📖 この記事でわかること
💰 2時間で19,000円。月額会員なら最大39万円。
2025年12月15日、東京・赤坂にある超高級サウナで火災が発生し、30代の男女2人が亡くなりました。
「完全プライベート空間」を売りにした会員制サウナで、いったい何が起きたのでしょうか。
現場に残された「こぶし大の焼け跡」が、火災の原因を解き明かすカギになるかもしれません。
この記事では、火災が起きた店舗の詳細、事故の経緯、そして注目されている出火原因の可能性までを詳しく解説します。

火事があったのは赤坂の高級個室サウナ「サウナタイガー」
🔥 結論:火事が起きたのは、東京都港区赤坂6丁目にある高級個室サウナ「SAUNATIGER(サウナタイガー)」の3階です。
5階建てビルの3階フロアで出火しました。
FNNプライムオンラインによると、このサウナは「完全個室のプライベートサウナ」として知られる高級店。
⚡ 実は、ビジター料金でも2時間19,000円、月額会員になると最大39万円という超高級会員制サウナだったのです。
39万円といえば、新卒の初任給の約2倍。
それだけのお金を払ってでも通いたいという富裕層向けの「隠れ家サウナ」でした。
住所は港区赤坂6-9-13。
東京メトロ千代田線「赤坂駅」から徒歩圏内の場所にあります。
周辺はビルや住宅が密集するエリアで、昼時のサイレンと煙に近隣住民からは驚きの声が上がりました。
では、この火災で何が起きたのか、詳しく見ていきましょう。
火災の経緯と30代男女2人の死亡
⏰ 時系列:12月15日昼12時30分頃に火災発生 → 約1時間半後に30代男女2人の死亡確認
「建物の3階で非常ベルが鳴っている」と119番通報がありました。
消防車など22台が現場に駆けつけ、火は約1時間15分後に消し止められました。
警視庁の発表によると、2人はサウナ室の入口付近で「裸の状態で折り重なるように倒れていた」とのこと。
肩や背中などにやけどを負っていたことも確認されています。
2人は午前11時から午後1時までの2時間プラン(19,000円)を予約していたそうです。
入口付近で倒れていたということは、異変に気づいて逃げようとしていた可能性も考えられます。
では、なぜこの火災は起きたのか。
現場には気になる痕跡が残されていました。
「こぶし大の焼け跡」が座席に複数…出火原因の可能性
🔍 現状:出火原因は調査中。木製座席に「こぶし大の焼け跡」が複数あり、スマホのバッテリー発火の可能性を専門家が指摘しています。
TBS NEWS DIGの独自取材によると、店の関係者は「木製のサウナの座席部分に、こぶし大の焼け跡が数か所あった」と証言。
さらにNHKの報道では、個室の内側の壁が焼けたほか、タオルも燃えていたことが明らかになりました。
専門家が注目しているのが、スマホやモバイルバッテリーの発火の可能性です。
元東京消防庁の田中章氏は「サウナ室は高温多湿で、リチウムイオンバッテリーにはあまり良くない環境」と指摘。
📱 実は、このサウナはスマホの持ち込みを"売り"にしていたのです。
公式サイトには「多忙なビジネスマンでもスマートフォンを持込み、外気浴をしながらお仕事の連絡・調整等も可能です」と書かれていました。
90度を超えるサウナ室にスマホを持ち込めば、バッテリーが発火するリスクがあることは、後ほど詳しく説明します。
ただし、現時点で出火原因は特定されていません。
サウナ設備自体の不具合など、他の可能性も含めて捜査が進められています。
そもそも、なぜこの店はスマホ持ち込みを許可していたのでしょうか。
サウナタイガーとは?月額39万円の会員制・ジローラモ氏監修
🏢 概要:2022年8月オープンの超高級会員制サウナ。ジローラモ氏が監修、月額最大39万円の会員プランあり。
公式プレスリリースによると、実はあのファッションモデル・パンツェッタ・ジローラモ氏がゼネラルマネージャー(GM)として監修していました。
💴 料金体系
- ビジター:2時間19,000円
- ゴールド会員:月額19万円
- プラチナ会員:月額29万円
- ダイヤモンド会員:月額39万円
77名限定の会員制で、「芸能人や著名人、ビジネスエリート向け」をコンセプトにしていました。
全室完全個室で、各部屋にサウナ室・水風呂・シャワー・冷蔵庫を完備。
タトゥーがある人も利用可能で、カップルや友人同士での利用もOK。
1階のラウンジでは食事や飲み物(アルコール含む)が食べ飲み放題という、まさに「至れり尽くせり」のサービスでした。
運営会社はSAUNA&Co株式会社(代表取締役:栗原修氏)。
2021年7月設立の会社です。
「サウナで日本を元気にする」という理念を掲げ、「厳しいビジネス界で孤独に戦う人々の癒しの場所」を目指していたといいます。
