福岡県警で、信じられないようなニュースが飛び込んできました。
なんと、ストーカーやDV被害者を守るための部署のトップだった50代の男性幹部が、お酒の席で後輩にセクハラ行為をしていたというのです。
「人を守る立場の人が、なぜ…？」
「処分されたっていうけど、一体どんな人なの？」
「一番軽い処分らしいけど、それって許されるの？」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるべく、事件の真相から、あまり知られていない警察の階級や処分のウラ側まで、どこよりも分かりやすく解説していきます。
この記事でわかること
📝【何があった？】福岡県警50代警視のセクハラ事件、その衝撃の概要
まずは、事件の概要をサクッと確認しましょう。
2025年10月15日、福岡県警が50代の男性警視を「戒告（かいこく）」という懲戒処分にしていたことが明らかになりました。
デイリースポーツの報道によると、この警視は5月と7月の2回にわたって、お酒の席で後輩の職員にセクハラにあたる言動をしたとのことです。
処分が正式に決まったのは9月29日だったそうですが、今回ニュースになったことで世間に知られることになりました。
👤【誰？】処分された警視は警察署長クラス！階級と元「人身安全対策課長」の職務
「セクハラで処分された」と聞いても、その人がどれくらい偉い人なのかピンとこないですよね。
今回処分されたのは「警視」という階級の警察官です。
実はこの「警視」、ものすごく偉いポジションなんです。警察官の階級は全部で9つあるのですが、「警視」は上から5番目。
身近なところで例えるなら、大きな警察署の署長さんや、県警本部の課長さんクラス。Wikipediaの情報によると、警察官全体の中でも、ほんの一握りのエリート幹部だけがなれる役職です。
そして、さらに驚くべきは、彼が事件当時に就いていた役職です。その名は「人身安全対策課長」。
この課は、青森県警の公式サイトにもあるように、ストーカーやDV、児童虐待といった、まさに人の心と体を傷つける犯罪から市民を守るための専門部署。いわば、被害者保護の司令塔とも言える場所です。
そんな重要な部署のトップが、部下に対してセクハラをしていた…。これは、単なる不祥事では済まされない、深刻な問題だと言えます。
ちなみに、「なんで名前が出ないの？」と疑問に思った方もいるかもしれません。実は、警察官の不祥事では、事件の重大さなどによって名前が公表されるかどうかが変わり、統一された基準がないのが現状です。今回は公表されないケースだった、ということになります。
💬【どんな内容？】複数回にわたり…後輩職員へのセクハラ言動とは
一番気になるのは、「具体的にどんなセクハラをしたのか？」という点ですよね。
しかし、残念ながら報道では「セクハラに当たる言動」としか発表されておらず、詳しい内容は明らかにされていません。
分かっているのは、
- 1回目は5月16日の夜、福岡市博多区の居酒屋で
- 2回目は7月14日の夜にも別の行為が確認された
ということだけです。1回だけでなく、複数回にわたって執拗に行われた可能性が高いと考えられます。
🤔【なぜ？】DV・ストーカーから市民を守る立場で…事件の背景と皮肉な実態
「なぜ、そんな立場の人が…」誰もがそう思いますよね。
「人身安全対策課」という部署は、熊本県警の紹介ページにもある通り、被害者の安全を確保し、重大な事件に発展するのを防ぐのが仕事です。
つまり、他人の尊厳を踏みにじる行為を、誰よりも憎み、全力で戦うべき立場の人間だったわけです。
それなのに、お酒の席とはいえ、自らが部下の尊厳を傷つけるセクハラ行為に及んだ。これはあまりにも皮肉な話です。
明確な動機は不明ですが、市民を守るという強いプレッシャーや、幹部という立場のおごりが、お酒によって歪んだ形で現れてしまったのかもしれません。
⚖️【どうなった？】懲戒処分「戒告」は軽い？実はキャリアを揺るがす重い意味とは
今回、この警視に下されたのは「戒告（かいこく）」という懲戒処分でした。
懲戒処分には、重い順に
- 免職（クビ）
- 停職（一定期間、仕事も給料もストップ）
- 減給（お給料が減らされる）
- 戒告（口頭での厳重注意＋記録に残る）
の4種類があります。Wikipediaの解説を見ても、「戒告」は一番軽い処分なのがわかります。
「え、それだけ？軽すぎない？」そう感じた人も多いでしょう。
⚠️ しかし、実はこの「戒告」、
警察官にとってはキャリアを揺るがすほど重い意味を持っているんです。
一般的な会社員とは違い、警察のような組織では、懲戒処分の記録がその後のキャリアに大きく響きます。ある人事系の解説サイトによると、たとえ一番軽い戒告でも、一度記録がつけば、その後の昇進（出世）の道はほぼ絶たれてしまうと言われています。
つまり、お給料は減らないしクビにもならないけれど、「警察官としての将来は終わった」と宣告されるに等しい、非常に重いペナルティなのです。
📌 まとめ：事件から見える問題点
- 市民を守るべき部署のトップが、部下にセクハラ行為をしていた。
- 処分されたのは「警視」という警察署長クラスのエリート幹部だった。
- 処分は一番軽い「戒告」だが、警察官としての出世はほぼ絶望的になる重い意味を持つ。
被害者を守るべき立場の人間が起こした今回の事件は、福岡県警への信頼を大きく損なうものです。形だけの処分で終わらせず、組織全体で再発防止に本気で取り組んでほしいですね。
このニュースについて、あなたはどう思いましたか？
このニュースのQ&A
Q.福岡県警のセクハラ事件って何があったの？
A. 50代の男性警視が複数回にわたり後輩にセクハラ行為をし、戒告の懲戒処分を受けました。警視は当時、ストーカー被害者などを守る「人身安全対策課長」でした。
Q.処分された「警視」ってどれくらい偉いの？
A. 「警視」は警察署長クラスの幹部階級です。警察官全体でもごく一部のエリートで、被害者保護の専門部署のトップという重責を担っていました。
Q.セクハラの具体的な内容は？
A. 報道では「セクハラにあたる言動」とされており、具体的な内容は公表されていません。しかし、5月と7月の複数回にわたって行われたことが確認されています。
Q.「戒告」処分は軽い？どんな影響があるの？
A. 「戒告」は懲戒処分の中で一番軽いものですが、警察官にとっては将来の昇進（出世）がほぼ絶望的になる、キャリアを終えるに等しい重い意味を持つ処分です。
