのです。
なぜ東野幸治はこのタイミングで、こんな発言をしたのか。
💡 実は、東野は28年前に起きた「ある事件」の当事者でもありました。その事件とは、フジテレビと吉本興業の間で起きた、伝説の番組終了騒動——「ダウンタウンのごっつええ感じ」の打ち切りです。
東野はその番組のレギュラー出演者だったのです。
だからこそ、今回の騒動を見て「また同じことが起きている」と感じ、あえてラジオで言及したのでしょう。
❓ なぜフジテレビと吉本興業が揉めているのか?「酒のツマミ」終了の経緯
では、なぜフジテレビと吉本興業は揉めているのでしょうか。
発端は2025年10月24日に遡ります。
この日は「酒のツマミになる話」のハロウィンスペシャルが放送される予定でした。
番組では、千鳥の大悟が松本人志のコスプレをする企画が組まれていました。金髪のカツラに白いTシャツという、松本さんの代名詞的なスタイルです。
予告映像も前週から流され、視聴者も楽しみにしていました。
ここで重要なポイントがあります。
🎃 実は、昨年(2024年)のハロウィン回でも、大悟は同じように松本人志のコスプレをしていました。
その時、大悟は「松本さんも『どんどんわしのことはイジれ』って言うてるから」とコメント。昨年は問題なく放送されていたのです。
現場スタッフも「去年も大丈夫だったんだから今年もいけるだろう」と判断していました。
ところが、2025年10月24日の放送当日——突然、番組内容が差し替えられたのです。
フジテレビの公式サイトには「放送内容を変更してお送りします」という告知が掲載され、番組冒頭でもテロップで放送内容が差し替わったことが伝えられました。実際に放送されたのは、3月14日の再放送でした。
なぜ急に差し替えられたのか。
複数のメディアの報道によると、フジテレビ幹部の間で松本人志のコスプレが問題視されたためだといいます。中居正広さんの一連の問題もあり、フジテレビは「疑わしきは排する」という慎重な姿勢を取ったと見られています。
しかし、ここで大きな問題が発生しました。
⚠️ 大悟がこの差し替えを知らされたのは、なんと放送当日だったのです。
既に収録は終わっており、予告映像も流れ、ゲストも出演していました。それなのに、当日になって「やっぱりダメです」と言われたのです。
大悟は放送後、番組降板を申し出ました。
フジテレビは社内で協議した結果、年内をもって番組を終了することを決定。10月31日の放送で、大悟が「やめまーす」と発表する事態となりました。
💢 放送当日の"緊急差し替え"が引き起こした決定的な亀裂
大悟はなぜ、ここまで怒ったのでしょうか。
多くの人は「松本人志のコスプレを禁止されたから怒った」と思うかもしれません。
しかし、実際は違います。
✋ 大悟が怒った本当の理由——それは「放送当日に知らされた」ことです。
ある番組ディレクターの分析によると、大悟は見た目よりもずっと冷静な人です。「上から止められたなら仕方ない」と理解して割り切れるタイプ。そこで大暴れする印象はないといいます。
だから今回の怒りは、「放送を止められたこと」ではなく、「放送当日に差し替えを知らされたこと」への怒りだったのです。
「やめろ」と言われたなら、最初から従います。その条件の中で最大限、面白いものを作ります。
でも、全部終わってから覆されるのは、筋が通らない。
💭 「だったら最初からダメって言ってくれよ」——この一点に尽きるのです。
実は、この怒りには深い背景がありました。
大悟は「酒のツマミになる話」のMCを引き受けた際、ある強い思いを持っていました。それは、松本人志が復帰した際に「戻って来る場所を残したい」という気持ちです。
番組スタジオの中央には、MCの肖像画が飾られています。松本さんの肖像画を撤廃して大悟さんのものと差し替える際にも、その是非を巡ってひと悶着があったといいます。
それだけ大悟は、松本さんや番組に対するこだわりが強かったのです。
だからこそ、松本さんをリスペクトする形でのコスプレだったはずなのに、それを「放送当日に」否定されたことが、大悟にとって許せなかったのでしょう。
しかも、相方のノブも同じように怒っていたことが報じられています。
制作会社関係者によると、「大悟さんだけではなく、相方のノブさんも憤っていると聞こえてきています」とのこと。