では、サウナにスマホを持ち込むことは、本当に危険なのでしょうか。
サウナにスマホ持ち込みは危険?リチウムイオン電池の温度限界
⚠️ 結論:リチウムイオン電池は45度以上で発火リスクが高まります。90度超のサウナ室は極めて危険な環境です。
サウナ室の温度は一般的に80〜100度。
今回の店舗も90度を超える設定だったと見られています。
🔋 実は、リチウムイオン電池の許容温度は意外と低いのです。
🌡️ リチウムイオン電池の許容温度
- 充電時:0〜40度
- 放電時:−20〜60度
つまり、45度を超える環境では「危険」というのが専門家の共通認識。
90度超のサウナ室は、バッテリーにとって想定外の過酷な環境なのです。
Yahoo!ニュースのコメント欄では「45度以上の高温環境に置かないようにと言われているのに、サウナに持ち込み可能としていたのは驚き」という声も。
また、完全個室という特性上、異常が起きても外から気づきにくいという問題点も指摘されています。
一般的なサウナ施設では、他の利用者やスタッフの目があります。
しかし完全個室では、緊急事態の発見が遅れるリスクがあるのです。
さらに、狭い個室で発火が起きると、煙が充満して一酸化炭素中毒を引き起こす可能性も。
一酸化炭素は無味無臭のため、気づかないうちに意識を失ってしまうことがあります。
この事故を受け、運営会社はどのような対応をしているのでしょうか。
運営会社のコメントと今後の捜査
📢 最新状況:運営会社は営業停止と謝罪を発表。警視庁は店側の安全管理も含めて捜査中です。
運営会社SAUNA&Coは、火災当日に営業停止を発表し、謝罪コメントを出しました。
「このような事態が発生し、尊い命が失われる結果となりましたことを重く受け止め、深くお詫び申し上げます。関係機関と連携し、原因究明と再発防止に全力で取り組んでまいります」
すでに予約していた利用客には、順次返金対応を行うとしています。
警視庁は12月16日に現場検証を実施。
出火原因の特定とともに、店側の安全管理体制についても捜査を進めています。
元特捜部主任検事の前田恒彦氏は「今後、業務上過失致死の容疑で店側に対する捜査が行われる事案」とコメント。
発火原因がサウナ設備の不具合だった場合と、利用客が持ち込んだスマホやモバイルバッテリーだった場合とでは、捜査の焦点が変わってくると指摘しています。
近年、コロナ禍を経て「密を避けられる」として個室サウナが急増しています。
今回の事故は、拡大するサウナ市場において「安全管理体制」と「緊急時の対応策」が問われる重大なケースとなりそうです。
まとめ
📝 この記事のポイント
- 火災が起きたのは港区赤坂の高級個室サウナ「SAUNATIGER(サウナタイガー)」
- 30代の男女2人が死亡、2人はサウナ室入口付近で倒れていた
- 座席に「こぶし大の焼け跡」が複数あり、スマホ等のバッテリー発火の可能性も
- この店はスマホ持ち込みを売りにしており、リチウムイオン電池の温度限界を超える環境だった
- 運営会社は営業停止と謝罪を発表、警視庁が原因究明と安全管理を捜査中
サウナ愛好家の方は、ご自身が利用する施設のスマホ持ち込みルールを改めて確認してみてください。
高温環境でのスマホやモバイルバッテリーの使用には、十分な注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 赤坂のサウナ火事はどこで起きた?
東京都港区赤坂6丁目にある高級個室サウナ「SAUNATIGER(サウナタイガー)」で発生しました。5階建てビルの3階フロアが現場です。
Q. サウナタイガーの火災で何人が亡くなった?
30代の男女2人が死亡しました。2人はサウナ室の入口付近で裸の状態で倒れており、肩や背中にやけどを負っていました。
Q. サウナ火災の原因は何?
出火原因は現在も調査中です。座席に「こぶし大の焼け跡」が複数見つかっており、スマホやモバイルバッテリーのリチウムイオン電池が発火した可能性が指摘されています。
Q. サウナタイガーの料金はいくら?
ビジター料金は2時間19,000円です。会員プランはゴールド月額19万円、プラチナ月額29万円、ダイヤモンド月額39万円となっていました。
Q. サウナにスマホを持ち込むのは危険?
リチウムイオン電池は45度以上の環境で発火リスクが高まります。90度を超えるサウナ室への持ち込みは極めて危険とされています。
参考文献
- TBS NEWS DIG - 赤坂・個室サウナ火事 独自取材
- FNNプライムオンライン - SAUNATIGER火災報道
- @Press - SAUNATIGER公式プレスリリース
- SAUNATIGER公式サイト