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太宰府市長がM-1を前日辞退!なぜ?職員の不祥事で史上初の快挙が幻に

福岡県太宰府市の楠田大蔵市長(50)が、お笑い賞レース「M-1グランプリ2025」の3回戦出場を前日の11月3日に辞退しました。

理由は市職員による不祥事への対応。現役市長として政治家史上初の3回戦進出という快挙は、まさかの結末を迎えました。

 

 

市長と芸人が漫才ステージで笑顔で立つ様子を生成AIで作成したリアルなイメージ

市長と芸人が漫才ステージで笑顔で立つ様子を生成AIで作成したリアルなイメージ



 

 

⚡ 太宰府市長がM-1三回戦を前日辞退―職員の不祥事で緊急対応

福岡県太宰府市は11月3日、楠田大蔵市長が「M-1グランプリ2025」の3回戦出場を辞退すると発表しました。

3回戦は翌日の11月4日に東京で開催予定でした。

 

まさに前日の緊急辞退。一体何が起きたのでしょうか?

 

 

 

 

楠田市長はお笑いタレントの高田課長さんと「市長課長」というコンビを組み、1回戦・2回戦を突破していました。

TNCテレビ西日本の報道によると、楠田市長は3日の取材に対してこうコメントしています。

 

「もちろん残念な思いはあるけれども、いろいろ求められる役割がある中で、優先順位は決めざるを得ない」

相方の高田課長さんには「冷静に受け止めていただいて『分かりました』と」言われたそうです。

政治家として史上初の3回戦進出という快挙が、前日に幻となりました。

 

では、なぜ楠田市長は前日という急なタイミングで辞退を決めたのでしょうか?

 

 

🚨 辞退の理由は職員の自転車飲酒運転―詳細と市の対応

辞退の理由は、市職員による不祥事でした。

太宰府市の発表によると、11月2日午前3時半ごろ、市の防災を担当する部署に勤める30代の男性職員が、市内で自転車を飲酒運転した疑いで警察に摘発されました。

 

職員から市への報告があったのは11月3日。その日のうちに、楠田市長は辞退を決断しました。

 

 

 

 

💡 知っていますか?

「え、自転車の飲酒運転?」と思った方もいるかもしれません。実は自転車も「車両」なので、飲酒運転は道路交通法違反です。

お酒を飲んで自転車に乗ると、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

太宰府市は「現在事実確認を行っております。今後の処分などを含め慎重に判断し、詳細が判明次第速やかにご報告する予定です」としています。

楠田市長は自身のFacebookで、「市長として先頭に立って綱紀粛正、信頼回復、再発防止などに努めてまいります」とコメントしました。

 

SNS上では「職員の公務外の不祥事で市長が辞退する必要あるの?」という意見も見られましたが、楠田市長は市のトップとしての責任を優先した形です。

つまり、職員の不祥事への対応を最優先するため、M-1出場を前日に辞退したということですね。

 

では、そもそも楠田市長とはどんな人物なのでしょうか?

 

 

👤 楠田大蔵市長とは?東大卒・元国会議員の異色キャリア

楠田大蔵市長は、1975年生まれの50歳。

Wikipediaによると、その経歴はかなり異色です。

 

 

 

 

福岡県筑紫野市で生まれ、久留米大学附設中学・高校を卒業後、東京大学法学部に進学しました。

大学卒業後は三井住友銀行に入行。その後、国家公務員試験に合格し、27歳で羽田孜元首相の秘書になりました。

 

2003年、28歳で衆議院議員に初当選。国会議員を3期務め、防衛関係の政府の仕事(防衛大臣政務官)も経験しました。

そして2018年、太宰府市長に当選。現在2期目を務めています。

 

🔥 実は政治家一家


楠田市長の父親も元筑紫野市長。政治家一家に生まれ育ったんですね。

ただし、楠田市長は12月14日投開票の次の市長選には出馬しないことを表明しています。

「大のお笑い好き」という楠田市長。東大卒で元国会議員という華麗な経歴を持つ50歳が、なぜお笑い賞レースに挑戦したのでしょうか?