出演者も、番組ディレクターもプロデューサーも了解して収録したのに、放送直前になって局幹部の判断で差し替えられた——これは「編成」ではなく「事故」レベルの話だと、関係者は語っています。
🔄 28年前の再来?「ごっつええ感じ」終了との驚くべき共通点
この流れ、どこかで見たことがあると思いませんか。
実は、28年前にも全く同じことが起きていました。
それが「ダウンタウンのごっつええ感じ」の突然の終了です。
「ダウンタウンのごっつええ感じ」は、1991年から1997年までフジテレビ系列で放送されていた伝説のお笑い番組。ダウンタウンを中心に、今田耕司、東野幸治、YOU、篠原涼子などが出演し、数々の名作コントを生み出しました。
最盛期には裏番組の「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」と視聴率争いを展開し、ついには「元気が出るテレビ!!」を終了に追い込むほどの人気番組でした。
しかし、1997年11月2日——改編期でもないのに、番組は突然最終回を迎えました。
きっかけは、同年9月28日のことです。
この日、番組は2時間枠でスペシャルを放送する予定でした。内容は人気キャラクター「エキセントリック少年ボウイ」のCDに関連したもので、CD発売と連動した企画でした。
松本人志にとって「その日に放送しなければ意味がない」ものだったのです。
ところが、前日の土曜日にプロ野球・ヤクルトスワローズがセ・リーグ優勝までのマジックナンバー「1」となりました。
フジテレビは急遽、セ・リーグ優勝決定試合の中継放送に差し替え、「ごっつ〜」スペシャルの放送を翌週に変更したのです。
⚠️ ここで問題だったのが——その差し替えが、事前の連絡なしに行われたことです。
松本が差し替えを知ったのは当日昼過ぎでした。松本はフジテレビ編成局へ連絡し当初の予定通りの放送を要望しましたが、フジテレビ側は聞き入れずプロ野球中継を放送しました。
これに松本が激怒。
それ以前からスタッフの怠慢によるトラブルが度重なっていたこともあり、松本の不満が爆発しました。
その後、松本は浜田とともにフジテレビ系列の番組出演を次々ボイコット。ダウンタウンとフジテレビとの関係が悪化し、手打ちとして「ごっつええ感じ」の打ち切りが決定したのです。
🔍 今回の「酒のツマミになる話」終了と、28年前の「ごっつええ感じ」終了——この2つには、驚くべき共通点があります。
- 共通点その1:事前連絡なしの差し替え
どちらも、出演者に事前の連絡なく番組内容が変更されました。 - 共通点その2:当日の急な判断
どちらも、放送当日または直前に差し替えが決定されました。 - 共通点その3:松本人志が関係
「ごっつええ感じ」は松本人志がメインの番組、「酒のツマミになる話」は松本人志のコスプレが問題視されました。
そして最も重要な共通点——東野幸治が両方の事件の当事者だということです。
東野は「ごっつええ感じ」のレギュラー出演者でした。
28年前の事件を実際に経験しているからこそ、今回のラジオで「今フジテレビと吉本揉めてるから」と言わずにはいられなかったのでしょう。
「また同じことが起きている」——東野の発言には、そんな思いが込められていたのかもしれません。
🏢 フジテレビは吉本の筆頭株主なのになぜ?複雑な関係の裏側
ここまで読んで、こう思った人も多いのではないでしょうか。
「フジテレビと吉本興業って、そんなに揉めて大丈夫なの?」
実は、フジテレビと吉本興業の関係は、思っている以上に複雑です。
なぜなら——フジテレビは吉本興業の筆頭株主だからです。
💼 吉本興業は2009年に株式上場を廃止しました。その際、株主構成が一変し、フジ・メディア・ホールディングス(フジテレビの親会社)が約12.13%の株式を保有する筆頭株主となりました。
簡単に言えば、フジテレビは吉本興業に一番たくさんお金を出している会社なのです。約10社に1社以上の割合で出資しているイメージです。
他にも、電通、ソフトバンクの完全子会社、大成建設などが株主として名を連ねています。
つまり、吉本興業は大手メディア企業と深い関係にあるのです。
「じゃあ、なんで揉めるの?」と思いますよね。
⚡ 実は、そこが今回の問題の本質なのです。
資本関係では強く結びついているのに、現場レベルでは意思疎通がうまくいっていない——この矛盾が、今回の騒動を引き起こしました。
ある局員によると、「番組の人選は当然、番組側の専権だけど、会社(フジ)と関係の深い吉本には気を使わざるを得ない」とのこと。フジテレビは吉本興業に気を使いながら番組を作る必要があるのです。
それなのに、今回は上層部の判断で放送当日に内容を差し替えてしまった。
この判断が、吉本興業側との信頼関係を損ねる結果となりました。
28年前の「ごっつええ感じ」終了も、今回の「酒のツマミになる話」終了も、根本的な原因は同じです。
🔍 それは——フジテレビ上層部と現場、そして吉本興業との間のコミュニケーション不足。
株主として強く結びついているからこそ、お互いに「分かっているだろう」という甘えが生まれます。でも、実際には現場での細かな調整が必要です。
それができていなかったのです。
今後、フジテレビと吉本興業の関係はどうなるのでしょうか。
千鳥が出演する他の番組(「華大さんと千鳥くん」「テレビ千鳥」など)には、今のところ直接的な影響はないと見られています。
今回の降板は、あくまで「酒のツマミになる話」という番組とフジテレビの対応に対する大悟の個人的な決断だからです。
しかし、フジテレビは吉本興業の筆頭株主という立場上、今後の関係修復には相当な努力が必要でしょう。
28年前の「ごっつええ感じ」終了後も、ダウンタウンとフジテレビの関係修復には長い時間がかかりました。
東野幸治の「今フジテレビと吉本揉めてるから」という一言は、28年前と全く同じ過ちを繰り返したフジテレビへの、静かな警告だったのかもしれません。
📌 まとめ:東野幸治の発言が示した業界の深い問題
- 東野幸治の発言の真意: 28年前の「ごっつええ感じ」終了を経験した当事者だからこその警告
- 大悟が怒った本当の理由: 松本コスプレの禁止ではなく「放送当日に知らされた」手続きの問題
- 昨年との矛盾: 2024年は同じ企画が問題なく放送されたのに、2025年は突然NG
- 28年前との共通点: 事前連絡なし、当日の差し替え、松本人志が関係——全く同じパターン
- 複雑な資本関係: フジテレビは吉本の筆頭株主なのに現場レベルでコミュニケーション不足
フジテレビと吉本興業は、資本関係では強く結びついています。それなのに、現場レベルでは同じ過ちを28年ぶりに繰り返してしまいました。
大悟の「筋が通らない」という怒りは、社会人なら誰でも共感できるものです。
「やめろと言われれば従う。でも全部終わってから覆すのは筋が通らない」——この言葉に、今回の騒動の本質が凝縮されています。
あなたは、今回のフジテレビの対応についてどう思いますか?そして、東野幸治の「揉めてるから」という一言に込められた思いを、どう受け止めますか?
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 東野幸治はなぜ「フジテレビと吉本が揉めてる」と言ったのですか?
東野幸治は28年前の「ごっつええ感じ」終了を経験した当事者であり、今回の「酒のツマミになる話」終了が同じパターンで起きていることを指摘するために発言しました。2025年10月31日のラジオで、千鳥・大悟の降板と番組終了が発表された直後に暴露しました。
Q2. 千鳥・大悟が「酒のツマミになる話」を降板した本当の理由は何ですか?
大悟が怒った理由は、松本人志のコスプレが禁止されたことではなく、放送当日に差し替えを知らされたという手続きの問題です。昨年は同じ企画が問題なく放送されたのに、今年は当日になって「やっぱりダメ」と言われたことで、「筋が通らない」と感じて降板を申し出ました。
Q3. 28年前の「ごっつええ感じ」終了と今回の共通点は何ですか?
3つの驚くべき共通点があります。①事前連絡なしの差し替え、②放送当日または直前の急な判断、③松本人志が関係している点です。1997年は野球中継への差し替えでダウンタウンが激怒し番組終了、今回は松本コスプレの差し替えで千鳥が降板し番組終了となりました。
Q4. フジテレビは吉本興業の筆頭株主なのになぜ揉めるのですか?
フジテレビは吉本興業の約12.13%の株式を保有する筆頭株主ですが、資本関係では強く結びついているにもかかわらず、現場レベルでは意思疎通がうまくいっていません。株主として気を使う必要があるのに、上層部の判断で当日に番組を差し替えたことが信頼関係を損ねる結果となりました。