 

その前に、市長が2回戦を突破したことが「どれだけすごいのか」を見ていきましょう。

 

 

📊 2回戦突破はどれだけすごい?素人1000組中3~6組だけの快挙

「市長が2回戦突破」と聞いても、ピンと来ない方も多いかもしれません。

実は、これはものすごい快挙なんです。

 

 

 

 

M-1グランプリのデータ分析によると、アマチュア(素人)が1回戦と2回戦の両方を突破する確率は、なんと0.3~0.6%

つまり、1000組エントリーして、3~6組しか通過できないということです。

 

📌 もっと分かりやすく言うと…

学校のクラス30人全員が挑戦しても、1人も2回戦を突破できない計算になります。

ちなみにプロの芸人でも、2回戦の突破率は25~30%程度。4組に3組は落ちるんです。

M-1グランプリ2025のエントリー総数は1万組超。そこから3回戦に進めるのは約300組まで絞り込まれます。

 

3回戦からは、プロの芸人同士が本気でぶつかり合う世界。

しかも、政治家として3回戦に進出したのは史上初でした。

 

つまり、楠田市長と相方の高田課長さんは、素人としては異例のレベルまで到達していたということですね。

では、その相方の高田課長さんとは、どんな人物なのでしょうか?

 

 

🎭 相方の高田課長とは?太宰府出身のローカルタレント

「市長課長」のコンビ名、実は「次長課長」というお笑いコンビへのオマージュなんです。

相方の高田課長さんは、本名を高田博文といい、1968年生まれの57歳。

 

 

 

 

楠田市長と同じく、福岡県太宰府市の出身です。

吉本興業福岡支社(福岡吉本)に所属するプロのお笑いタレント。旧芸名は「たかが高田」でした。

 

テレビ西日本の「ももち浜ストア」など、福岡のローカル番組を中心に活動しています。

そして、太宰府市の応援大使も務めているんです。

 

つまり、地元を愛するプロ芸人と現役市長が組んだ、地域密着型のコンビだったわけですね。

コンビ結成は2025年7月1日。約3か月という短期間で、素人の市長をここまで引っ張ってきた高田課長さんの実力も相当なものです。

 

では、なぜこの2人はM-1に挑戦することになったのでしょうか?

 

 

🎯 M-1挑戦の背景―「まちおこしのラストスパート」として

楠田市長がM-1に挑戦した理由は、「まちおこし」でした。

TNCテレビ西日本の取材によると、楠田市長は今年8月、高田課長さんとのM-1出場を発表しました。

 

 

 

 

「高田課長に引っ張ってもらいながら私もチャレンジしようという気持ちになった」

次の市長選に出馬しないことを6月に表明していた楠田市長。残り任期を「まちおこしのラストスパート」に充てたかったそうです。

狙いは太宰府市の知名度アップ。元々、大のお笑い好きだった楠田市長にとって、M-1は最適な挑戦だったのかもしれません。

 

実は、ネタの練習方法もユニークでした。

高田課長さんが大会前の取材で明かしたところによると、練習回数は70~80回

 

🌙 練習場所が衝撃!


「大宰府政庁跡で夜、蚊に刺されながらやってます」



なぜ夜の公園で?
「だってほら、市長室とか市役所の建物の中は使えないんで。これはもうプライベートでやることなんで」

市長の公務ではなく、あくまでプライベートな挑戦。だから夜の公園で、蚊に刺されながら練習していたんですね。

ネタの内容も工夫されていました。

 

1回戦では、太宰府名物の「梅ヶ枝餅」を使ったやり取りが話題に。

 

「有権者の皆さま~」
「選挙じゃないんだから!」



「市長と結婚していいことあるの?」
「朝、昼、晩『梅ヶ枝餅』!」

太宰府の良さや課題に加え、政治風刺や自虐ネタも織り交ぜた内容だったそうです。

つまり、楠田市長のM-1挑戦は、地域PRと本気のお笑いへの情熱が組み合わさった、異例のプロジェクトだったということですね。

 

では、この挑戦に対して、世間はどう反応したのでしょうか?

 

 

💬 世間の反応―賛否両論も「センスいい」の声多数

楠田市長のM-1挑戦と前日辞退には、さまざまな反応がありました。

SNS上では、好意的な意見が多数を占めています。

 

 

 

 

  • ✅ 「コンビ名『市長課長』はセンスいい」
  • ✅ 「まちおこしも兼ねてるとは面白い挑戦」
  • ✅ 「どんなネタを披露してくれるのか楽しみ」

辞退を受けて、「公務を最優先する姿勢、素晴らしい判断」という称賛の声も見られました。

ニフティニュースの報道でも、「まちおこしや地域PRの新しい形として定着していくかもしれない」と評価されています。

 

一方で、批判的な意見も一部ありました。

 

  • ⚠️ 「本末転倒。市長が単に広告塔でいいはずがない」
  • ⚠️ 「職員の公務外の不祥事まで市長が面倒見る必要ない」

また、X(旧Twitter)では「次長課長」との比較ネタも話題に。

「次長課長よりも位は上となw」
「市長が芸人よりおもろいことしてて笑う」

 

🔥 期待の声も多数


「来年も出てほしい。そしたら職員の不祥事も減ると思う」
「幻の3回戦ネタを見てみたいw」

つまり、批判もありましたが、全体としては新しい取り組みとして評価する声が多かったということですね。

楠田市長は12月31日で退任予定。残りの任期を「事実関係を明らかにして頑張りたい」と語っています。

 

 


 

📝 この記事のポイント

  • 福岡県太宰府市の楠田大蔵市長(50)が、M-1グランプリ3回戦を前日辞退
  • 理由は市職員の自転車飲酒運転への対応(11月2日午前3時半に摘発)
  • 楠田市長は東大卒・元国会議員という異色の経歴を持つ
  • 素人で2回戦突破は1000組中3~6組だけの超難関(プロでも2回戦突破率25~30%)
  • 相方の高田課長は太宰府市出身のプロ芸人で市の応援大使
  • M-1挑戦の目的は「まちおこしのラストスパート」(次の市長選には不出馬)
  • ネタ練習は夜の公園で70~80回(市長室は使用不可)
  • 世間の反応は賛否両論も、好意的な意見が多数

 

現役市長として政治家史上初の3回戦進出という快挙は、職員の不祥事により幻となりました。

しかし、素人で2回戦を突破した実力と、まちおこしへの本気の取り組みは、多くの人々に驚きと感動を与えました。

 

楠田市長の挑戦は、地域PRの新しい形として注目を集めています。

来年のM-1に再挑戦するのか、それとも新たな道を歩むのか―今後の動向に注目が集まります。

 

 


 

❓ よくある質問(FAQ)

Q1: 太宰府市長がM-1を辞退した理由は?

11月2日午前3時半に市職員が自転車の飲酒運転で警察に摘発されたため、市のトップとしてその対応を最優先するために前日の11月3日に辞退を決断しました。

Q2: 楠田大蔵市長はどんな経歴の持ち主?

1975年生まれの50歳。東京大学法学部卒業後、三井住友銀行を経て衆議院議員を3期務め、防衛大臣政務官も経験。2018年から太宰府市長2期目を務めています。

Q3: 素人で2回戦突破はどのくらいすごいの?

アマチュアの1・2回戦突破率は0.3~0.6%で、1000組中3~6組しか通過できない超難関です。プロの芸人でも2回戦突破率は25~30%程度です。

Q4: 相方の高田課長とはどんな人?

1968年生まれの57歳で、太宰府市出身のプロお笑いタレント。吉本興業福岡支社所属で、テレビ西日本「ももち浜ストア」などに出演。太宰府市の応援大使も務めています。

Q5: なぜ市長がM-1に挑戦したの?

次期市長選への不出馬を表明後、残り任期の「まちおこしのラストスパート」として太宰府市の知名度アップを狙いました。元々大のお笑い好きだったことも理由の一つです。

Q6: ネタの練習はどこでしていた?

市長室は使用できないため、プライベートとして夜の大宰府政庁跡で70~80回練習していました。蚊に刺されながらの本気の取り組みでした。

Q7: 世間の反応は?

SNS上では「コンビ名『市長課長』はセンスいい」「まちおこしの新しい形」など好意的な意見が多数。一部批判もありましたが、全体としては評価する声が多かったです。

Q8: 来年も出場する可能性は?

楠田市長は12月31日で退任予定のため、来年の出場については不明です。ただし「来年も出てほしい」という期待の声は多く寄せられています。

 

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